「働きながら転職活動」と「辞めてから転職活動」はどっちがいい?経験者500人アンケート調査

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仕事内容や職場環境にうんざりして「あ~、今すぐにでも仕事を辞めて転職したい!」と思ったことはありませんか。

けれど、実際「仕事を辞めてから転職活動する」となると、収入面での不安がありますよね。

一方、「働きながらの転職活動」は収入面での不安はないものの、有休を使いながら転職活動をする必要があるなど、やりづらさを感じる人も。

どちらにもメリットとデメリットがあり、「働きながらと辞めてから、どっちの転職活動がいいの?」と悩んでしまいます。

そこで今回は、経験者500人に『働きながら転職活動』と『辞めてから転職活動』はどちらがいいのかを、ズバリ尋ねてみました。

【調査概要】

  • 調査対象:転職経験のある男女
  • 調査日:2021年2月1日~2日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:500人(女性328人/男性172人)

属性

「働きながら転職活動」と「辞めてから転職活動」はほぼ半々

「あなたは働きながら転職活動をしましたか?辞めてから転職活動をしましたか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

転職活動は働きながら?辞めてから?

働きながら転職活動をした人が51.4%、辞めてから転職活動をした人が48.6%で、ほぼ半分ずつという結果でした。

「働きながら転職活動した方がいい」が74.2%

次に、「自分の経験上、働きながら転職活動したほうがいいと思うか、辞めてから転職した方がいいと思うか?」と聞いたところ、結果は以下のようになりました。

働きながらと辞めてからどちらがいい?

「働きながら転職活動したほうがいい」と答えた人が74.2%で、「辞めてから転職活動したほうがいい」の25.8%を大幅に上回りました。

なぜそのように思うのか、理由を聞いてみました。

働きながら転職活動した方がいい理由1位は「金銭面の安心感がある」

「働きながら転職活動したほうがいい」と回答した371人に、なぜそう思うのか聞いてみました。

働きながら転職活動した方がいい理由

1位は「金銭面の安心感がある(228人)」で、2位「精神的な余裕をもてる(48人)」に4倍以上の差をつけました。

以下、3位「キャリアにブランクができない(43人)」、4位「転職失敗時のリスクを回避できる(42人)」5位「モチベーションを保てる(25人)」と続きます。

6位以下では「無職になると、社会保険の手続きが面倒(12人)」という回答もありました。

では、それぞれの理由について具体的な回答を紹介します。

1位 金銭面の安心感がある

  • 一度辞めてしまうと、失業手当は出るが、やはり収入が大幅に減ってしまうから(20代女性)
  • 退職後約1年、仕事が見つかりませんでした。貯金も減っていき、かなり追い詰められた記憶があるので、働きながらの転職をおすすめします(30代男性)
  • 完全に収入がなくなった状態だと気持ち的にも余裕がなくなって、冷静に判断することができなくなるから(40代女性)

圧倒的な差で1位になったのは、「金銭面の安心感がある(228人)」でした。

退職して収入が途絶えたり大幅に減ったりすると、転職活動が長引くほど生活が苦しくなってしまいます。

安定した生活を送りながら転職活動をするために、「働きながら転職活動したほうがいい」と答えた人が多くなりました。

2位 精神的な余裕をもてる

  • 仕事をしていない状態で転職活動すると気ばかりが焦り、良い就職先を見抜けない(20代男性)
  • 焦って新しい仕事を探す必要性がなくなり、落ち着いて新しい会社を探せるため(30代男性)

2位は「精神的な余裕をもてる(48人)」でした。

精神的な余裕をもてるのは、1位の「金銭面での安心感がある」ことが大きく関係しています。

辞めてから転職活動した人からは、「焦って妥協してしまい、後悔している」という回答も多く寄せられました。

収入があれば「早く次を探さなくては」と焦らなくてよいので、納得いくまで仕事探しができます。

3位 キャリアにブランクができない

  • 辞めてからだと前職との間にブランクが発生するので、イメージダウンにつながります(30代女性)
  • 働きながら転職活動する方がスキルを落とさずいられるため(40代男性)

「キャリアにブランクができない(43人)」が3位に入りました。

「仕事の感覚やスキルを落とさずにいられる」という意見のほか、「ブランクないほうが、面接で有利だと思う」という意見も多数。

「前職を辞めてから転職活動をした場合、面接で辞めた理由を聞かれた際に答えづらい」という回答も複数寄せられました。

4位 転職失敗時のリスクを回避できる

  • 転職先がすぐに見つからなかった時のため(30代男性)
  • 社会情勢により環境が激変することもあり、転職活動を一旦ストップする選択肢を残しておいた方がいいと思うから(40代男性)

4位は「転職失敗時のリスクを回避できる(42人)」となりました。

なかなか内定がもらえないとき、狙っていた企業に落ちてしまったとき、また経済が急激に悪化したときなどに、「ひとまず転職活動を辞めて、元の会社に留まる」という選択肢があると安心です。

5位 モチベーションを保てる

  • 退職後に期間を空けると、働く意欲や自信がだんだん失われていく(30代女性)
  • 期限を決めて行動する事により、ポジティブになれるからです(40代男性)

