派遣薬剤師におすすめの派遣会社ランキング!口コミからわかるメリット・デメリットも紹介

薬剤師におすすめの派遣会社イメージ
※当サイトではアフィリエイト広告を掲載しています。
  • 今までがむしゃらに働いてきたけど、もう少し余裕をもって仕事をしたい
  • 家庭や子育てと両立しながら扶養内で働きたい
  • 空いている時間を有効活用して稼ぎたい

そんな薬剤師さんにおすすめなのが、派遣薬剤師という働き方です。

ただ、「派遣会社ってどれも似たりよったりで、どこに登録していいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、派遣会社を選ぶうえで大切なのは、「求人数」と「担当者の対応」です。

求人数が多いほど仕事の選択肢は広がり、担当者がどれだけ親身になってあなたに合う職場を探してくれるかに就業後の満足度が左右されるからです。

また、スキルアップを望むのであれば、セミナーやeラーニングといった教育制度に力を入れていることも派遣会社選びのポイントになります。

当記事では「求人数や実際の利用者の口コミ」「福利厚生の充実度」などをもとに、薬剤師におすすめの派遣会社11社を厳選しランキングしました。

ぜひ、あなたの派遣会社選びの参考にしてみてください。

目次

【薬剤師さん向け】失敗しない派遣会社の選び方

ランキングを紹介する前に、失敗しない派遣会社の選び方をご紹介します。

薬剤師さんが派遣会社を選ぶ際、以下の3点に注意することで、派遣会社選びの失敗が防げます。

  1. 薬剤師専門の派遣会社を選ぶ
  2. 勤務したいエリアの求人数を検索してみる
  3. 2社以上登録して比較する

1.薬剤師専門の派遣会社を選ぶ

薬剤師のお仕事を探すなら、幅広い仕事を扱う派遣会社ではなく、「薬剤師専門」の派遣会社を選ぶのが鉄則。

幅広い仕事を扱う派遣会社の担当者は、医療現場特有の悩みや知識に乏しく、紹介先のミスマッチが起こる可能性もあるからです。

業界や現場を熟知した担当者のいる専門の派遣会社を利用すれば、薬剤師さんの希望を汲んだお仕事を紹介してもらえるでしょう。

2.勤務したいエリアの求人数を検索してみる

気になる派遣会社があったら、派遣会社の検索ページから「あなたが希望する勤務エリアの求人数」を実際に検索してみましょう。

派遣会社の保有する求人数が多くても、働きたいエリアの求人が少なければ、仕事は見つからないからです。

たとえば、「首都圏の求人は豊富だが、地方の求人は数件しかない」という派遣会社もあります。

あとから「仕事が全然ない…」と後悔しないように、登録前にチェックしておきましょう。

3.2社以上登録して比較する

派遣会社をはじめから1社に絞るのはやめましょう。

比較対象がないと、時給や仕事の種類、担当者の対応などに対して「派遣ってこんなものなのかな」という先入観をもってしまうからです。

たとえば、同じ薬局の薬剤師でも、仲介する派遣会社によって時給が異なるのはよくあること。

また、「単発求人がある」「病院薬剤師の求人が豊富」「研修制度が充実している」など、扱う求人の種類や福利厚生なども派遣会社によって違います。

希望条件に近い仕事を見つけるためにも、有利な条件で働くためにも、2~3社に登録して比較することをおすすめします。

さらに詳しい情報を知りたい方は、「派遣会社は2~3社登録がおすすめ!複数登録のメリット・デメリットとは?」の記事も参考にしてみてください。

薬剤師におすすめの派遣会社ランキング

おすすめの派遣会社をランキング形式で紹介します。

なおランキングは、以下をもとに編集部が独自に順位付けしています。

  • 公開求人数
  • 各種福利厚生の充実度
  • サポート面の充実度
  • 求人募集エリア
  • 求人検索をはじめとしたサイトの使いやすさ
  • 第三者調査機関でのアンケート調査結果

【1位 薬キャリAGENT】全国の派遣会社がもつ求人を一括で探せる

薬キャリAGENTは、提携している派遣会社の求人を一括で検索し応募できます。

下記は、薬キャリAGENTの提携先の派遣会社や派遣サイト。

大手派遣会社はすべて網羅しているといっても過言ではありません。

また薬キャリAGENTにはサイト上に公開されている求人も非常に多いですが、それ以上に「非公開求人」と呼ばれる一般には公開されていない求人も多数保有。

非公開求人のなかには、公開後すぐに応募が殺到する好条件の求人も多くあります。

登録すればサイトに掲載されていない非公開求人を優先的に紹介してもらえるため、自力では見つけらないお仕事に巡り合う確率も高まりますよ。

薬キャリAGENTの基本情報

運営会社名 エムスリーキャリア株式会社
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、病院、調剤薬局+OTC販売、OTC販売、企業
労働者派遣事業許可番号 派13-305171
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://agent.m3career.com/
薬キャリAGENTのおすすめポイント
  • 条件の良い非公開求人を多数保有
  • 提携している派遣会社の求人を一括で検索&応募できる
  • 都心でも地方でも仕事が見つかる
【薬キャリAGENTの口コミ】

  • 丁寧に希望を聞いてくださり、連絡も密に取ってくださり助かった(20代 女性)
  • コンサルタントの対応がスピーディー。希望の就業条件に合わせて的確な求人紹介や時給交渉をしてもらえ気持ちよく働けた。また、業界の動向や転職のアドバイスもしてもらえるので信頼して任せられる。一方で、担当コンサルタントとのやりとりは電話やメールで済ませることがほとんどで、事務的にも感じることもあった。直に会ってじっくり相談したいタイプの人には不満に感じる可能性もある(30代 女性)
  • 案件数が多く、早く勤務を開始できる。ただ、担当スタッフの質にバラツキがある(20代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

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【2位 ファルマスタッフ】高時給&研修制度が充実

ファルマスタッフは、日本調剤グループのメディカルリソースが運営している派遣会社。

調剤薬局が母体であり、薬学生のための就活サービスも行っているため、コンサルタントの知識レベルが高いのが特徴です。

またファルマスタッフでは、全派遣求人の約70%が時給3,000円以上(※)。

高収入を狙っている方や効率よく稼ぎたい方に、ピッタリの派遣会社と言えます。

「入職時の導入研修」「1年ごとのキャリア支援研修」「日本薬局学会主催のファーマシーセミナーへの参加」がすべて無料で、登録者・就業者への教育体制が充実している点にも注目です。

