派遣社員が仕事を休みたいときの「休みの取り方」や「休む場合の言い訳」を紹介

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  • 「体調がすぐれないから休みたい」
  • 「仕事を休みたいけど誰に休むと言えばいいの?」
  • 「有給もないのに休むのってマズイ?」

派遣社員でも仕事を休めるのか、どうやって休めばいいのか、派遣社員の休みについてよくわからないまま働いている人も多いのではないでしょうか。

派遣社員が休むときは、派遣先の上司へ休むことを伝えたあと、派遣会社へ連絡すればOKです。

・・・しかし、このページを見ている人の中には、「派遣先に入ったばかりなのに休みたいけど休んで良いのか?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

就業後間もないタイミングでも、有給休暇がなくても休めるのでご安心ください。

やむを得ない理由であれば、派遣先も派遣会社も休ませなければいけないからですね。

当記事では、

  • 派遣社員が仕事を休むときの方法
  • 仕事を休みたいときに使える言い訳
  • 休みやすい派遣先の特徴
  • 派遣社員ももらえる休業手当や生理休暇

などについて紹介しています。

この記事を読めば、仕事を休むときにどうすればいいのかがわかり、安心して仕事を休めるようになりますよ。

当日欠勤はまず派遣先の上司へ連絡しよう

派遣社員が当日休む場合、まずは派遣先の上司へ休む連絡を入れましょう。

まず派遣先へ連絡する理由は、仕事の状況を伝えたり引き継ぎが必要かを相談した上で、上司から休みの承諾を得られるからですね。

承諾を得たら、派遣会社へ「承諾を得た上で休みます」と連絡しましょう。

連絡方法は基本的に電話です。

電話連絡だと確実に休むことを伝えられますし、状況や謝罪の気持ちも伝わりやすいからですね。

遅くとも就業時間の10分前までには連絡しましょう。

ギリギリのタイミングで連絡すると、派遣先に心配をかけるだけでなく、寝坊と疑われてしまうこともあります。

「どうやって電話すれば良いかわからない」と不安な人は「【見本付き】電話のかけ方や名乗り方は?派遣会社との電話対応マナー」も参考にしてみてくださいね。

当日欠勤の連絡にメールはNG

当日欠勤を電話で伝えることに抵抗があるからと、メールで連絡しようと考える人もいると思います。

しかしメールによる当日欠勤の連絡は避けましょう。

メールは、一方的な連絡になるのと、3つのデメリットがあるからですね。

メールで当日欠勤の連絡をする3つのデメリット
    1. 就業時間までにメールチェックされず、出勤してこないと心配をかける
    2. 見落とされて無断欠勤扱いになる
    3. 社会人としてマナー違反で印象が悪くなる

前もって休みを取る場合は派遣先の承諾を得てから派遣会社に連絡する

休みたい日が事前に決まっている場合、派遣先の承諾を得てから派遣会社へ連絡しましょう。

派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んでいるためです。

休みの申し出はできるだけ早いタイミングで派遣先に行い、派遣会社へもすみやかに連絡してください。

なぜなら、仕事のスケジュール調整やシフト調整する必要があるからですね。

休みの申請方法は、「派遣先」や「派遣会社」によって異なります。

「派遣先」へ休みの申請する場合、口頭連絡でOKのところもあれば、専用の用紙に記入したりメールでの申し出が必要なところもあります。

「派遣会社」へ休みの申請をする場合も、営業担当者への連絡が必要なところもあれば、Web上で申請できるところもあったりとさまざまです。

前もって休みの取り方について確認し、それぞれのルールに従って休みの申請をしてくださいね。

有給がなくても仕事を休める

  • 「まだ有給が発生していない」
  • 「すでに有給を消化してしまった」

などの理由で有給がなく、休めるのか心配な人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、有給休暇がなくても仕事を休めます。

なぜなら欠勤扱いになるだけだからですね。

仕事は休めるものの、その分給料が減ってしまうことを理解しておきましょう。

休む理由によっては、有給休暇がなくても有給扱いとしてくれる派遣会社もありますよ。

アデコ 配偶者や一親等が逝去された場合、喪主になることも想定されるため、有給休暇を5日間付与している。
パソナ 特別休暇として有給で
「結婚休暇」
「忌引休暇」
「事故休暇」
「裁判員特別休暇」
を取得できる。

