派遣会社は2~3社登録がおすすめ!複数登録のメリット・デメリットとは?

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  • 派遣会社って何社も登録していいの?
  • いくつも登録しているのがバレたら問題にならない?

派遣会社に複数登録することに対して、心配している人もいるかもしれません。

結論から言うと、派遣の仕事を効率よく探すなら派遣会社は2~3社に複数登録するのがおすすめです。

なぜなら、複数登録することで「選べる求人数が増える」「同じ仕事なのに時給が高い派遣会社が見つかる」といったメリットも多いからですね。

当社が行ったアンケート調査でも、「派遣社員として働く人の約7割が2社以上の派遣会社に登録している」と回答しました。

派遣の派遣会社の複数登録している人の割合

派遣会社1社しか登録しないのは、実はとてももったいないことなんですよ。

当記事では、複数登録のメリットとデメリットについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

派遣会社に複数登録がバレても大丈夫

派遣会社の複数登録がおすすめと言われても、「派遣会社にバレたら問題なのでは?」と心配な人もいるでしょう。

結論から言うと、派遣会社に複数登録がバレても大丈夫です。

なぜなら、派遣会社自体が複数登録を認めているからですね。

下記は、大手派遣会社リクルートスタッフィングに寄せられた質問への回答ですが、「複数登録は可能」と明記されています。

派遣社員の7割は2社以上派遣登録をしている

派遣社員100名に「何社、派遣登録したか」をアンケート調査した結果、1社のみ登録は31名(約3割)で、残りの69名(約7割)の人は2社以上登録していました。

一人あたりの派遣会社登録数

登録した数の内訳としては、2社登録した人が100名中33名と最も多く、3社が17名、4社以上登録している人も16名います。

この結果からも、派遣会社の複数登録は特別なことではないとわかりますね。

派遣会社の複数登録をするメリット

では、どうして7割もの人が2社以上の派遣会社に登録しているのでしょうか。

当社では、100名の派遣スタッフそれぞれに対して、複数登録をすることで「どのようなメリットを感じるのか?」を聞いてみました。

仕事の選択肢が増える(61名/100名)

複数登録のメリット、ダントツの1位は100名中61名で「仕事の選択肢が増える」でした。

【口コミ】

  • 派遣先がいろいろ選べ選択肢が増えたことで、条件に合う仕事に就けた
  • オファーがたくさんあるため、断ることも選ぶこともできた
  • 派遣会社によって扱う業種が違うので、色々な仕事が経験ができた

1社よりも2社、3社と登録した方がたくさんの仕事を紹介してもらえるため、多くの案件からより自分に合った仕事を選べるというわけですね。

また、派遣会社によって得意分野が違うことから、「自分が考えていなかった職種や業種を紹介されて選択肢が広がった」という声も多く聞かれました。

同じ仕事なのに時給が高い派遣会社が見つかる(39名/100名)

複数登録のメリットとして次に多かったのが「同じ仕事なのに時給が高い派遣会社が見つかる」ことでした。

【口コミ】

  • 同じ案件でも、派遣会社によって時給が50~100円違うことがありビックリした。
  • 同様の職種でも派遣会社により時給に差がある際に、高い方を選べた
  • 派遣会社A:時給1,500円
  • 派遣会社B:時給1,600円

上記のように、同じ企業の案件でも派遣会社によって時給に差が出るのは珍しいことではないためです。

ちなみに時給の違いは、

  1. 派遣会社の営業力
  2. 派遣会社と企業の関係性
  3. 派遣会社のマージン率

によるものです。

「営業力」とは、派遣会社の営業担当者の派遣料金交渉力のこと。

「関係性」とは、たとえば「A社の派遣スタッフはいつも優秀だから、他社よりも高い派遣料金を払います」といった信頼関係のこと。

また、「マージン率」は企業から派遣会社に支払われる料金(派遣料金)のうち、派遣会社の取り分となる割合を言います。

マージン率は20%後半~30%前半が一般的ですが、この数%の差が時給の差となります。

複数の派遣会社に登録すれば時給を比較できるので、同じ仕事でもより高い方を選べるというわけです。

仕事が途切れない(16名/100名)