ファルマスタッフの基本情報

運営会社名 株式会社メディカルリソース
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、ドラッグストア(調剤あり)、ドラッグストア(OTCのみ)、病院、クリニック、企業
労働者派遣事業許可番号 派 13-010770
登録・面談方法 Web登録
公式URL https://www.38-8931.com/
ファルマスタッフのおすすめポイント
  • 全派遣求人の約70%が時給3,000円以上(※)
  • 登録者向けの教育環境が整っている
  • 日本調剤グループのメディカルリソースが運営

※2023年9月時点

【ファルマスタッフの口コミ】

  • 私の希望はとても厳しかったのですが、保険薬局と相談をしてなるべく希望に合うよう交渉してくれた。対応も丁寧で利用して良かった(40代 女性)
  • 有給や産休・育休の高い取得実績があり、教育サポートも整備されているため、「派遣は不安定」というイメージが変わった。地方勤務の場合は引っ越し代やタクシー通勤費負担の求人もあり、自由に働きたい私にはとても合った派遣会社。(大阪府 男性)
  • 薬剤師になって 4年目で派遣薬剤師に転職。初めてでなにもわからない中、担当さんが懇切丁寧に説明してくれた。業務開始後のフォローもしっかりしていて大変満足。これといった不満はないが、強いて言うなら時給交渉が下手な担当さんだったので、アップはしなかった(男性)
〔出典〕独自アンケート調査

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【3位 お仕事ラボ】就業後の定着率95.6%(※1)

お仕事ラボは、派遣先である「薬局の営業担当者」が「求職者のコンサルタント」も担当するワンストップ型。

派遣先薬局や業界の情報を熟知している担当者が面談をするため、求職者の希望をしっかり汲み取ったうえで、ミスマッチのない仕事を紹介してもらえます。

そのため、働きはじめてからの「こんなはずじゃなかった…」が起こりにくく、就業後の定着率はなんと95.6%です(※1)。

また、お仕事ラボは全国に400店舗以上(※2)ある「アイセイ薬局」の子会社であることから、「調剤薬局」の求人に強いのが特徴。

一方で、ドラッグストアの求人は少なめです。

薬剤師のためのeラーニングである「MPラーニング」の提供、「薬剤師賠償責任保険」の無料加入など、福利厚生も充実しています。

お仕事ラボの基本情報

運営会社名 株式会社AXIS
対応地域 全国
就業先 調剤薬局(調剤専門)、ドラッグストア(調剤併設)、ドラッグストア(OTC)、病院・クリニック、企業
労働者派遣事業許可番号 派13-306282
登録・面談方法 Web登録
公式URL https://www.oshigoto-lab.com/
お仕事ラボのおすすめポイント
  • 調剤薬局の求人に強い
  • 派遣先のリアルな内情を知ったうえで就業できる
  • 福利厚生が充実している

※1 求職者への3ヶ月間定着確認(2018年2月時点)お仕事ラボ調べ
※2 2023年9月時点

お仕事ラボで探す

【4位 アプロ・ドットコム】スキルアップを期待できる環境が整っている

アプロ・ドットコムは、女性薬剤師が1998年に創業した薬剤師特化型の人材エージェントです。

アプロ・ドットコムの特徴は、薬剤師のスキルアップに力を入れていること。

たとえば、アプロ・ドットコムで120時間勤務した方は、eラーニングを1年間無料で「120講座まで」受講でき、eラーニングのみで「認定薬剤師」の資格取得も可能。

また、登録者には、知識のアップデートに役立つレポートやツールを無料でプレゼントしています。

「医療業界の動向」や「新薬」に合わせて常に勉強が必要な薬剤師さんには、嬉しいサービスですよね。

派遣求人は首都圏に多めですが、U・Iターン転職を希望する方や、配偶者の転勤に合わせて地方のお仕事を探している方向けの「住居付き」求人も。

アプロ・ドットコムは、大手薬局やグループ会社の傘下にない『独立系』の人材紹介会社なので、会社側にメリットのある特定の薬局ではなく、フェアな立場で求職者にあった求人を紹介してもらえますよ。

アプロ・ドットコムの基本情報

運営会社名 株式会社アプロ・ドットコム
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、調剤薬局+OTC、OTC、病院、企業、老健・療養型施設
労働者派遣事業許可番号 派 27-300760
登録・面談方法 Web登録
公式URL https://www.apuro.com/
アプロ・ドットコムのおすすめポイント
  • 無料eラーニングを1年間受講できる
  • 住居付きの「U・Iターン転職向け」求人あり
  • 女性薬剤師が設立した人材エージェント
【アプロ・ドットコムの口コミ】

  • 担当者が気さくで相談しやすい。親身になってくれる(30代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

アプロ・ドットコム公式サイトで無料登録

【5位 アポプラスキャリア】長いお付き合いが可能な人材紹介・派遣サービス

アポプラスキャリアは、東証プライム上場の大手調剤薬局チェーンのグループ会社で、長いお付き合いが可能な人材紹介・派遣サービスです。

東京本社を含む10都市(※)に拠点を構えており、家族の転勤やUターン、引っ越しを伴うライフイベントの際も、転居先でお仕事を紹介してもらえます。

正社員・パートといった直接雇用の求人も豊富なので、キャリアアップを目指すことや、プライベートの状況に合わせた働き方も可能です。

また、模擬薬局を使う「調剤実技研修」などを実施しており、出産や育児でブランクのある人でも復帰しやすい環境が整っています。

ライフステージやキャリアアップに合わせた働き方を実践したい薬剤師さんは、アポプラスキャリアの派遣社員として働いてみてはいかがでしょうか。

アポプラスキャリアの基本情報

運営会社名 アポプラスキャリア株式会社
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、病院・クリニック等、企業、ドラッグストア(OTCのみ)、ドラッグストア(調剤併設店)など
労働者派遣事業許可番号 派13-315001
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://www.apo-mjob.com/
アポプラスキャリアのおすすめポイント
  • 大手調剤薬局チェーンのグループ会社
  • 拠点を全国10か所(※)に構えている
  • 調剤実技研修を実施

