派遣保育士ってどんな仕事?75人の口コミからわかったメリット・デメリット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こどもが大好きで保育士の仕事をはじめたのに、

  • 持ち帰り仕事が多すぎる
  • 人間関係がしんどい
  • 長時間労働なのに給料が少ない…

といった理由から「今すぐ辞めたい」、もしくは「すでに辞めてしまった」という人はいませんか?

また、子育てが一段落したことから仕事に復帰したいと思っても、なかなかよい条件の仕事が見つからない方も多いかもしれません。

そんな方には、「派遣社員」として保育士の仕事することをおすすめします。

派遣なら、

  • 持ち帰り仕事なし
  • サービス残業なし
  • 職場が合わなければ角を立てずに辞められる

など、保育士の仕事におけるデメリットをなくして、大好きな子どもたちと向き合う時間を充実させられるからです。

「でも派遣っていつ仕事がなくなるかわからないでしょ」と言う方もいると思います。しかし、保育士に関してはその心配もいりません。

少子化と言われて20~30年経つ現在でも保育士不足は続き、求人募集はむしろ増えています。

女性の労働人口が年々増加し、保育所を必要とする家庭が増えているからです。

当記事では、実際に派遣社員として保育士をしている75人に口コミ調査を実施。

調査結果をもとに、派遣保育士のメリットや大変なところ、仕事内容などについて解説していきます。

これを読めば、派遣保育士についての理解が深まり、あなたに合った働き方なのかどうか判断できるでしょう。

「これから保育士のお仕事をはじめようと思っている方」も「現在の職場に悩みがある方」も、ぜひ参考にしてみてください。

派遣保育士の働き方

派遣保育士とは、派遣会社と雇用契約を結び、『派遣会社の社員』として保育園などに派遣されて働くことをいいます。

派遣保育士の仕組み

通常、保育士をする場合、あなたの雇用主は実際に働く保育園などです。

一方、派遣保育士の場合、あなたの雇い主は保育園ではなく派遣会社になります。

業務の具体的な指示は保育園から出ますが、毎月の給料は雇用主である派遣会社から支払われ、社会保険などの福利厚生も派遣会社のものが適用されます。

派遣社員として保育士をするメリット5つ

派遣保育士には、直接雇用される保育士にはないメリットが5つあります。

1.サービス残業や休日出勤がない

  • 園で雇われている保育士のように休日の会議や勉強会など、サービス残業や無給の仕事をしなくてもよい(30代 女性)
  • 毎日定時で仕事を終えられて残業がない(20代 男性)

派遣保育士のメリット1つ目は、サービス残業や休日出勤がないことです。

派遣保育士はあくまでも「派遣会社の社員」であり、勤務時間は派遣会社との雇用契約で決められています。

そのため、基本的に残業はないですし、ましてや保育園が派遣保育士にサービス残業をさせる(無給で働かせる)ことはできません。

もし残業がある場合でも、数分単位で残業代が出ますし、1日8時間を超えて働く場合は、通常の25%の割増賃金を支払わなければならないことが法律で定められています。

また、派遣は働く条件を自分で選べるため、もしあなたにお子さんがいて「学校から帰る時間には家にいてあげたい」と思うなら、短時間勤務の保育施設に絞ってお仕事探しをすることもできます。

  • 残業が当たり前のようにある
  • 休日出勤が多くプライベートな時間をとれない

とお悩みの保育士さんや、子育てしながら保育士に復帰したいと考えている方には、派遣保育士がおすすめですよ。

2.人間関係のストレスやしがらみが少ない

  • 環境が合えば勤続も希望でき、合わなければ気持ちよく退職できる(30代 女性)
  • 保育方針や人間関係等で悩んだ時に、すぐに派遣会社に連絡して勤務先を変えてもらえる(20代 女性)

派遣保育士のメリット2つ目は、人間関係のストレスやしがらみが少ないことです。

派遣は3ヶ月・6ヶ月のように契約期間を設けて働くため、職場が合わなければ「契約終了」という形で、角を立てずに辞められるからです。

保育士さんの悩みのなかでダントツに多いのが、「苦手な職員がいる」「保護者からのクレームがきつい」「園長先生と合わない」といった人間関係の悩みです。

派遣であれば、「合わない」「今の環境がツライ」と思ったら別の派遣先を紹介してもらえるため、ツライ環境で我慢しながら働き続ける必要がありません。

また期間限定なので、気が合わない職員とムリに仲良くしたり、派閥に入る必要もありません。

これまでの職場で人間関係に悩まされていた方や、ドライな人間関係を好む方には、働きやすい雇用形態と言えるでしょう。

3.書類作成などの持ち帰り仕事が少ない

  • 書類を書くこともなく、持ち帰りの仕事がほとんどない(50代 女性)
  • 書き物などがほとんどなく、定時で帰れるため、割り切った仕事ができる(30代 男性)