「仕事が途切れないこと」を複数登録のメリットとしてあげた人が100名中16名いました。

片方の派遣会社で仕事の紹介がなくても、他の派遣会社で紹介してもらえるためですね。

【口コミ】

  • 一つの派遣会社で仕事がなくても、他の派遣会社から依頼が入るので助かった
  • 複数登録していた方が仕事に就ける確率が高まるので、一つの派遣会社にこだわらない方が良いと思う
  • 複数の派遣会社に登録することで、仕事が切れずに収入が安定した

また、複数登録することで「この仕事がダメだと後がないといった切羽詰まる気持ちにならないため、精神的にラク」と感じている人もいました。

気持ちにゆとりをもって仕事探しをするためにも、複数登録はおすすめですね。

自分に合った派遣会社がわかる(6名/100名)

「自分に合った派遣会社がわかること」を複数登録のメリットと感じている人が100名中6名いました。

「派遣会社なんてどこも同じじゃないの?」と思うかもしれませんがそんなことはありません。

比較対象がなければ「派遣会社ってこんなものかな?」と思ってしまいます。

ところが、複数登録することでそれぞれの特徴やメリット・デメリットが見え、自分に合う派遣会社が分かってきます。

たとえば、派遣会社には以下のような違いがあります。

  • 都市部の案件が中心/地域密着型
  • 事務系に強い/製造業・軽作業系に強い
  • 交通費のあるなし
  • 時給の相場
  • 福利厚生の充実度
  • 検索サイトの使いやすさ

ほかにも、「マメに仕事を紹介してくれる」「自分から積極的に仕事を探さないと放置状態にされる」など、営業担当者の接し方も派遣会社によって違います。

その他のメリット

ほかにも、いろいろなメリットがありました。

仕事の掛け持ちができる

「仕事を掛け持ちして、とにかくお金を稼ぎたい」と考えている人もいると思います。

派遣の複数登録のメリットとして、仕事の掛け持ちがしやすくなることを挙げた人もいました。

複数登録することで、より多くの案件から仕事を探せるため、掛け持ちできる組み合わせの仕事が見つかりやすいというわけですね。

例えば、「昼間はひとつめの派遣会社でイベントスタッフの仕事」「夜間はふたつめの派遣会社で軽作業の仕事」といった具合です。

複数のスキルアップ制度をはしごして受けられる

各派遣会社が提供するスキルアップ制度をはしごして受けられることをメリットと挙げる人もいました。

大手派遣会社では、福利厚生の一つとしてパソコンやビジネスマナー、英会話などの講座を無料または格安で提供しています。

同じ講座内容にも関わらず、無料受講ができる派遣会社もあれば、有料受講となる派遣会社もあります。

例えば、OAスキルを学ぶうえで、リクルートスタッフィングでは無料受講、アデコは有料受講となっていますね。

※OAスキルとは、エクセル、ワード、パワーポイントといったソフトを使った事務処理スキルのことを指します。

リクルートスタッフィングではOAスキルを無料で学び、アデコでOAスキルを活かした仕事に就くこともできます。

【スキルアップ制度が充実している派遣会社】

限定案件に出会えるチャンスがある

「特定の派遣会社しか持っていない限定案件に出会えるチャンスがあること」をメリットに挙げる人もいました。

複数の派遣会社を利用している企業もあれば、1つの派遣会社にしか求人を出していない企業もあります。

また、派遣会社の信頼度の高さや専門性によっては「この案件は他の派遣会社には出さない」といったケースもあります。

複数登録することで、1社のみの登録では出会うことのできない案件に巡り合うチャンスが高まるというわけですね。

派遣会社の複数登録をするデメリット

では次に、複数登録で起こりうるデメリットも見ていきましょう。

お仕事紹介のメールや電話が多い(37名/100名)

