派遣薬剤師ってどうなの?口コミからわかったメリット・デメリット・おすすめな人

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  • 今よりもう少し稼ぎたい
  • もっと自由に働きたい
  • 子育てしながら無理なく働きたい

そんな思いから、派遣薬剤師に興味がある人もいることでしょう。

一方で、「派遣だと投薬ばかりなの?」「時給はどれくらいもらえるの?」「残業はないの?」など、気になることも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に派遣薬剤師として働いた経験がある方に口コミ調査を実施。

派遣薬剤師のリアルな実情やメリット・デメリットについて聞いてみました。

「派遣薬剤師として働いてみたいけど、どうしよう…」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

派遣薬剤師を選んだ理由

まずは、なぜ正社員ではなく「派遣薬剤師」を選んだのか、その理由を聞いてみました。

  • 仕事をやめてから、少しゆっくりした時間が欲しいと思い、時間に融通のきく派遣薬剤師を選んだ。時給が良いのも魅力的だった(30代 女性)

  • 毎日働くことに疲れ、一時的にお休みをもらって、なおかつ給与を稼ごうと思った(30代 女性)

  • 自由な時間がほしかった(30代 男性)

  • 収入を増やすため、本職が休みの年末年始に短期で働けるところを探していた(30代 女性)

  • 毎年1ヶ月の長期旅行が趣味のため、派遣薬剤師を選んだ。正社員だと、有給を使用しても最大10日ほどしか休みは取れないが、派遣だと契約期間に合わせて長期の休みがとれ、自分のライフスタイルに合っている(30代 女性)

派遣薬剤師を選んだ理由は、大きく分けると以下の3つであることがわかります。

  1. 働き方や時間に融通がきくから
  2. 正社員の働き方に疲れたので、ゆっくり働きたかったから
  3. 時給が高いから

時間の拘束があり、休みが取りにくい正社員に対し、働き方の自由度が高い点に派遣薬剤師の魅力を感じているようです。

「もっとゆったり働きたい」「プライベートを優先させたい」と考え、派遣薬剤師にシフトしたり、一時的に派遣薬剤師として働いたりしている方が多くいました。

また、派遣薬剤師の時給の高さに魅力を感じている人も多数いました。

時給の高い派遣薬剤師なら、短時間勤務や単発勤務でも稼げるため、「少しのんびりしたいけど、生活はしなければならない」という人にとって、都合のよい雇用形態と言えそうです。

派遣薬剤師のメリット3つ

実際に派遣薬剤師と働いた結果、どんなことをメリットと感じたかを聞いたところ、以下の結果が得られました。

  • 残業がない
  • 時給が高い
  • 働く条件を自分で選べる

【メリット1】残業がない

  • 残業がなく定時で帰れる。残業がある日もあったが、残業代が正社員より高くつくため、定時に帰らせてくれることがほとんど(30代 女性)
  • 基本的に残業がないので仕事後の予定を組みやすい(30代 女性)

残業がない、または残業があった場合でもきちんと報酬が支払われる点を、派遣薬剤師のメリットにあげる人が多くいました。

派遣は、契約時に就業時間を決めるため、基本的に残業は発生しないからです。

また、派遣は時給が高く、法定時間を超えた残業はさらに25%増になることから、「高い賃金を払ってまで残業はさせたくない」という雇用者側の本音もあるようです。

定時で帰れるため、家庭生活や子育てとの両立もできますし、プライベートを充実させることも可能です。

派遣薬剤師は、ワークライフバランスを取りやすい雇用形態と言えますね。

また、たとえ残業になる場合でも、働いたぶんの時給はきっちり支払われ、サービス残業がない点も派遣薬剤師のメリットです。

【メリット2】時給が高い

  • フルタイムで一日働けばそれなりの給与があるため、育児と仕事を両立できる(30代 女性)
  • 正社員の時より労働時間が少ないのに、給与はあまり変わらなかった(20代 女性)
  • 時給に換算すると割が良い(30代 女性)

時給が高いことを派遣薬剤師のメリットとしてあげる人も多くいました。

下記は、薬剤師に特化した派遣会社の東京都における平均時給です。

薬剤師派遣の平均時給

(※東京都の新着求人、上位50件から算出)