派遣保育士のメリット3つ目は、「書類作成」などの持ち帰り仕事が少ないことです。

書類作成は、ほとんどの場合正社員が行うため、クラス担任を持たない「派遣保育士」には書類作成の業務がないからです。

保育士さんの間では、負担の大きい仕事として不人気な書類作成業務。

連絡帳やお便りだけでなく、日案・週案・月案・指導計画など作成すべき書類が本当に多く、残業や持ち帰りでなんとかこなしている方も少なくありません。

「書類作成が苦痛」「子どもたちとの関わりに集中したい」という方は、書類作成業務のない派遣保育士がおすすめですよ。

4.幅広い経験が積める

  • こどもの人数や保育のやり方など、様々なタイプの保育園を契約期間ごとに経験できる(30代 女性)
  • いろいろな先生とご一緒できることで、新しい発見や、手遊び、保育などをお互いに学びあえる機会がたくさんある(40代 女性)

派遣保育士のメリット4つ目は、幅広い経験が積めることです。

派遣会社には多種多様な求人があり、また短期間でいろいろな保育施設を回ることができるからです。

たとえば、職場は「保育園」だけでなく、学童保育・企業内保育所・病院内の託児所・商業施設やテーマパークの託児ルームなどもあります。

また保育施設の規模も、園児100名以上のマンモス保育園から10人以下の少人数制施設までさまざまです。

いろいろな保育園の方針や理念に触れ、さまざまなタイプの保育士さんや子どもたちと関わることで、たくさんの学びを得ることができるでしょう。

いろいろな保育の現場を見てみたい、経験を積んでスキルアップしたいという方にはピッタリの雇用形態と言えます。

5.保護者対応が少ない

  • 保育士にとって一番頭を悩ませる保護者対応しなくても良いので気が楽(50代 女性)
  • 正社員の先生方と比べて、残業や保護者とのやり取りが少ない(30代 女性)

派遣保育士のメリット5つ目は、保護者対応が少ないことです。

保護者からの質問やクレームへの対応は主に担任の仕事ですが、派遣の場合、担任をもたないという選択も可能だからです。

副担任やサポートがメインであれば、保護者対応に時間を取られたり頭を悩まされたりすることが少なくなります。

「保護者との関わりがストレスで仕事がつらい」と感じている保育士さんは、サポート的な仕事ができる求人を選んでみてください。

派遣社員として保育士をするデメリット4つ

派遣保育士のメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。

1.ボーナスがない

  • 時給は良くても、ボーナスがないので大変なことがあっていくら頑張ってもその分が評価されない(30代 女性)

給料面においては、賞与(ボーナス)の出ないことが、派遣保育士のデメリットと言えます。

派遣社員は、保育士に限らず基本的にボーナスは出ません。

派遣保育士の時給にはボーナスも含まれているという考えだからです。

同じ園で働いている正社員がボーナスをもらっているのを目の当たりにすると、やりきれない気持ちになってしまう人もいるでしょう。

ただし、多くの正社員と違い派遣保育士にはサービス残業がありません。

働いた分の時給はしっかりと支給される点では、正社員よりも恵まれていると言えるでしょう。

2.責任のある仕事を任せてもらえない

  • 担任など責任ある仕事を任せてもらえないことが多いので、やりがいを求める方には向いていないかもしれない(20代 女性)
  • 任せられる仕事の大きさが違う。雑用系を任せられがち(20代 女性)

派遣保育士は、担任のような責任ある仕事を任せてもらえないケースが多いです。

派遣社員は、3ヶ月、6ヶ月といった契約更新のタイミングで辞めてしまう可能性もあり、担任をもってしまうと子どもたちに影響や混乱を与えてしまうからです。

園によっては、たとえ保育士資格をもっていても、仕事内容に正社員との区切りがあったり、補助作業や雑用がメインだったりすることもあります。

主任やリーダーのような責任あるポジションにつきたい方や、仕事にやりがいを求める方にとっては物足りない雇用形態と言えるでしょう。

3.園の都合で契約更新できないこともある

  • 仕事に慣れて、個人的にずっと働きたいなと思っても、契約期間満了時に更新していただけない場合は、再度就活を始めなければいけない(50代 女性)
  • 契約更新があり、毎回更新してもらえるとは限らない(20代 男性)