5位になったのは「モチベーションを保てる」でした。

退職してしまうと生活リズムが崩れたり気が緩んだりして、働く意欲そのものがなくなってしまう可能性もあります。

「働く意欲や転職へのモチベーションを保つために、働きながら転職する方がいい」という意見が寄せられました。

辞めてから転職活動した方がいい理由1位は「転職活動に十分な時間を割ける」

「辞めてから転職活動した方がいい」と答えた129人にも、なぜそう思うのか聞いてみました。

辞めてから転職活動した方がいい理由

2位以下に大差をつけて1位になったのは、「転職活動に十分な時間を割ける(90人)」でした。

以下、「採用されたすぐに働ける(13人)」「職場を離れてスッキリできる(12人)」が続きます。

ランクインした回答について、詳しく紹介します。

1位 転職活動に十分な時間を割ける

  • 好きな時間に面接を入れることができるから(20代女性)
  • スキルアップの為の時間が必要だから(30代男性)
  • 辞めて自分の時間をしっかり持って、じっくり検討して納得いく転職活動ができました(40代男性)

断トツで1位になったのは、「転職活動に十分な時間を割ける」でした。

働きながらだと、情報収集やスキルアップにかける時間が限られますし、何より面接の日程調整が大変になります。

腰を据えて転職活動したいなら、退職してからのほうが時間に余裕ができます。

「働きながら転職」「辞めてから転職」のどちらも経験した人からは「辞めてからの方が時間をもてるので、やりたかったことと向き合えて、次の転職の行く先もしっかりしたものになる」との回答が寄せられました。

2位 採用されたらすぐ働ける

  • 働きながらだと「いつ頃辞められるのか?確実に辞められるのか?」を擦り合わせていくのが大変(20代女性)
  • 採用側からの「できるだけ早く勤務開始を」という希望に、スグに対応できたことがとても大きかったと感じます(50代女性)

2位は「採用されたらすぐに働ける」でした。

働きながらの転職活動だと、退社日と入社日の調整に気を使いますが、退職していれば、いつからでも働けます。

「急募」で求人を出している企業に応募する場合には、有利に働くこともありそうです。

3位 職場を離れてスッキリできる

  • 退職後は、清々しい気持ちで、落ち着いて転職活動ができました(30代女性)
  • 転職をしたい場合は、現職が嫌になっている場合が多いので、気持ちをリセットした方が良い(40代女性)

3位は「職場を離れてスッキリできる(12人)」でした。

忙しい中で時間に追われながら転職活動するより、一旦心をリセットしたほうがいいという意見です。

「今の職場が嫌」だと考えている人は、心も身体も疲弊して判断力が落ちている可能性もあるので、リセットすると、ものの見え方が変わってくるかもしれませんね。

4位 失業手当がもらえる

  • 失業手当が出るという心のゆとりもあって、転職活動に専念できて良かった(30代女性)
  • 職業訓練を受ければ、その間継続して失業保険を貰える方法もあるから(40代男性)

「失業手当がもらえる」が10人で4位になりました。

生活を維持するのに十分な額の失業手当が出るのであれば、退職してもゆとりをもって転職活動にのぞめますね。

実は、「働きながら転職活動したほうがいい」と答えた人の中にも、「貯蓄があったり、失業手当などがちゃんと出るなら、退職してから転職活動したほうがいいと思う」と答えた人たちが多数いました。

5位 転職活動以外に自由な時間をもてる

  • 無職期間は人生でなかなかないので、ゆっくりできる時間を一ヶ月くらいとりたいから(30代女性)
  • 旅行をしたり、ゆったりとした時間が持てた(50代女性)

「転職活動以外に自由な時間をもてる」が5位に入りました。

これまでバリバリ働いてきた人にとっては、「仕事をしなくてもいい時間」は贅沢なものなのかもしれません。

同率5位 前の職場に迷惑がかからない

  • 働きながらだと面接の度に早退や休みをもらう必要があり、その時やっている仕事への影響がでるため(30代女性)
  • 辞めることを前提に仕事をするのは自分自身もやりにくいですし、退職を考えている職場にも失礼だと思うから(50代男性)

「前の職場に迷惑がかからない」が同率5位となりました。

「転職活動のために休みをとると、今の仕事に影響が出る」「急に退職することになると、十分に引継ぎできず、迷惑をかけてしまう」という意見が寄せられました。

退職していれば、気兼ねなく面接や転職イベントに参加できます。

転職活動では転職サイトの利用が1位

「どのような方法で転職活動をしたか」を尋ねたところ、結果は以下のようになりました。

転職活動方法

転職サイトの利用が最も多く、僅差でハローワークが続きます。

どちらも、転職を考えはじめたらまず思いつく、メジャーな方法ですよね。

次に、「求人情報誌・新聞広告などの紙媒体」「転職エージェント」「知人の紹介・コネの利用」「派遣会社への登録」と続きます。

また、「働きながら転職活動した人」と「辞めてから転職活動した人」に分けて見てみると、利用した方法に違いがあったのでご紹介しますね。

働きながらの転職活動方法

働きながら転職した人では、「転職エージェント」が3位に入りました。

転職エージェントは「求人検索」や「面接の日程調整」「入社日の交渉」を代行してくれるので、働きながらの転職活動でもスムーズにすすめられます。

そのため、働きながら転職活動する人に利用されているんですね。

辞めてからの転職活動方法

一方、辞めてから転職活動した人では、1位が「ハローワーク」となりました。

ハローワークで「失業手当をもらいつつ、仕事探しをする」人が多いのだろうと想像できます。

まとめ

転職活動を経験した人に「働きながら転職活動したほうがいいと思うか、辞めてから転職した方がいいと思うか」と聞いたところ、「働きながら転職活動したほうがいい」という人が74.2%で多数となりました。

働きながら転職活動したほうがいい主な理由は、「金銭的な心配がない」こと。

経済的な不安があると、焦って妥協して転職先を決めてしまい、後悔する原因になるからです。

経済的な余裕があるなら、「辞めてから転職活動したほうが、集中できていい」と考える人も多くいました。

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