※2023年12月時点

アポプラスキャリア公式サイトで無料登録

【6位 セルワーク薬剤師】希望に寄り添った提案をしてもらえる

セルワーク薬剤師は、さまざまな雇用形態の薬剤師求人に特化した転職・就職支援サービスです。

正社員求人が中心なものの、派遣社員や契約社員、パート・アルバイトなど、いろいろな雇用形態の案件を扱っています。

派遣か直接雇用かで迷っている人には使いやすいサービスだと言えるでしょう。

セルワーク薬剤師では、利益よりも求職者の希望に寄り添うことを重視しているため、条件や理想に合ったお仕事を紹介してもらいやすい特徴があります。

転職、復職、働き方などの相談にものってもらえるので、まずは気軽に話を聞いてもらってみてはいかがでしょうか。

公式サイト内のブログには、薬剤師さんに役立つ転職情報も掲載されているので、参考にしてみるのもいいでしょう。

入社後「聞いていた話と違う」など、トラブルや不安が生じても、丁寧なアフターフォローで対応してもらえるのもうれしいポイントです。

ゴリ押しされずに仕事を見つけたいと考える薬剤師さんは、ぜひセルワークを活用してください。

セルワーク薬剤師の基本情報

運営会社名 株式会社セルバ
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、病院、ドラッグストアなど
労働者派遣事業許可番号 派27-302958
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://phama.selva-i.co.jp/
セルワーク薬剤師のおすすめポイント
  • 薬剤師の求人に特化
  • 入社後のアフターフォローあり
  • 薬剤師さんの希望に寄り添った求人紹介を行っている

セルワーク薬剤師公式サイトで無料登録

【7位 CMEコンサルティング(CME@薬剤師)】残業・土日出勤なしの求人が見つかる

CMEコンサルティングは、薬剤師の求人情報サイト「CME@薬剤師」を運営している会社。

CMEコンサルティングでは「残業なしで18時まで」「土日休み」などの派遣・紹介予定派遣の求人を扱っており、ライフスタイルにあったお仕事が探せます。

求人情報に1日あたりや1ヶ月あたりの処方箋枚数が掲載されているお仕事もあるので、事前に忙しさを把握できます。

また、時給3,000~3,500円の求人が多数あるので、高収入を見込めるのもメリット。

出産や育児でしばらく実務を離れていた薬剤師さんに嬉しい「ブランク歓迎」のお仕事も見つかりますよ。

派遣会社の負担で薬剤師賠償責任保険に加入できたり、認定薬剤師の取得・更新のためのeラーニングを無料受講できたりと、福利厚生も充実しています。

CMEコンサルティング(CME@薬剤師)の基本情報

運営会社名 株式会社 CMEコンサルティング
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、調剤併設店、OTC、病院、クリニック
労働者派遣事業許可番号 派13-305341
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://www.cme-pharmacist.jp/
CMEコンサルティングのおすすめポイント
  • 残業なし・土日休みの求人多数
  • 高時給案件も豊富
  • 福利厚生が充実

CMEコンサルティング(CME@薬剤師)公式サイトで無料登録

【8位 ファル・メイト】時給2,800円を最低保証(※)

ファル・メイトの1つ目の特徴は、関東・関西エリアの求人において、時給2,800円(※)を最低保障していること。

高時給がウリの派遣会社は少なくありませんが、案件によって時給にはバラツキがあるのが普通です。

その点、ファルメイトは最低時給が保証されており、さらに3,000円以上、4,000円以上の求人も多数あります。

2つ目の特徴は、コーディネーターの質やマッチング力が高く評価されていること。

派遣で働いたことがある人のなかには、希望とズレた派遣先を紹介された経験がある人もいるかもしれません。

これは、派遣会社が会社都合で派遣先を紹介したり、コーディネーターに派遣先の知識がなかったりすることが原因です。

ファル・メイトでは、職場の人間関係や在籍年数などの内部情報をしっかりリサーチして共有してくれるため、派遣先のミスマッチが起こりにくくなっています。

ファル・メイトの基本情報

運営会社名 株式会社ファル・メイト
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、調剤併設店、OTC、病院、企業
労働者派遣事業許可番号 派27-300161
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://www.pharmate.jp/
ファル・メイトのおすすめポイント
  • 関東・関西エリアは時給2,800円を最低保証(※)
  • 丁寧なサポートが受けられる
  • 関東・関西・名古屋・福岡の求人に強い

※2023年9月時点

【ファル・メイトの口コミ】

  • 高時給を提示してくれた。単発派遣、スポット派遣をたまに提案してくれて勤務できた。担当者が丁寧で迅速な対応をしてくれたのがよかった。(30代 男性)
  • 時給の高い案件が多く、住居付きも相談できる(30代 女性)
  • 希望条件通りの仕事を紹介していただける。何回か利用しているが、毎回きちんと紹介してもらえるので満足しています。(30代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

ファル・メイト公式サイトで無料登録

【9位 ヤクジョブ】福利厚生が業界内でも充実度高い

ヤクジョブは、医療・福祉分野に特化した人材派遣・人材紹介事業を行っている「クラシス」が運営する薬剤師専門サイトです。

ヤクジョブの福利厚生は、業界内でも充実度が高いほうです。

なかでも教育制度は、

  • 入職時研修
  • キャリア形成支援研修(テキストやeラーニングでの自宅学習)
  • ファーマシー研修(集合研修)

上記すべてが無料で受けられるうえ、受講中は給料も出ます。

ほかにも、下記のような福利厚生があります。

  • 薬剤師賠償責任保険への無料加入
  • 年1回の無料健康診断
  • 就業期間に応じて貯まるポイント制度
  • 薬剤師限定の講座・勉強会・交流会が行われる「P.P.Club」への加入

また、求人ページがわかりやすいのもヤクジョブの特徴。

募集条件以外に「勤務先の薬剤師人数」や「1日の平均処方箋数」など、働くうえで気になる情報が細かく記載されているので、就業後のイメージが湧きやすいですよ。

ヤクジョブの基本情報

運営会社名 クラシス株式会社
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、ドラッグストア(調剤併設)、ドラッグストア(OTCのみ)、病院、クリニック、企業、福祉施設
労働者派遣事業許可番号 派13-010613
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://yaku-job.com/
ヤクジョブのおすすめポイント
  • 福利厚生が整っている
  • 無料eラーニングなど教育制度が充実
  • 求人ページがわかりやすい
【ヤクジョブの口コミ】
就業に関する悩みやグチを積極的に聞いてくれ、素早い適切な対応をとっていただけた。ただ、希望する条件を伝えているにも関わらず的外れな案件を勧められることがあり、その点は少し不満を感じた(20代 女性)

〔出典〕独自アンケート調査

ヤクジョブ公式サイトで無料登録

【10位 ファーマリンク】現役薬剤師がキャリアカウンセリングを担当

派遣会社に登録したものの、担当者が薬剤師の仕事や悩みをわかってない」「的はずれな派遣先を紹介された」という経験はありませんか?