今いる職場が好きで長く働きたいと思っても、園の都合で契約更新されないことがあるのも、派遣保育士のデメリットです。

派遣は同じ職場で最長3年働けますが、それは派遣社員と派遣先(保育施設)双方の合意があった場合のみ。

たとえば、「園児の数が減って職員が不要になった」「産休で休んでいた職員が復職した」といった理由から更新なしとなるケースもあります。

気に入った職場でも、働き続けられるかどうかは園の都合次第であることが、派遣保育士のデメリットと言えるでしょう。

4.保育園の方針に慣れるのが大変

  • 保育手順や事務的なことが派遣先により異なるため、これまでの経験を常識と考えていると心が折れてしまうことも多い。柔軟に対応しなくてはならない(30代 女性)
  • 派遣先によって仕事内容が多少異なるので、慣れるまでに時間がかかる(20代 男性)

派遣先が変わるたびに園の方針に慣れなければいけないことも、派遣保育士の大変なところです。

保育園の方針やポリシーはそれぞれ。マナーや規律を重んじる園もあれば、子どもの個性を大事にするのびのび系の園もあります。

また、「テレビ禁止」「キャラクターの衣類や持ち物禁止」「文字の勉強禁止」といったNG事項のある園もありますね。

就業先が変わる機会の多い派遣保育士は、その都度、園の方針に合わせた子どもへの接し方や声がけに対応する臨機応変さが必要となります。

無資格でも保育士になれる

「こどもが好きだから保育士の仕事をしたいけど、今から学校に行ったり資格を取るのはちょっと…」

と思っている方も安心してください。

保育士の仕事は「認可」「不認可」問わず、資格がなくてもできます。

保育園では、子どもの年齢と人数によって「資格をもつ保育士」の数が決められており、規定人数の保育士がいれば、職員全員が有資格者である必要はないからです。

実際に、保育士の大手派遣会社ほいぷら保育ひろばでは、それぞれ100件以上の無資格でもできる求人が見つかります。

無資格でできる求人は主に「保育補助」

無資格で募集しているのは、主に「保育補助」のお仕事です。

保育補助とは保育士のサポートをする仕事で、

  • 食事やトイレの介助
  • オムツ交換
  • 寝かしつけ
  • おもちゃの準備や片付け
  • 製作物の準備
  • 園内の清掃

などを行います。

仕事内容は資格をもった保育士とほとんど同じですが、認可保育園の場合、無資格者が担任クラスをもつことはありません。

担任をもたないため、書類作成業務や保護者対応といった重要な仕事は任せられないケースがほとんどです。

また園にもよりますが、無資格者の時給は有資格者の時給に比べて低い傾向にあります。

「認可外保育園」では無資格者でも担任をもつことがある

認可保育園で無資格者が担任をもつことはありませんが、「認可外保育園(通称:無認可保育園)」の場合、保育士の資格がなくても担任をもつケースもあります。

認可外保育園は、職員のうち保育士や看護師の有資格者が1/3いればよい、つまり2/3は無資格でよいことになっています。

そのため、人手が足りず園に有資格者が少ない場合は、無資格者でも担任を持たせざるを得ないのが現状です。

もちろん誰でもできるわけではなく、子育ての経験があったり、保育関係の学校を出ていたり、自治体の研修を受講していたりと、何かしらの知識や経験は必要です。

やりがいのある仕事をしたい方は、あえて認可外保育園を選択するのも一つの方法でしょう。

ただし派遣保育士の特権である「残業なし」「持ち帰り仕事なし」といった働き方を優先したい方は、意に反して責任ある仕事を任せられないよう、勤務条件や仕事内容を事前にしっかり確認しましょう。