お仕事紹介のメールや電話が多いことをデメリットと感じている人が、100名中37名と最も多いことがわかりました。

多くの求人紹介があることは、あなたに対してのニーズがある証しですが、登録する派遣会社が多いほどメールや電話が増えることから、「対応が面倒」と感じる人が多いんですね。

【口コミ】

  • お仕事紹介の連絡が頻繁にくるのが面倒
  • 求人メールが大量に届くので、見落とさないようメールチェックするのが大変

注意したいのは、あなたのスキルで働けそうな案件であれば、希望条件に合わなくてもとりあえず声をかける派遣会社もあること。

条件と合わない求人に興味がない場合は、「希望条件以外の求人情報はいりません」と担当者に伝えましょう。

また、以下のような声もありました。

【口コミ】

  • 仕事中にも電話がくるので、対応できないことがある
  • 違う仕事に就いているときに求人紹介されるのは迷惑
  • 派遣会社を利用しなくなった後もメールがたくさん届いて困る

もしも、すでに他の派遣会社経由で働いている場合は、「◯◯~◯◯まで(契約期間)、△△での就業が決まりましたので求人案内は不要です」と連絡してください。

現状報告をすれば就業期間中の求人案内はストップし、契約満了の頃に、またお仕事紹介を再開してもらえますよ。

派遣会社やスケジュールの管理が大変(18名/100名)

100名中18名が、複数登録をすると派遣会社やスケジュールの管理が大変になると回答しました。

特に多かったのが、「どの派遣会社の案件にエントリーしたのか、何の案件にエントリーしたのか分からなくなる」という声です。

ほかにも、複数のサイトで日々たくさんの求人を見るため、

  • 検討して保留したのか、それとも応募したのか分からなくなった
  • どの派遣会社のサイトで見た求人か分からなくなった

との声もありました。

さらに、

  • 登録会や顔合わせがブッキングしないよう日程調整するのが大変だった
  • 企業からの結果待ちのタイミングで、他社から顔合わせの連絡があったときが大変だった
  • 登録しすぎて、スタッフコードやサイトのパスワードを忘れてしまった

という声もあり、複数登録する際は派遣会社やスケジュールの管理が重要なことがわかります。

派遣登録が面倒(11名/100名)

複数登録のデメリットとして、「いくつも派遣登録するのが面倒」と回答した人が100名中11名いました。

登録会は1~2時間ほどかかるうえ、登録会場が遠いと時間も交通費もかかるのが理由です。

また、

  • 派遣登録のたびにスキルシートを書き、スキルチェックを受けなければならない
  • ウェブ登録では、毎回同じようなことを入力しなければならない

などが面倒と感じる人もいました。

ただ、登録会での面談やスキルチェック、ウェブ登録内容は、お仕事紹介をするうえで重要な情報となります。

ちょっと面倒に思いますが頑張って行いましょうね。

紹介される派遣先がかぶることがある(7名/100名)

複数の派遣会社から同じ派遣先を紹介されることがあるのが、複数登録のデメリットと回答した人が100名中7名いました。

【口コミ】

  • 派遣先での契約期間が終了したと思ったら、違う派遣会社から同じ派遣先を紹介された
  • 2つの派遣会社から同時に同じ派遣先を紹介された
  • 一度断った案件を別の派遣会社から紹介されてしまった

「そんな偶然あるの?」と思う人もいるかもしれませんが、企業が複数の派遣会社に同時に求人を出すことはよくあります。

その際、全ての派遣会社に「エクセル中級レベルの人」「事務経験が1年以上ある人」といった企業の希望条件を出すため、あなたが条件を満たしていれば、どの派遣会社からの求人にもヒットするというわけです。

異なる派遣会社から同じ派遣先を紹介された場合は、仕事内容や労働条件は同じなので、時給で決めるのもひとつの方法です。

複数登録した場合の社会保険の手続き方法

複数の派遣会社に登録していると、社会保険ってどうなるんだろう?と気になる人も多いと思います。

結論から言うと、

  • 複数の派遣会社で働いている場合は、加入条件を満たしている派遣会社の社会保険に加入する
  • 勤務先が変わっても派遣元が同じなら、社会保険に変更はなし
  • 派遣元が変わった場合は社会保険の変更手続きが必要