ファーマリンクのキャリアカウンセラーはすべて現役の薬剤師。

そのため、「実際の現場を知る経験者だからこそ」「店舗の管理業務を経験しているからこそ」のアドバイスや情報が得られます。

「子育てと仕事を両立したい」「今の働き方を変えたい」「キャリアアップしたい」といった希望に合う仕事を紹介してもらえますよ。

ファーマリンクの基本情報

運営会社名 株式会社ファーマリンク
対応地域 東京、神奈川、千葉、埼玉
就業先 調剤薬局、調剤+OTC、ドラッグストア(調剤併設)、ドラッグストア(OTC)、病院、施設、企業、倉庫
労働者派遣事業許可番号 派13-314727
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://www.k-pharmalink.co.jp/
ファーマリンクのおすすめポイント
  • 現役薬剤師がキャリアカウンセリングを担当
  • 首都圏の求人が多い

ファーマリンク公式サイトで無料登録

【11位 ブレイブ薬剤師】大手マイナビグループの派遣会社

ブレイブは、人材派遣・人材紹介会社の大手「マイナビ」のグループ会社。

厚生労働省の「優良派遣事業者」「職業紹介優良事業者」の認定を受けている信頼度の高い派遣会社です。

勤怠管理や給料明細を管理できる「専用アプリ」の導入や、検索サイトの見やすさなど、利便性の高さもブレイブの特徴。

ほかにも、勤務時間に応じてポイントが貯まる「ポイント制度」や、日払いや週払いができる「速払い制度」など、中小の派遣会社にはない制度もあります。

大手ならではのネットワークで、条件のよい案件、高時給な案件を多数保有しています。

ブレイブ薬剤師の基本情報

運営会社名 株式会社ブレイブ
対応地域 全国
就業先 調剤薬局、ドラッグストア、調剤薬局+ドラッグストア、一般病院、クリニック、介護老人保健施設、製薬会社、治験施設支援機関、受託臨床試験機関、企業
労働者派遣事業許可番号 派13-305018
登録・面談方法 電話登録・Web登録
公式URL https://www.braves.co.jp/
ブレイブ薬剤師のおすすめポイント
  • 大手マイナビのグループ会社
  • 給料の日払い・週払いが利用できる
  • 大阪の求人が多い

ブレイブ薬剤師公式サイトで無料登録

【12位 ファーマプレミアム】首都圏のスポット派遣が豊富

首都圏または愛知県でスポット派遣(単発派遣)をしたい方は、ファーマプレミアムがおすすめです。

ファーマプレミアムの求人は、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知エリアが90%以上を占めています。(※2023年9月時点)

また、求人の約3割がスポット派遣の求人なので(2023年9月時点)、

  • 本業の合間にお小遣い稼ぎをしたい
  • いろいろな職場を経験したい
  • 家庭の事情でコンスタントに働けない

といった方でも、登録をしておけば好きなタイミングで働けるのが嬉しいですね。

またレギュラー派遣でも、「土日休み」や「週1~2回」「時短」など、さまざまなタイプの求人があるため、ワークライフバランスを大事にしたい方にもおすすめですよ。

ファーマプレミアムの基本情報

運営会社名 株式会社ハイぺリオン
対応地域 関東、東海
就業先 病院、OTC、調剤+OTC、調剤、企業
労働者派遣事業許可番号 派11-300219
登録・面談方法 Web登録
公式URL https://pharmapremium.jp/
ファーマプレミアムはこんな人におすすめ
  • 首都圏または愛知県でお仕事を探している
  • 単発(スポット)派遣がしたい
  • 週5フルタイム以外の働き方をしたい

ファーマプレミアム公式サイトで無料登録

派遣薬剤師の求人数が多い派遣会社ランキング

派遣薬剤師の求人数が多い派遣会社順にランキング形式でまとめています。

ランキング 派遣会社名 求人数
1位 ファル・メイト 3,633
2位 薬キャリAGENT 2,065
3位 ファルマスタッフ 1,716
4位 ファーマプレミアム 1,143
5位 アプロ・ドットコム 373
6位 ヤクジョブ 245
7位 お仕事ラボ 121
8位 CMEコンサルティング(CME@薬剤師) 75
9位 ファーマリンク 39
10位 ブレイブ薬剤師 27

(調査日:2023年9月17日)