派遣社員が休むときに使える言い訳3つ

有給休暇を取得する際は、詳しい理由を伝えなくても「私用のため」と事前申請すれば問題ありません。

しかし、有給休暇のない人や突然休みたい人は「休む理由」が必要です。

ただ「友達と遊びに行きたい」「今日はダルいし休みたい」と正直な理由を伝えるわけにはいきませんよね。

そこで使いたいのが「休むための言い訳」です。

有給休暇のない人や突然休むときに使える言い訳は3つあります。

  1. 体調不良や通院
  2. 家庭の事情
  3. 冠婚葬祭

いずれもやむを得ない理由であって、派遣社員が休む理由としてよく使用されますね。

派遣社員として働いていたとき休みを取った経験がある99人へ「休んだ理由」についてアンケートを行ったところ、体調不良や通院、子どもの都合など、やむを得ない理由が半数以上を占めていました。

派遣社員が仕事を休む理由TOP5

順位 理由 回答者数(複数回答)
1位 体調不良(風邪など) 51人
2位 通院 12人
3位 サボりたい(息抜き、面倒など) 11人
4位 子どもの病気や学校行事 9人
5位 役所へ行く 4人
5位 旅行 4人
5位 趣味 4人

それぞれの言い訳について詳しく見てみましょう。

嘘はNG

嘘がバレてしまうと信用問題となり、最悪の場合クビになる可能性もあります。

1.体調不良や通院は突然の休みに使える言い訳

「なんとなく今日は行きたくない」「寝坊した」など、突然の休みに使えるのが体調不良や通院という言い訳です。

体調の悪い派遣社員をムリに出社させられないからですね。

ただし、派遣会社や派遣先によっては、診断書の提出や医療機関を受診した領収書の提出を求めてくるところもあるので注意してください。

2.前もって休みたい日が決まっているなら家庭の事情を言い訳にできる

前もって休みたい日が決まっているなら、家庭の事情を言い訳にできます。

例えば、

  • 「親の通院に付き添わなくてはいけない」
  • 「子どもの行事がある」
  • 「家のリフォームや消防点検の立ち会い」

といった事情を言い訳にできます。

家庭の事情は、あなた以外に代われる人がいないから、やむを得ないとなるわけですね。

注意したい点が2つあります。

  • 細かく聞かれたときに具体的な回答を返せるか
  • 同じ環境の人が周りにいないか

親の病名や通院先の病院名、リフォーム箇所や工事内容など、具体的に答えられないと怪しまれますよ。

また子どもと同じ学校へ通わせている人が職場にいると、「行事なんてない」と嘘がバレてしまうこともあります。

3.2日以上連続で休みたいときの言い訳なら冠婚葬祭

2日以上連続で休みたいときは「冠婚葬祭」を言い訳にできます。

派遣社員へ慶弔休暇を与えている派遣会社もあるぐらい、冠婚葬祭は仕事を休んででも参加すべき用事だからですね。

「友人の海外挙式に参加する」「同級生の結婚式だから帰省する必要がある」といった理由なら数日間休めますし、葬儀への参加も遠方なら1泊2日程度は休めるでしょう。

結婚式の場合、土日に行われることが多いので、土日に休みたい人も使える言い訳です。

ただし、結婚式も葬式も頻繁に起こることではないので、毎月は使えません。

また六曜を理解しておかないと、「仏滅に結婚式っておかしくない?」「友引に葬儀ってありえない」と疑われることもありますよ。

葬式は突然休むときの言い訳としても使えますが、結婚式は何ヶ月か前から決まっていることなので、急に休みを申請すると怪しまれる可能性もあるので注意しましょう。

就業後すぐでも休めるが印象は悪い

派遣先への就業後すぐとなる初日や二日目でも休みは取れます。

ただし、就業後すぐ休みを取ることで派遣先と派遣会社の両方から、あなたに対しての印象が悪くなるのは避けられないでしょう。

就業後すぐ休むことで、

  • やる気がないのではないか?
  • 緊張感がないのか?
  • もしかしたら辞めるのでは?