保育士の仕事を長く続けるなら資格取得がおすすめ

実際に仕事を始めてみてから、「もっと責任のある仕事がしたい」「これからも保育士の仕事を続けていきたい」と思ったら、資格取得を目指しましょう。

資格を取得すれば、以下3つのメリットが得られるからです。

  1. 高い時給の仕事につける
  2. 仕事の選択肢が広がる
  3. 保護者からの信頼が得られる

1.高い時給の仕事につける

保育士の資格ありとなしでは、時給に差が出るケースも多いです。

例えば、1日7時間×週5で月に22日間働いた場合、時給が100円違えば月給にして15,400円、年収にして18万4,800円の差がつきます。

長く保育士を続けるのであれば、より収入増が狙える保育士の資格を取得するのが得策です。

2.仕事の選択肢が増える

保育士の資格をもっていると、仕事の選択肢が増えます。

保育士は慢性的な人材不足なので「無資格・未経験歓迎」の求人もたくさんありますが、有資格者向けの求人の方が圧倒的に多いからです。

また、資格の有無で仕事内容に区別をつけている保育施設もありますし、認可保育園の場合は保育士の資格がないと担任をもてないケースがほとんどです。

保育士の資格があれば、どの保育施設のどんな仕事にも応募できるので、仕事の選択肢が圧倒的に増えます。

3.保護者からの信頼が得られる

保育士資格があると、保護者からの信頼度もまったく違ってきます。

保育士資格があることで、「保育の専門知識をもったプロ」という目で見てもらえるからです。

あなたがもし自分のお子さんを預ける場合、担任の先生が保育士の資格をもっていないと知ったらどう感じるでしょう。

我が子を預けて大丈夫なのかと不安になると思います。

なかには、「資格の有無よりも、経験や子どもへの接し方の方が大事」と思う方もいると思いますし、実際に資格がなくてもすばらしい保育をされる方は大勢いるでしょう。

しかし、経験や人柄に資格がプラスされれば、保育士としての価値も信頼度も格段に高まります。

保育士資格は、年に2回ある資格試験に合格することで取得できます。受験資格については下記を確認してください。

派遣保育士の一日の仕事内容

派遣保育士の仕事内容は、担当する年齢やシフトによってさまざまです。

ここでは、実際に派遣保育士として働くお二人の一日の流れとお仕事内容を紹介します。

【中早番/1歳児クラスAさんの一日】

8:30 出勤
早番職員からの引き継ぎを受け、登園した子どもの受け入れ・視診・トイレ介助をする
9:30 保育活動
例)散歩の場合:子どもたちに靴を履いてもらい、行き先を告げて出発。目的地に到着後、子どもたちに約束事を伝えて遊ばせる。帰園後は、トイレ・着替え介助や昼食の準備を職員で連携して行う
11:00 昼食
子どもたちの食事介助をする。食事がおわった子どもにはトイレ・着替え・お昼寝のための寝かしつけ介助をする
12:00 お昼寝
子どもたちがお昼寝の間、職員は交代で休憩。連絡帳の記入・書類作成・製作物の準備・職員会議もこの時間に行う
15:00 子どもたちを起こす
子どもたちを起こしてトイレ介助。トイレが終わった子どもからおやつ介助をする
16:00 保育活動と保護者への引き渡し
16時からはお迎えが来るまで保育活動(遊びの見守り)をし、お迎えが来たら保護者に引き渡す
17:20 遅番職員への引き継ぎ
遅番の職員に引き継ぎをし、片付けをする
17:30 退勤

【午後・延長保育/1歳児クラスBさんの一日】

15:00 出勤
子どもたちをお昼寝から起こす。トイレ介助、布団の片付け、おやつの準備をする
15:20 おやつ
おやつ介助。食べ終わった子の手洗いや着替えの介助をする
15:40 外遊び/室内あそび
あそびの見守りをしたり、トイレ介助をしたりする。お迎えがきたら保護者に引き渡す。
17:45 延長保育
絵本を読んだり手遊びをしたりする。延長保育担当者と連携しながら、おやつの準備や保護者対応をする
18:10 おやつ
延長児のおやつ配膳をする。帰った子どもを確認して名簿にチェックする
18:30 戸締まり
各保育室・施設全体の鍵をしめて電気などを確認する。ゴミを捨てる
19:00 退勤
全児童が帰ったことを確認して帰宅

派遣保育士はこんな人におすすめ

派遣保育士は以下のような人におすすめです。

  1. 働く時間に制約がある人や自分の時間を大切にしたい人
  2. 人関関係のストレスを避けたい人
  3. 協調性があり臨機応変に対応できる人

1.働く時間に制約がある人や自分の時間を大切にしたい人

派遣保育士は、勤務時間に制約のある人やプライベートを大切にしたい人に向いています。

派遣の場合、勤務日数や勤務時間を絞って仕事が探せるため、「週2日」「早番のみ」といった週5フルタイム以外の働き方ができるからです。

また、担任を持たない保育補助の仕事を選べば、「残業なし」や「持ち帰り仕事なし」といった働き方も十分可能です。

子育てをしながらムリなく働きたい方や、資格取得など他にやりたいことがある方、仕事とプライベートをしっかり分けたい方におすすめです。

2.人関関係のストレスを避けたい人

職場でのわずらわしい人間関係やストレスを避けたい人は、派遣保育士になることをおすすめします。

派遣は、3ヶ月、6ヶ月のように契約を更新しながら働く雇用形態なので、もしも職場環境が合わないと感じたら「契約終了」という形で辞められるからです。

また、長く働くことが前提だと、職場に気の合わない人がいても「今後のことを考えると仲良くしなければ…」などと考えてしまうかもしれませんが、期間限定であればムリに人間関係を構築する必要もありません。