3,000円前後が相場となっていますね。

一方、バイト情報誌タウンワークによると、東京都におけるパート・アルバイト薬剤師の平均時給は2,100円となっています。

派遣薬剤師は、パートやアルバイトとして働くよりも時給にして実に900円も高いことがわかります。

【メリット3】働く条件を自分で選べる

  • 時間の融通がきくので、自分の希望通りにシフトを組める(30代 女性)
  • 条件を細かく設定できる(雇用期間、居住場所を用意してもらえるなど)(20代 男性)
  • 期間限定で働ける(40代 女性)

ライフスタイルやそのときの状況に合わせて働く条件を選べることも、派遣薬剤師ならではのメリットです。

正社員の場合、希望が叶うのはせいぜいシフトぐらいですよね。

派遣なら、勤務地から勤務時間、勤務期間、仕事内容、時給まで、すべてあなたが決められます。

子育てや介護をしていてフルタイム勤務ができない、夫の転勤が多く長期間働けない、子どもの習い事の送迎があるので5時には帰りたい、といった方でも働ける仕事がたくさんあります。

ほかに以下のような働き方も可能です。

  • 短期間がっちり稼いだら、1~2ヶ月は旅行のために休みたい
  • 「単発希望」で登録し、お子さんを預けられる日だけ働きたい
  • 夫と休日を合わせるために、決まった曜日に必ず休みたい

仕事や子育て、習い事と両立させたい方や、プライベートを重視したい方には、正社員よりも派遣薬剤師がおすすめですよ。

ほかにもある派遣薬剤師のメリット

  • 正社員だと「周りとうまくやらなきゃ」と思いがちだが、派遣だとその場の付き合いのところが多いので、無理して頑張らなくて良い(30代 女性)
  • 働いてみて、合わないと感じたら職場を変えられる(20代 女性)
  • 複数店舗を経験することで様々な処方に触れることができ、勉強になる(30代 女性)
  • 様々な土地や、地域での経験をつめる(20代 男性)
  • 職場が変わることで、気持ちを切り替えて新鮮な気持ちで業務にのぞめる(20代 女性)
  • 基本的に調剤室の中の仕事(在庫管理や電話クレーム対応等)は正社員がやるので、監査投薬がメインでできる(30代 女性)
  • 調剤薬局のめんどくさい業務より投薬が多い(30代 女性)

期間限定なので人間関係のストレスが少ないこと、いろいろな職場で働けて経験値が上がること、投薬がメインのケースが多く、面倒な仕事をしなくてもよい、といった意見がありました。

派遣薬剤師のデメリット

反対に、派遣薬剤師のデメリットも見ていきましょう。

  • 忙しい職場も多い
  • 安定性がない
  • 急な休みが取れない
  • 仕事内容が単調になりがち

忙しい職場も多い

派遣先は、忙しいケースも多いです。

派遣求人を募集している薬局は、繁忙期の人員補充を目的としていることもあるからです。

「忙しい薬局はイヤ」という人は、派遣先を紹介してもらう際に、1日の平均カルテ枚数や混雑状況などをしっかり確認しておきましょう。

安定性がない

自由な働き方ができる一方で、正社員と比べて雇用の安定性がないことは派遣のデメリットと言えます。

派遣は期限のある雇用形態であり、派遣先が希望しなければ契約は更新されないからです。

たとえば産休の代替人員だった場合、社員が職場復帰すれば契約は終了しますし、冬場に比べて患者さんの少ない春から夏にかけては求人が減る傾向もあります。

安定した月収や年収、継続的に働くことを希望している人には、残念ながら派遣は向いていません。

急な休みが取れない

派遣は、「土日休み」「週3日」「残業なし」のように勤務条件を自由に選べる一方で、「今日休みたい」といった急な休みは取りにくいです。

なぜなら、派遣は人員補充のために雇われているケースが多いからです。

とくにスポット派遣(単発派遣)は、レギュラーメンバーや正社員が休んだ際の補充や、忙しい時期のヘルプとして入るため、補充のための人員に休まれることは薬局にとって困るからです。