など、ネガティブな印象しか与えないからですね。

しかし、体調不良で休まざる得ないときや、新しい職場への緊張感や不安から体調を崩してしまう場合もあります。

もし、就業後すぐ休むことになったら、ヘタな言い訳せず休み明けからマジメに仕事を続けることで信頼を取り戻していきましょう。

勤務態度が良い状態を継続することで、周りに与えてしまった悪い印象を払拭できます。

派遣で頻繁に休んでいるとクビの可能性あり

「派遣はいつでも休んでいい」と頻繁に休む派遣社員もいますが、そんな自由な考え方でいるとクビになる可能性もあります。

ツイッターを見てもわかるように、休みすぎてクビになっている派遣社員は存在します。

なぜなら、頻繁に休むことで周りへ迷惑かけるし、仕事に支障をきたすからですね。

何回休んだらクビという決まりはありませんが、常識的に考えてありえないほど頻繁に休むのは避けましょう。

無断欠勤や正当な理由なく休みが続いたりするとクビの可能性は高くなります。

すぐクビにならなかったとしても、派遣先から次回の契約更新してもらえなかったり、派遣会社から次の職場を紹介してもらえなくなったりしますよ。

実際に派遣社員として働いていたときに休んだ経験者99人へ、「どれぐらいのペースで休んでいたか」アンケートを行った結果、以下の数字となりました。

  • 1位 1ヶ月に1回・・・25人
  • 2位 2ヶ月に1回・・・20人
  • 3位 半年に1回・・・12人

アンケート結果も踏まえると、派遣社員の休むペースは1ヶ月~2ヶ月に1回が許容範囲と言えますね。

働き方改革に伴い、年間5日は有給休暇の取得が義務化されたため、2ヶ月に1回ペースで休むことは必然的となりますね。

スムーズに休みたい人は休みやすい派遣先を選ぼう

仕事をスムーズに休みたい人は、休みやすい派遣先を選びましょう。

派遣先によって、「休みやすい派遣先」と「休みにくい派遣先」があるからですね。

●休みやすい派遣先
・従業員が多い
・派遣先の上司に理解がある
・休みのとり方をルール化している
・子持ちや女性が多い
●休みにくい派遣先
・人手不足
・休むといろいろ聞かれる
・休みが取れない雰囲気

それぞれの理由や、派遣社員として働いていたときに休みを取った経験のある人たちの口コミを紹介します。

休みやすい派遣先の特徴4つ

休みやすい派遣先の特徴を4つ紹介します。

1.従業員の多い派遣先は代わりがいるから休みやすい

従業員の多い派遣先は、代わりの人がいるので休みやすいです。

自分の仕事を代わりにしてくれる人がいれば、休んでも仕事への支障はないからですね。

  • 誰でもできる軽作業
  • みんなの仕事内容が同じコールセンター

などは、引き継ぎの必要がなく勤務しているスタッフも多いため、欠員が出てもフォローしやすい職場です。

【休みやすい派遣先の口コミ】

  • 「部署の人数の多いところは休みが取りやすくてよかった。」
  • 「製造工場の単純作業などは、とくに専門性を必要としなかったので、人員の替えが効きやすく休みやすい職場です。」
  • 「通販会社のテレフォンオペレーターは、代わりの人が何人もいたため、融通が利きました。」

2.休むことに対して派遣先の上司の理解がある

休むことに対して上司の理解がある派遣先は休みやすいです。

休むことに対して理解のある上司がいる職場は、正社員と派遣社員分け隔てることなく休みやすい雰囲気だからですね。

上司の休みへ対する理解度は、働いてみないとわかりません。

「上司へ報告したときどんな対応だったのか」の経験を何度か積み重ねないと見えてこないからですね。

【休みやすい派遣先の口コミ】

  • 「上司に理解があり、休むことを言い出しやすかった。」
  • 「係長も半休を月2回以上使う方でしたし、社員の方々も月1のペースで有給を使う職場だったので、とくに気にせず休めました。」
  • 「休みやすかったのは、係長がとてもやさしく、健康面に気を使ってくれていた派遣先です。」