複数登録におすすめの派遣会社の組み合わせ

「複数登録」のメリット
  • 仕事の選択肢が増える
  • より時給の高い職場が見つかる
  • 仕事が途切れない

派遣会社は1社にしぼらず、2~3社に登録しましょう。

なぜなら、複数の派遣会社から仕事を紹介してもらえることで、職場の選択肢が格段に増えるからです。

また、同じ派遣先(職場)でも、どの派遣会社を通すかで時給に違いが出るのはよくあること。

ちなみに、当メディアが行ったアンケートでは、2社以上の派遣会社に登録している人は全体の約7割にのぼりました。良い条件で働くために、複数登録しておきたいです。

この章では、複数登録におすすめの派遣会社の組み合わせをご紹介します。

1.高時給のお仕事が見つかる派遣会社

ファルマスタッフ+ファル・メイト

できるだけ時給の高い職場で働きたい方は、上記2社に登録しましょう。

ファルマスタッフは、派遣求人の約70%が時給3,000円以上(※1)。そして、3,500~4,000円といった超高時給案件も多数あります。

一方のファル・メイトは、関東・関西において最低時給2,800円を保証しており(※2)、時給3,500円前後の「高額地方都市」の案件も多くあります。

国家資格を活かしてガッツリ稼ぎたい方には、「ファルマスタッフ」+「ファル・メイト」の組み合わせがおすすめですよ。

※1~2 2023年9月時点

ファルマスタッフに無料登録する

ファル・メイトに無料登録する

2.教育制度が充実した派遣会社

ファルマスタッフ+アプロ・ドットコム

「ブランクがあって職場復帰に自信がない」「スキルアップしたい」という方には、教育制度に力を入れている上記2社がおすすめ。

ファルマスタッフは、

  • 入職時の導入研修
  • 1年ごとのキャリア支援研修
  • 日本薬局学会主催のファーマシーセミナーへの参加

がすべて無料となっています。

またアプロ・ドットコムでは、120時間以上勤務すると、「eラーニング講座」が1年間120講座まで無料。

講座内容は、薬局で働くための基礎知識から、医薬品情報、OTC、漢方まで多岐に渡ります。

教育制度が充実した派遣会社に登録したい方は、上記2社の組み合わせがイチオシです。

ファルマスタッフに無料登録する

アプロ・ドットコムに無料登録する

3.単発・スポットで働きたい方向け派遣会社

アプロ・ドットコム+ファーマプレミアム

「空き時間を利用して働きたい」「扶養内で気楽に働きたい」という方には、上記2社がおすすめです。

アプロ・ドットコムには「単発求人プレミアム」というサービスがあり、登録後は条件に合った単発求人が出るとメールが届くシステム。

ファーマプレミアムは、首都圏のスポット派遣を多く扱っています。

両者とも1日単位で働ける求人が随時募集されているので、派遣登録しておけばアルバイト感覚で働くことができますよ。

単発派遣は扱っている派遣会社が少なく、また求人自体も多くないので、複数登録は必要です。

アプロ・ドットコムに無料登録する

ファーマプレミアムに無料登録する

派遣薬剤師ってどうなの?口コミからわかったメリット・デメリット・おすすめな人

  • 今よりもう少し稼ぎたい
  • もっと自由に働きたい
  • 子育てしながら無理なく働きたい

そんな思いから、派遣薬剤師に興味がある人もいることでしょう。

一方で、「派遣だと投薬ばかりなの?」「時給はどれくらいもらえるの?」「残業はないの?」など、気になることも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に派遣薬剤師として働いた経験がある方に口コミ調査を実施。

派遣薬剤師のリアルな実情やメリット・デメリットについて聞いてみました。

「派遣薬剤師として働いてみたいけど、どうしよう…」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

派遣薬剤師を選んだ理由

まずは、なぜ正社員ではなく「派遣薬剤師」を選んだのか、その理由を聞いてみました。

  • 仕事をやめてから、少しゆっくりした時間が欲しいと思い、時間に融通のきく派遣薬剤師を選んだ。時給が良いのも魅力的だった(30代 女性)

  • 毎日働くことに疲れ、一時的にお休みをもらって、なおかつ給与を稼ごうと思った(30代 女性)

  • 自由な時間がほしかった(30代 男性)

  • 収入を増やすため、本職が休みの年末年始に短期で働けるところを探していた(30代 女性)

  • 毎年1ヶ月の長期旅行が趣味のため、派遣薬剤師を選んだ。正社員だと、有給を使用しても最大10日ほどしか休みは取れないが、派遣だと契約期間に合わせて長期の休みがとれ、自分のライフスタイルに合っている(30代 女性)
    • 〔出典〕独自アンケート調査

派遣薬剤師を選んだ理由は、大きく分けると以下の3つであることがわかります。

  1. 働き方や時間に融通がきくから
  2. 正社員の働き方に疲れたので、ゆっくり働きたかったから
  3. 時給が高いから

時間の拘束があり、休みが取りにくい正社員に対し、働き方の自由度が高い点に派遣薬剤師の魅力を感じているようです。

「もっとゆったり働きたい」「プライベートを優先させたい」と考え、派遣薬剤師にシフトしたり、一時的に派遣薬剤師として働いたりしている方がいました。

また、派遣薬剤師の時給の高さに魅力を感じている人も多数。

時給の高い派遣薬剤師なら、短時間勤務や単発勤務でも稼げるため、「少しのんびりしたいけど、生活はしなければならない」という人にとって、都合のよい雇用形態と言えそうです。

派遣薬剤師のメリット3つ

実際に派遣薬剤師と働いた結果、どんなことをメリットと感じたかを聞いたところ、以下の結果が得られました。

  • 残業がない
  • 時給が高い
  • 働く条件を自分で選べる

【メリット1】残業がない

  • 残業がなく定時で帰れる。残業がある日もあったが、残業代が正社員より高くつくため、定時に帰らせてくれることがほとんど(30代 女性)
  • 基本的に残業がないので仕事後の予定を組みやすい(30代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

残業がない、または残業があった場合でもきちんと報酬が支払われる点を、派遣薬剤師のメリットにあげる人が多くいました。

派遣は、契約時に就業時間を決めるため、基本的に残業は発生しないからです。

また、派遣は時給が高く、法定時間を超えた残業はさらに25%増になることから、「高い賃金を払ってまで残業はさせたくない」という雇用者側の本音もあるようです。

定時で帰れるため、家庭生活や子育てとの両立もできますし、プライベートを充実させることも可能です。

派遣薬剤師は、ワークライフバランスを取りやすい雇用形態と言えますね。

また、たとえ残業になる場合でも、働いたぶんの時給はきっちり支払われ、サービス残業がない点も派遣薬剤師のメリットです。

【メリット2】時給が高い

  • フルタイムで一日働けばそれなりの給与があるため、育児と仕事を両立できる(30代 女性)
  • 正社員の時より労働時間が少ないのに、給与はあまり変わらなかった(20代 女性)
  • 時給に換算すると割が良い(30代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

時給が高いことを派遣薬剤師のメリットとしてあげる人も多くいました。

下記は、薬剤師に特化した派遣会社の東京都における平均時給です。

薬剤師派遣の平均時給

(※東京都の新着求人を上位50件から算出 2020年9月6日時点)

3,000円前後が相場となっていますね。

一方、バイト情報誌タウンワークによると、東京都におけるパート・アルバイト薬剤師の平均時給は2,100円となっています。(2020年9月6日時点)

派遣薬剤師は、パートやアルバイトとして働くよりも時給にして実に900円も高いことがわかります。

【メリット3】働く条件を自分で選べる

  • 時間の融通がきくので、自分の希望通りにシフトを組める(30代 女性)
  • 条件を細かく設定できる(雇用期間、居住場所を用意してもらえるなど)(20代 男性)
  • 期間限定で働ける(40代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

ライフスタイルやそのときの状況に合わせて働く条件を選べることも、派遣薬剤師ならではのメリットです。

正社員の場合、希望が叶うのはせいぜいシフトぐらいですよね。

派遣なら、勤務地から勤務時間、勤務期間、仕事内容、時給まで、すべてあなたが決められます。

子育てや介護をしていてフルタイム勤務ができない、夫の転勤が多く長期間働けない、子どもの習い事の送迎があるので5時には帰りたい、といった方でも働ける仕事がたくさんあります。