スポット派遣は確実に勤務できる日を入れないと、派遣先に迷惑をかけてしまいます。

体調を崩しやすい小さなお子さんがいる場合などは、預け先を確保しておいた方がよいでしょう。

仕事内容が単調になりがち

派遣薬剤師は、仕事内容が単調になりがちな傾向にあります。

正社員が薬局全体の仕事をするのに対して、派遣は、今すぐにやってほしい仕事、スポット的な仕事、補助的な仕事が多いからです。

職場にもよりますが、仕事内容が投薬メインのケースもあり、正社員に比べて単調作用が多い傾向は否めません。

薬局の運営にも関わりたい、いろいろな職務をしたいという方には物足りないと感じるかもしれません。

逆に面倒な仕事はしたくない、ルーティンの方が気楽ですきという人にはピッタリです。

経験者の8割は「派遣薬剤師をしてよかった」と思っている

派遣薬剤師をやってよかった

メリット・デメリットの両方があるものの、アンケートに答えてくださった23人中19人、8割以上が「派遣薬剤師をしてよかった」と回答しています。

職場によっては忙しい、安定性がないといったデメリットもありますが、働き方の自由度が高く、時給が高いことは、派遣薬剤師の大きな魅力となっているようです。

正社員と違い、始めるのも辞めるのも比較的簡単なので、「とりあえず一度やってみる」「合わなかったら辞める」という気軽な気持ちで始めてみてください。

ブランクがある人は単発派遣で慣らすのがおすすめ

「現役からしばらく離れていて、フルタイムで働くのが不安」という方には、1日だけの単発派遣がおすすめです。

単発は即戦力が必要とされるため高いスキルが必要なのでは?と思う人もいるかもしれませんが、逆です。

単発は1日だけの仕事なので、現場に入ってすぐにできるような簡単な仕事を任されるケースがほとんどです。

正社員のサポート的な仕事も多く、責任の重い仕事は少ない傾向にあるので、仕事の感覚を取り戻す場として最適なのではないでしょうか。

単発派遣「急募」のケースも多くサイトの掲載に間に合わないため、検索ページにはのらないことも多いです。

単発派遣をしてみたい方は、新着求人が出るたびにメールが届くアプロ・ドットコムがおすすめです。

派遣薬剤師の地方勤務は待遇がよい

派遣薬剤師の特徴として、地方勤務の待遇がよい点が挙げられます。

一般的に、派遣社員の時給は東京が最も高くなっています。

ところが派遣薬剤師に関しては、東京より地方の方が高時給であるケースも多いのです。

下記は、薬剤師に特化した派遣会社の東京・大阪・福岡・北海道における平均時給です。

派遣会社名 東京 北海道 大阪 福岡
薬キャリ 2,974 3,554 3,152 2,960
ファル・メイト 2,843 3,447 3,129 2,905
ブレイブ薬剤師 3,348 3,444 4,000 3,480

地方は、東京と比べて薬剤師の人材が少ないため、待遇をよくすることで人材を集めたいという理由からです。

また、居住地ではない場所、たとえば東京にお住まいの人が地方で働く場合に、家具付き住居の用意や赴任代・交通費の支給など、高待遇を用意している派遣会社も少なくありません。

  • いろいろな土地で働いてみたい
  • 配偶者の転勤が多く正社員で働くのが難しい

という方にも派遣薬剤師をおすすめします。

薬剤師におすすめの派遣会社

「派遣薬剤師をやってみたい」と思っても、どの派遣会社を選べばよいかわからない人は多いと思います。

そこで、当メディアがおすすめする薬剤師に特化した派遣会社をランキング形式で紹介します。

求人数、福利厚生の充実度、実際の利用者の口コミなどを総合的に判断してランキングしているので、あなたの派遣会社選びにきっと役立つはずです。

ランキングの詳細は、下記サイトをご覧ください。

【まとめ】派遣薬剤師はこんな人におすすめ

【派遣薬剤師がおすすめな人】

  • 決まった時間、決まった日に働くのが難しい
  • 長期間働けない
  • プライベートを大切にしたい
  • ハードワークを避けたい
  • ブランクがあって職場復帰が不安
  • いろいろな職場や土地で働きたい

上記項目に1つでも当てはまるものがあるなら、派遣薬剤師はきっと働きやすいと感じるはずです。

派遣は登録したからといって、必ず働けなければいけないわけではありませんし、一度働いてみて、合わなければ契約を更新しないという選択も容易にできますので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。


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