人間関係のストレスを抱えやすい人や、職場ではドライな人間関係を望む人には、よい意味で他の職員と距離が保てる派遣保育士は向いていますよ。

3.協調性があり臨機応変に対応できる人

派遣保育士は、協調性のある人に向いています。

派遣は契約期間がある働き方なので、正社員に比べて職場の変わる機会が多いからです。

施設ごとの保育方針に合わせて園児への対応や関わり方を変えていく臨機応変さや、新しい職場にとけこんでいける協調性がある人は、ストレスなく派遣保育士の仕事ができるでしょう。

派遣保育士の時給相場

保育士の時給は、他の多くの職業と同様に都道府県によって相場に大きく差があり、一般的には人口が多くて経済力のある都心部の時給は高い傾向にあります。

地方では1,100円ほど、東京都内では1,400~1,600円ほどの求人も多いです。

下記は、保育士派遣を専門とする派遣会社で、東京都内における新着上位50件の時給平均額です。

ちなみに、厚生労働省が発表した平成29年度「保育士及び幼稚園教諭の平均賃金等の実態」によると、常勤フルタイムで働く保育士(勤続年数7.7年)の月給は約23万円です。

時給1,400円の派遣社員の場合、1日8時間/週休2日で月22日間働くと月収は24万6,400円ですから、正社員以上の月収が得られる可能性も大ですよ。

保育士の求人数が多いおすすめの派遣会社

派遣保育士の仕事をしたい場合にどの派遣会社を選べばいいか迷ったら、保育士の求人数が多い下記の派遣会社に登録しましょう。

扱う求人が多いほど、「時給」「勤務地」「勤務時間」「福利厚生」「保育園の規模」「認可か認可外か」など、多くの選択肢から自分に合った就業先を見つけられるからです。

また、よい仕事に巡り合うためには「派遣会社の担当者の対応」がとても重要です。

できれば2社登録して比較し、親身になってくれる担当者がいる派遣会社にお願いしましょう。

派遣会社名 保育士の求人数(件)
ブレイブ 12,127
保育のお仕事 10,069
ほいぷら 7,586
わたしの保育 5,503
保育ひろば 4,573
ほいく畑 4,039

(調査日:2020年9月6日)

まとめ

「持ち帰り仕事が多すぎる」「職場の人間関係がつらい」「長時間労働なのに給料が安い」といった不満をもちながら働いている正社員保育士さんや、子育てが一段落して職場復帰したい主婦(主夫)の方は、ぜひ『派遣保育士』という働き方を検討してください。

勤務先や勤務形態の選択肢が広く、残業なし、持ち帰り仕事なしといった理想的な働き方ができますよ。

保育士は、働くお父さん・お母さんのサポートができ、たくさんの子どもたちの成長をすぐそばで感じられる素晴らしいお仕事です。

ぜひ、大好きな仕事を楽しみながらできる環境を見つけてくださいね。

当記事をご監修いただいた中田馨氏のコメント

少子化と言われていますが、保育園を利用したい保護者の数は一昔に比べ格段に増えている現在。

加えて、自治体が新しい保育所を増やしていますので保育士の数が不足しています。

保育園の園長と話していると必ずと言っていいほど「職員数足りてる?」「いい人、知らない?」といった話題になります。

事務仕事も多い保育園ですので「保育に集中できる」派遣の保育士さんはありがたい存在です。

仕事もプライベートもどちらも同じように充実させたい場合は、派遣保育士という選択も一つですね。

中田馨氏
監修者プロフィール:中田馨(なかたかおり)氏
中田家庭保育所施設長、一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。

『AERA dot.』『小学館 Hagukum』などで離乳食・育児コラム連載。著書に『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)がある。

1974年創業の実家の保育所を継ぐ。保育士歴は20年以上。現在8名のスタッフと共に保育所を運営している。

2005年、2008年に出産するが、2人目が産まれてから別居、離婚を経験しとしたため10年以上ひとり親として仕事と子育てを両立している。

自身が運営する『赤ちゃんからはじめる和食育☆離乳食インストラクター中田馨の“和の離乳食レシピ”blog』では、2,000食以上の離乳食レシピが紹介されている。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加