ほかに以下のような働き方も可能です。

  • 短期間がっちり稼いだら、1~2ヶ月は旅行のために休みたい
  • 「単発希望」で登録し、お子さんを預けられる日だけ働きたい
  • 夫と休日を合わせるために、決まった曜日に休みたい

仕事や子育て、習い事と両立させたい方や、プライベートを重視したい方には、正社員よりも派遣薬剤師がおすすめですよ。

ほかにもある派遣薬剤師のメリット

  • 正社員だと「周りとうまくやらなきゃ」と思いがちだが、派遣だとその場の付き合いのところが多いので、無理して頑張らなくて良い(30代 女性)
  • 働いてみて、合わないと感じたら職場を変えられる(20代 女性)
  • 複数店舗を経験することで様々な処方に触れることができ、勉強になる(30代 女性)
  • 様々な土地や、地域での経験をつめる(20代 男性)
  • 職場が変わることで、気持ちを切り替えて新鮮な気持ちで業務にのぞめる(20代 女性)
  • 基本的に調剤室の中の仕事(在庫管理や電話クレーム対応等)は正社員がやるので、監査投薬がメインでできる(30代 女性)
  • 調剤薬局のめんどくさい業務より投薬が多い(30代 女性)
〔出典〕独自アンケート調査

期間限定なので人間関係のストレスが少ないこと、いろいろな職場で働けて経験値が上がること、投薬がメインのケースが多く、面倒な仕事をしなくてもよい、といった意見がありました。

派遣薬剤師のデメリット

反対に、派遣薬剤師のデメリットも見ていきましょう。

  • 忙しい職場も多い
  • 安定性がない
  • 急な休みが取れない
  • 仕事内容が単調になりがち

忙しい職場も多い

派遣先は、忙しいケースも多いです。

派遣求人を募集している薬局は、繁忙期の人員補充を目的としていることもあるからです。

「忙しい薬局はイヤ」という人は、派遣先を紹介してもらう際に、1日の平均カルテ枚数や混雑状況などをしっかり確認しておきましょう。

安定性がない

自由な働き方ができる一方で、正社員と比べて雇用の安定性がないことは派遣のデメリットと言えます。

派遣は期限のある雇用形態であり、派遣先が希望しなければ契約は更新されないからです。

たとえば産休の代替人員だった場合、社員が職場復帰すれば契約は終了しますし、冬場に比べて患者さんの少ない春から夏にかけては求人が減る傾向もあります。

安定した月収や年収、継続的に働くことを希望している人には、残念ながら派遣は向いていません。

急な休みが取れない

派遣は、「土日休み」「週3日」「残業なし」のように勤務条件を自由に選べる一方で、「今日休みたい」といった急な休みは取りにくいです。

なぜなら、派遣は人員補充のために雇われているケースが多いからです。

とくにスポット派遣(単発派遣)は、レギュラーメンバーや正社員が休んだ際の補充や、忙しい時期のヘルプとして入るため、補充のための人員に休まれることは薬局にとって困るからです。

スポット派遣はきちんと勤務できる日を入れないと、派遣先に迷惑をかけてしまいます。

体調を崩しやすい小さなお子さんがいる場合などは、預け先を確保しておいた方がよいでしょう。

仕事内容が単調になりがち

派遣薬剤師は、仕事内容が単調になりがちな傾向にあります。

正社員が薬局全体の仕事をするのに対して、派遣は、今すぐにやってほしい仕事、スポット的な仕事、補助的な仕事が多いからです。

職場にもよりますが、仕事内容が投薬メインのケースもあり、正社員に比べて単調作業が多い傾向は否めません。

薬局の運営にも関わりたい、いろいろな職務をしたいという方には物足りないと感じるかもしれません。

逆に面倒な仕事はしたくない、ルーティンの方が気楽ですきという人にはピッタリです。

経験者の8割は「派遣薬剤師をしてよかった」と思っている

派遣薬剤師をやってよかった

メリット・デメリットの両方があるものの、アンケートに答えてくださった23人中19人、8割以上が「派遣薬剤師をしてよかった」と回答しています。

職場によっては忙しい、安定性がないといったデメリットもありますが、働き方の自由度が高く、時給が高いことは、派遣薬剤師の大きな魅力となっているようです。

正社員と違い、始めるのも辞めるのも比較的簡単なので、「とりあえず一度やってみる」「合わなかったら辞める」という気軽な気持ちで始めてみてください。

ブランクがある人は単発派遣で慣らすのがおすすめ

「現役からしばらく離れていて、フルタイムで働くのが不安」という方には、1日だけの単発派遣がおすすめです。

単発は即戦力が必要とされるため高いスキルが必要なのでは?と思う人もいるかもしれませんが、逆です。

単発は1日だけの仕事なので、現場に入ってすぐにできるような簡単な仕事を任されるケースがほとんどです。

正社員のサポート的な仕事も多く、責任の重い仕事は少ない傾向にあるので、仕事の感覚を取り戻す場として適しているのではないでしょうか。

単発派遣は「急募」のケースも多く、サイトの掲載に間に合わないため、検索ページにはのらないことも多いです。

単発派遣をしてみたい方は、新着求人が出るたびにメールが届くアプロ・ドットコムがおすすめです。

派遣薬剤師の地方勤務は待遇がよい

派遣薬剤師の特徴として、地方勤務の待遇がよい点が挙げられます。

一般的に、派遣社員の時給は東京が高いと言われています。

ところが、派遣薬剤師に関しては東京より地方の方が高時給であるケースも多いのです。

下記は、薬剤師に特化した派遣会社の東京・大阪・福岡・北海道における平均時給です。

派遣会社名 東京 北海道 大阪 福岡
薬キャリAGENT 2,974 3,554 3,152 2,960
ファル・メイト 2,843 3,447 3,129 2,905
ブレイブ薬剤師 3,348 3,444 4,000 3,480

※2020年9月6日時点

地方は、東京と比べて薬剤師の人材が少ないため、待遇をよくすることで人材を集めたいという理由からです。

また、居住地ではない場所、たとえば東京にお住まいの人が地方で働く場合に、家具付き住居の用意や赴任代・交通費の支給など、高待遇を用意している派遣会社も少なくありません。