3.休みの取り方をルール化している派遣先

休みの取り方をルール化している派遣先は休みやすいです。

なぜなら、休みたいときにルール通りに休みを申請すればいいからですね。

  • 1ヶ月前にまとめて休みの希望を聞いてくれる。
  • メール申請だけで休める。

など、休みの取り方が決まっていると、面倒な手続きをしなくてすみます。

さらに、上司へ休むことを報告する際、不安な気持ちになったり罪悪感を覚えることもないでしょう。

福利厚生のしっかりしている大手企業などは、休みの取り方がルール化されていますよ。

【休みやすい派遣先の口コミ】

  • 「係長へ一週間前までに口頭で報告すればいいシステムのところは休みやすかった。」
  • 「数日前に申請すればほぼ確実に何も聞かれず休めた。」
  • 「休みやすかった派遣先はメール連絡だけで休めたところ。」

4.同じ子持ちママさんや女性が多い職場は休みが取りやすい

自分と同じ子持ちのママさんのや女性が多い職場のほうが休みを取りやすいです。

子持ちママさんや女性特有の不調を理解してくれている職場だからこそ、多数採用してくれているからですね。

たとえば、まだ小さなお子さんが居るママさんは、「子どもが急に熱を出した」など、当日急遽休むケースも出てきます。

また女性ならではの部分としては、重い生理痛や更年期障害が辛くて出社できないこともあります。

子持ちのママさんや女性特有の不調がある人は、同じ子持ちや女性が活躍している派遣先を視野に入れてみてくださいね。

【休みやすい派遣先の口コミ】

  • 「女性の上司で、職場もほとんど女性だったので、女性特有の事で休みをとっても理解があり良かったです。」
  • 「休みやすかったのは子育て世代が多い派遣先です。女性9割の職場だったので常に誰かが休んでいる感じでした。」

休みにくい派遣先の特徴3つ

休みにくい派遣先の特徴を3つ紹介します。

1.人手不足の派遣先は休めない

人手不足の派遣先で休みを取るのは難しいです。

ギリギリの人数でシフトを組んだり営業しているので、代わりの人もおらず、急に休むと仕事が回らなくなってしまうからですね。

従業員数の少ない派遣先は「休むのは難しい」と覚悟しておく必要があるでしょう。

【休みにくい派遣先の口コミ】

  • 「販売業の派遣先で2人体制の場合、休憩が回らないため、微熱であっても出勤していました。」
  • 「常に人手不足で休みづらい環境だと、休みを取りたくても取れない。」
  • 「飲食店は普段から人員不足だった上に、繁忙期や祝日と重なると、体調不良でも休めませんでした。」

2.派遣先の上司が派遣社員へ休む理由を細かく問い詰める

派遣先の上司が派遣社員へ休む理由を細かく問い詰めたり、グチをこぼすと休みにくいです。

話を聞いている派遣社員は、面倒くさい気持ちになったり、疑われているのかなと嫌な感情も出てくるからですね。

性格が優しくてマジメな人ほど、休みたいと言い出せなくなったりします。

派遣社員にも休む権利はあるので、やむを得ない理由の場合は毅然とした態度で休みを取りましょう。

あまりにもしつこく聞かれたり言われて精神的にツライ場合は、派遣会社の営業担当へ相談してみてくださいね。

【休みにくい派遣先の口コミ】

  • 「体調不良で休む事さえ真偽を疑われ、家の都合やプライベートな事まで踏み込んで根掘り葉掘り聞かれた。挙句、文句をいつまでも言い続けられた上で、仕方なく休ませてもらえた。」
  • 「休みにくい派遣先は、一度休むと次の日にネチネチ言われるところ。」
  • 「次の日に出勤した際、理由を細かく聞かれる。体調不良で休んでも、ズル休みじゃないかと疑われるから取りにくかった。」

3.休みにくい雰囲気の派遣先

休みにくい雰囲気の派遣先は、残念ながら休みが取りにくいです。

なぜなら、職場全体として「休みたい」と言い出しづらい雰囲気が作られているからです。

休みの取れない雰囲気の派遣先とは、

  • 固定休以外の休みはNGという暗黙の了解がある。
  • 休んだ人にペナルティを設けるなどのパワハラが横行している。
  • 忙しすぎて社員が休みをまったく取らない。

など、有給休暇の取得が義務化されてもなお、休みを取らせようとしない派遣先です。

休みの取れない派遣先はブラック企業の可能性もあります。

仕事を紹介されたときにネットで会社の口コミや評判をチェックしたり、前もって派遣会社へ休みが取りやすいか確認しましょう。

【休みにくい派遣先の口コミ】

  • 「社員が有給をとってない会社は休みが取りにくい雰囲気で、お盆や年末年始も固定の休み以外は出社という暗黙のルールがあった。」
  • 「「休むこと=悪」という同調圧力が怖かった派遣先。やたらと「健康管理」を連呼していたので。体調不良で休んでしまった翌日に出勤したときも残業を依頼してきて困りはてました。まったく人を大切にしていない会社でした。」
  • 「上司がワーカホリックで熱い人のため部下も休みづらく、派遣社員はとくに休める雰囲気では無かったです。」

派遣社員が休みやすくするために2つのできること

派遣先選びとあわせて、派遣社員が休みやすくするためにできることは2つあります。

  1. まじめに働く
  2. 休みたい日を事前に派遣会社や派遣先へ伝えておく

普段からまじめに働いている人は休みが取りやすいです。

まじめに働いている派遣社員から「休暇申請」が来たら「休まないといけない理由がある」と尊重してくれやすいからですね。

派遣会社ごとに事情は異なるため、すべての派遣先に当てはまるわけではありませんが、勤務態度が悪い人よりは休みやすいと考えられます。

当日、急に休むことになっても、普段から勤務態度のいい人は疑われないでしょう。

また休みたい日を派遣会社や派遣先へ事前に伝えておけば、派遣先も休みに配慮してくれます。

もしくは、休むことに理解のある派遣先を紹介してもらえたりします。

派遣社員として働く人は、この2つを心得ておくと休みを取りやすくなりますよ。

会社都合の休みは「休業手当」をもらえる

「仕事がなくなったから今日は出社しなくていい」「システムダウンで出社しても仕事ができないから休業にします」など、会社側の都合で仕事休みになるケースもあります。

会社都合で仕事が休みになった場合「休業手当」をもらえます。

なぜなら、労働基準法によって休業手当の支払い義務が定められているからですね。

また、仕事が原因で休まざる得なくなった場合には「休業補償」の支給もあります。

派遣社員でも請求できる「休業手当」と「休業補償」について詳しく解説します。

会社都合の休みの場合「休業手当」として平均賃金の60%がもらえる

会社都合で仕事が休みになれば、休業手当として平均賃金の60%を支給されます。

労働基準法第26条で、「会社の都合で休業する場合、会社は平均賃金の60%以上の手当を支払わなければならない」と定められているからです。

派遣先から突然の休業を言い渡されたら、派遣会社の営業担当へ連絡しましょう。

休業手当の支払義務は派遣会社にあるから派遣先ではなく、派遣会社に連絡する必要があるからですね。

仕事中のケガや病気で休まざるを得なくなったら「休業補償」を請求しよう

仕事中のケガや病気で休まざるを得ない状況になったときは「休業補償」を請求しましょう。

仕事が原因のケガや病気は、労災保険の対象となり「休業補償給付」を利用できるからですね。

休業補償は、仕事中(通勤途中も含む)のケガや病気で働けないときの補償として、平均賃金の80%が支給されます。

ただし、休業補償の支給が開始されるのは、ケガや病気で働けなくなった日から数えて4日目です。

最初の3日間は支給されないので、派遣会社から休業手当をもらいましょう。

仕事中にケガや病気をしたらすぐ派遣会社の営業担当へ連絡し、労災保険の手続きを依頼してくださいね。

注意

通勤中のケガや病気の場合、派遣会社には補償責任がないため、派遣会社から最初の3日間の休業手当はもらえません。

仕事中のケガや病気の治療には健康保険が使えない

仕事中のケガや病気の治療には健康保険が使えないので注意してください。

なぜなら、仕事中のケガや病気は労災扱いになるからですね。

ブラックな派遣会社や派遣先は、労災隠しのために、健康保険を使うよう促してくるところがあります。

なぜ労災隠しをするのかというと、

  • 労災事故の数が増えると労災保険料は増額される。
  • 「労働基準監督署」から調査が入る。
  • 補償の問題をうやむやにして責任逃れをしたい。
  • 手続きが面倒くさい。