  • いろいろな土地で働いてみたい
  • 配偶者の転勤が多く正社員で働くのが難しい

という方にも派遣薬剤師をおすすめします。

派遣会社の登録から就業までの流れ

「派遣で働くのは初めて」「何から始めたらよい?」といった方に向けて、派遣会社の登録から就業まで一連の流れを『7段階』に分けて解説します。

1.派遣会社に登録する
まず、派遣会社に登録することからスタートです。

電話か派遣会社のサイトで登録の予約をしたら、以下いずれかの方法で手続きしていきます。

・派遣会社に直接来社する
・登録会に参加する
・電話で担当者と話して登録する
・web上だけで登録する

本人確認書類や履歴書など、指定されたものを用意します。

自分のライフスタイルや希望に合う仕事を見つけやすいように、複数の派遣会社に登録してもよいでしょう。

2.派遣会社との面談に備える
次に、派遣会社のコーディネーターとの面談に備えていきましょう。

面談は、履歴書や職務経歴書だけではわからないことをコーディネーターがヒアリングして、よりマッチする派遣予定先を紹介する目的で行われます。

あなたのほうでも、希望する仕事の内容や自身のこまかいニュアンスを伝えられる場となります。

業務内容、収入面、勤務形態など、気になることを事前に考えて、メモしておきましょう。

面談中は緊張したり、思わぬほうに話が流れたりしてしまうことがあります。

あらかじめメモにまとめておくことで、面談の際にも冷静にのぞめるうえ、「聞きもらした」や「緊張で記憶があやふや」といった事態を防ぐことにも役立ちます。

3.オンライン面談に必要なツールは事前に調べておく
最近は、オンライン面談も増えています。

オンライン面談時に利用するWeb会議ツールは、「Zoom」や「Skype」、「Teams」や「Google Meeting」など、先方が指定します。

使ったことがないツールを指定された場合は、事前に調べておくと安心です。

オンライン面談中に、音声が途切れたり、画面がフリーズしたりすると、とても焦るものです。

安定したネットワーク環境がある場所を確保して、通信環境をチェックしましょう。

スマホやタブレットの手持ちは「手振れ」を起こしがちなので、スマホスタンドなどを使って、カメラが目線の高さになる位置で固定します。

「上から目線」「見上げる目線」は避けて、周囲や背景がすっきり見えるように整えましょう。

職種によっては、「Word」「Excel」「Power Point」などの操作スキル、一般常識やビジネスマナーなどのテストが行われることもあります。

4.多くの派遣求人の中から希望の条件に見合った仕事を探す
求職活動を始めると、メールやSNSなどで多くの派遣の求人情報が届きます。

「〇〇様の希望に合う仕事が見つかりました」とか「本日の新着求人です」など、毎日のように届く求人情報に、何がどう違うのか最初はとまどうかもしれません。

そこは「習うより慣れよ」で、届いた内容を色々とチェックしてみましょう。

希望条件と違いすぎる仕事は、避けたほうが無難です。

派遣先とのミスマッチを招いたり、仕事が長続きしなかったりしやすいからです。

ただし、希望の条件を細かく設定しすぎると、紹介される求人件数が減って仕事が見つからない状況に陥ったりするので注意しましょう。

仕事の希望条件には優先順位をつけて、「ここは譲れる」「譲れない」という点を明確にしておくことをおすすめします。

5.エントリーして社内選考の連絡を待つ
希望する仕事が見つかったら、派遣会社にエントリー(応募)します。

あなたのプロフィールやスキルなどを確認して、社内選考が行われるので結果を待ちましょう。

応募者が複数いる場合は、派遣先とマッチする人が選ばれます。

つまり紹介された求人であっても、必ず仕事に就けるわけではないと覚えておきましょう。

6.派遣予定先との顔合わせがあれば参加する
社内選考に通過したら、派遣予定先との「顔合わせ」が行われることも多いです。

「面談」「会社訪問」「職場見学」という言い方もされますが、ここでは「顔合わせ」で話を進めます。

顔合わせは、あなたと派遣予定先とが、お互いの条件や希望、スキルなどを確認する場で、派遣会社の営業担当者が同席します。

オンラインでの顔合わせも増えていますが、対面での場合と同様、身だしなみやマナーを守って参加しましょう。

当日は、派遣会社の営業担当者と合流し、派遣予定先を訪問します。

派遣予定先の担当者と自己紹介をし、業務内容の説明や補足、就業場所や就業条件、職歴やスキルの確認のほか、質疑応答などが行われます。

顔合わせ後には、「聞いていた仕事と違う」「職場の雰囲気が合わない」といった理由で、応募を辞退してかまいません。

7.雇用契約を結んで勤務開始
派遣先と合意したら、派遣会社と契約書(就業条件明示書)をとり交わします。

勤務開始前に雇用契約を結ぶことが法律で定められているからです。

就業初日は、派遣会社の営業担当者も同行してくれますが、事前に確認したいことや質問したいことが出てきたら、派遣会社へ連絡をしてもかまいません。

もし、派遣先で予期しないトラブルなどがあった場合は、派遣会社に連絡をしましょう。

就業中でもサポート体制をとって、フォローしてくれる窓口があります。

就業先が決まったら「はい、さようなら」ではなく、上手に派遣会社とお付き合いするとよいでしょう。

派遣登録から就業まで一連の流れを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

上記の一連の流れを行う中で、派遣会社や派遣先企業に対しての不安や違和感を覚えるケースもあります。

不安が解消されない、もしくは派遣会社が合わないと感じた場合はムリに付き合わず、別の会社を選んでいきましょう。

例えば、以下のようなケースです。

  • 派遣の営業担当者の態度に疑問がある
  • 思っていた職場と違う
  • 登録から就業までの中でのやり取りがチグハグで不安になる

中でも担当者が合わない人であったりコミュニケーションが取れない人だと、派遣先でなにかトラブルが起きた際に上手くカバーしてもらえない可能性もあるので注意しましょう。