といった理由があるからですね。

しかし、労災隠しが行われると、労働者は労災保険を利用できません。

労災隠しは刑事罰にもなる重大な法律違反なので、権利を主張して労災請求するようにしましょう。

仕事中のケガや病気で休んでいる間と職場復帰した後30日は解雇されない

仕事中のケガや病気で休んでいる間と、職場復帰した後30日は解雇されないので安心してください。

なぜなら「労働基準法第19条」で定められているからですね。

【労働基準法第19条】
使用者は、労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及びその後三十日間並びに産前産後の女性が第六十五条の規定によつて休業する期間及びその後三十日間は、解雇してはならない。ただし、使用者が、第八十一条の規定によつて打切補償を支払う場合又は天災事変その他やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となった場合においては、この限りでない。
引用元:e-Gov

該当する期間中、派遣会社から解雇を言い渡されたら法律違反だと伝え、撤回されなければ「労働基準監督署」などに相談しましょう。

天災による休業だと休業手当はもらえない

台風や地震といった天災で会社が休業した場合、休業手当はもらえません。

なぜなら会社の都合ではなく、自然災害は不可抗力の休業となるためですね。

台風や地震のせいで、派遣先の施設や設備が被害を受けて仕事ができなくなってしまうのは、派遣会社や派遣先にはどうすることもできません。

ただし、仕事ができる状態なのに派遣先の判断で休業となった場合は、会社都合の休業となるので休業手当をもらえます。

  • 台風の影響で交通機関が止まるかもしれないから営業時間を短縮した。
  • 天災のせいで客は入らないだろうから店を閉める。

などは、不可抗力による休業とは認められず休業手当をもらえますよ。

生理痛で休むことは労基法で認められている

派遣社員でも生理休暇を取得できます。

労働基準法第68条で、「使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない」と定めているからですね。

生理休暇の取得は、派遣社員を含め労働者すべてに適用されます。

生理休暇の取得方法や注意点などを見てみましょう。

生理休暇は申し出るだけでOK

生理休暇には申請書類など必要なく、「生理痛がひどく出社できないため休みたい」と伝えるだけでOKです。

  • 日数単位
  • 半日
  • 時間単位

で取得できるので、出社後に生理痛がひどくなって休むこともできますよ。

ただし、生理休暇は派遣会社によって有給か無給か扱いが違います。

就業規則などで生理休暇の賃金の取り扱いについて確認しておきましょう。

生理休暇を取る際に注意すること2つ

生理休暇を取る際に注意したいのが、有給休暇への影響と不適切な取得です。

1.生理休暇を取りすぎると有給休暇の取得条件をクリアできない

生理休暇は欠勤扱いになるため、生理休暇を取りすぎると、有給休暇の取得条件をクリアできない可能性があります。

【有給休暇の取得条件】

  • 6ヶ月間の継続勤務
  • 労働日の8割以上出勤

休みすぎると労働日の8割以上出勤する条件を満たせないので注意してくださいね。

不適切な生理休暇の取得は懲戒処分の可能性もある

不適切な生理休暇の取得は、懲戒処分の可能性もあるので注意しましょう。

なぜなら過去に、不適切な生理休暇の取得で懲戒処分されたケースがあるからですね。

不適切な取得とは、働ける状態なのに生理休暇を取ることです。

例えば、「生理痛がひどいと偽って生理休暇を取り、旅行へ出かける」などが挙げられます。

生理休暇は、仕事にならないほどツライ女性へ向けた休暇であることを理解してくださいね。

まとめ

派遣社員が仕事を休む場合、当日欠勤でも前もっての休みであっても、まずは派遣先の上司へ伝えます。

派遣先の上司から承諾を得たら、派遣会社へ連絡しましょう。

当日欠勤の場合は、就業時間の10分前までには電話連絡をしてください。

前もって休む場合は、できるだけ早いタイミングで休みの申し出をしましょう。

やむを得ない理由があれば、有給のない人や当日でも休めます。

【有給のない人や突然休むときに使える言い訳3つ】

  • 体調不良や通院
  • 家庭の事情
  • 冠婚葬祭

ただしズル休みがバレたり、頻繁に休んだりするとクビになる可能性もあるので注意してくださいね。

あと派遣社員の休みで覚えておきたいのが以下の3つです。

  • 会社都合の休みでもらえる「休業手当」
  • 仕事が原因のケガや病気で休まざる得なくなったときにもらえる「休業補償」
  • 生理痛でツライときに休める「生理休暇」

仕事を休む方法とあわせて、派遣社員が休まざる得ないときの補償や権利などもしっかり理解しておきましょう。


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