真面目な方ほど、断るのに抵抗を覚えたりしますが、遠慮せずに断ることをおすすめします。

薬剤師向け派遣会社に関するQ&A

転職 よくある質問

派遣会社を利用する際に、薬剤師さんが抱きやすい疑問・質問について解説していきます。

ぜひチェックしてみてください。

派遣薬剤師として働くメリットは何ですか?
A.時間の融通をつけやすいこと、人間関係のトラブルが起きにくいことなどです

派遣薬剤師は勤務時間が定められているため、残業は発生しないケースが多くなっています。

職場によって残業の可能性もありますが、派遣会社を通じて「残業不可」の申請をしておけば大丈夫です。

また、派遣薬剤師は即戦力であることを求められるため、長期的な研修を受けることもまずありません。

上記の理由から、時間的な拘束は少ないと考えてよいでしょう。

また、給料は時給制ですので、サービス残業も発生しません。

さらに、1ヶ所の職場に留まることがないので、複雑な人間関係に巻き込まれる可能性も低いと言えます。

もし何かトラブルがあった場合も、派遣期間が終了すれば逃れることができますし、派遣会社に相談することも可能ですので安心して働けるでしょう。

調剤薬局やドラッグストアのほかにどんな勤務先がありますか?
病院、クリニック、企業など様々な勤務先があります

薬剤師としての求人が多いのは、調剤薬局や調剤併設のドラッグストアなどです。

ただ他にも、病院薬剤師、医薬品卸企業の管理薬剤師、大学の研究機関といった働き方や勤務先もあります。

ただし病院薬剤師に関しては、「派遣社員」の場合、以下2つの特例以外は法律で禁止されています。

・産休代替派遣:正職員が産休で一定の期間休みを取る場合の代替とした派遣
・紹介予定派遣:一定期間を経て正規雇用となることを前提とした派遣

病院薬剤師を希望する方は、産休代替または紹介予定派遣で探してもらいましょう。

扶養範囲内で働ける仕事はありますか?
あります。ただし、労働日数や時間に関わってくるので事前に希望を伝えておきましょう

まず第一に、扶養範囲内での労働を考えるならば収入の計算をしなければなりません。

2023年9月時点の扶養の目安である、年間103万円の収入を超えないためには、月収は平均8万5千円となります。

「時給2千円」で「1日実働8時間」とすると「日給は1万6千円」ですから、月に働ける日数は5日ほど。

週1日程度の労働となると、選択肢はかなり狭まってしまいます。

一方で、「一日2~3時間」「週に3~4日」のような働き方であれば、労働の需要もあり、かつ扶養の範囲内に収まります。

上記のような働き方を叶えるために、派遣会社に職場に対して「扶養内で働きたい」という旨をしっかり伝えましょう。

短期間だけ働くことはできますか?
可能です。ただし、あまりにも短い期間の求人は多くありません

「次の就職先が決まっている」「しばらくは正社員ではない働き方がしたい」など、短期間だけ派遣薬剤師として働きたいという希望は多いですが、短期間の求人は少ないのが実情です。

「短期間希望」であることを派遣会社に伝えたうえで、条件にマッチした就業先を探してもらいましょう。

登録会にはどのような服装で行けばいいですか?
派遣会社からの指示通りで問題ありませんが、清潔感のある身だしなみを心がけましょう

派遣会社の登録会では、派遣の働き方についての説明を受けたり、就職に関わるプロフィールの作成や面談などを行います。

合否を決める面接を行うわけではないので、ジーンズなどのカジュアルな服装でも問題ありませんが、服装を考えるのが面倒だったり、何を着ればいいかわからない場合はスーツやオフィスカジュアルが無難です。

カジュアルな服装で行く場合は、露出度の高い服装やだらしない服装を避けましょう。

登録会は、派遣会社側が「この人は仕事をきちんとしてくれるか」ということを確認する場です。仕事を紹介してもらうための準備段階なのを理解して、清潔感のある服装を心がけることが大切です。

なお、髪型や髪色については、よほど奇抜なものでなければ自由な場合が多くなっています。

常識内の茶髪などであれば問題ありませんので、こちらも清潔感を意識した髪型で臨むようにしましょう。

派遣とパートの違いは何ですか?
派遣は間接雇用の派遣労働者、パートは直接雇用のパートタイム労働者に分類されます

派遣は派遣会社を通じた「間接雇用」なので、給与や時間などの労働条件は派遣会社と契約を結ぶことになります。

社会保険などの福利厚生も派遣会社が管理します。

そのため、職場で何かトラブルが起こった際、雇用主である派遣会社を通じて対処してもらうのが一般的です。

一方パートは、勤務先と直接的な雇用を結びます。

労働条件などは実際に勤務する職場とのやり取りを通じて決定するため、何かトラブルがあった際は、雇用主である職場と直接話し合いをして解決を図ることになるでしょう。

登録したら必ずお仕事を紹介してもらえますか?
求人状況と希望のマッチングを目指し、適切なお仕事をご紹介します

派遣会社が紹介できる求人は、時期や地域などによって差があります。

また、派遣会社は登録者の希望に合った求人を紹介できるように検討しますので、あまりに希望条件が細かいと、迅速にお仕事を紹介できない場合もあります。

「これだけは譲れない」という希望条件を決めたうえで、その他の条件については比較的幅広く考えておくことで、仕事を紹介される可能性が高くなりますよ。

派遣社員でも社会保険に入れますか?
雇用されている派遣会社を通して加入できます

派遣社員でもあっても、雇用期間・就業日数・労働時間などの加入条件を満たしていれば、社会保険に加入できます。

派遣薬剤師に関係する保険は、主に以下の5つになります。

  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 薬剤師賠償保険

派遣社員の場合、勤務先のドラッグストアなどではなく、雇用主である派遣会社の制度が適用されます。

上記以外でわからない点などがあれば、各派遣会社の公式サイトを調べる、派遣登録会で質問する、派遣担当者へ相談する、といった3ついずれかの方法で疑問を解決していきましょう。

派遣薬剤師をまとめるとこんな人におすすめ

【派遣薬剤師がおすすめな人】

  • 決まった時間、決まった日に働くのが難しい
  • 長期間働けない
  • プライベートを大切にしたい
  • ハードワークを避けたい
  • ブランクがあって職場復帰が不安
  • いろいろな職場や土地で働きたい

上記項目に1つでも当てはまるものがあるなら、派遣薬剤師はきっと働きやすいと感じるはずです。

派遣は登録したからといって、必ず働けなければいけないわけではありませんし、一度働いてみて、合わなければ契約を更新しないという選択も容易にできますので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

以下、当記事内で紹介してきた薬剤師におすすめの派遣会社ランキングのリスト一覧となるので、興味がある派遣会社があればチェックしてみてください。

もし、派遣以外の働き方のほうが良いと感じた場合、「薬剤師におすすめの転職サイト10選」の記事を参考にしてみてください。

【本記事で利用したアンケート調査】

  • 調査対象:派遣薬剤師の経験がある人
  • 調査期間:2020年6月26日~7月10日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:23人
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