となります。

たとえば、テンプスタッフの紹介で「1~6月はA社」「7~12月まではB社」に勤務した場合、社会保険はテンプスタッフで加入します。

派遣先がA社→B社と変わっても、派遣スタッフの雇用主がテンプスタッフであることに変わりはないため、社会保険の変更もありません。

一方、「1~6月はテンプスタッフからの紹介」「7~12月まではスタッフサービスからの紹介」のように派遣元が変わった場合は、その都度、社会保険の変更手続きが必要となります。

とはいえ、社会保険の手続きは派遣会社が行うため、自分で役所に出向く必要はありません。

あなたは下記を揃え、派遣会社が用意する書類の記載をすればOKです。

  • 雇用保険被保険者証
  • 年金手帳
  • 基礎年金番号通知書(年金手帳の表紙がオレンジの人のみ)
注意点その1

派遣元が同じでも、働いていない期間が1ヶ月以上続く場合は一旦被保険者から外れてしまいます。

注意点その2

社会保険に加入するには「2ヶ月を超える雇用契約、1週間に30時間以上の労働、および1ヶ月の労働日数が15日以上」といった条件があります。規定の日数や時間に満たない短期・単発の派遣スタッフは、社会保険に加入できません。

複数登録した場合の確定申告のやり方

確定申告とは、毎年1月1日~12月31日までの全所得を計算して納税する手続きのことです。

12月時点で派遣社員として働いている場合は、派遣会社で年末調整を受けられるため、自分で確定申告をする必要はありません。

1年間に2つ以上の派遣会社で働いた場合も、その年に雇用契約を結んだすべての派遣会社から源泉徴収票をもらい、現在仕事を紹介してもらっている派遣会社に提出するだけでOKです。

一方、12月時点では、派遣で働いてなくて派遣会社の年末調整を受けられない場合は、1年の間に働いた全ての派遣会社から源泉徴収をもらい、自分で確定申告をする必要があります。

【職種別】複数登録におすすめの派遣会社組み合わせ

派遣会社の複数登録がおすすめといっても、とりあえず目についた派遣会社に登録しておけば良いというわけではありません。

なぜなら、派遣会社によって、職種の得意不得意があるからです。

例えば、事務職に就きたいと思っている人が製造系が得意な派遣会社に登録しても、事務職の求人案件自体が少ないことからメリットがありません。

この章では、職種別におすすめの派遣会社の組みわせをご紹介します。

組み合わせの基本は「大手派遣会社+専門系派遣会社」

どの職種を希望する場合でも、大手派遣会社+専門系派遣会社の組み合わせがおすすめです。

なぜなら、大手と専門系の良いとこ取りができるためです。

【大手派遣会社のメリット】

  • 求人数が多く仕事に就ける可能性が高い
  • 幅広い職種を網羅しているので仕事の選択肢が広がる
  • 福利厚生がしっかりしているので安心
  • 研修・講座が充実しているのでスキルアップが望める
【専門系派遣会社のメリット】

  • 専門の求人数が多い
  • 大手では扱っていないコアな求人がある
  • コーディネーターや営業担当者が業界情勢に詳しい

また、大手+専門系のほかに地域密着型の派遣会社を1社加えるのもおすすめです。

【地域密着型派遣会社のメリット】

  • 大手で扱っていない求人がある
  • 自宅近くの仕事が見つかる
  • 大手より倍率が低いため採用される可能性が高い
  • 企業からの信頼が厚いため待遇が良い

ただし、あまり欲張ると、「登録が大変」「メールチェックや電話対応が面倒」「スケジュール管理ができない」といった支障も出てくるので、合計2~3社の登録が理想的ですね。

職種別おすすめ派遣会社の組み合わせ

まず大手派遣会社から1つ選ぶのであれば、以下の5社がおすすめです。

  • 常時、数万件の求人を扱っている
  • 幅広い職種を網羅している
  • 福利厚生・スキルアップ制度とも充実している

以上の理由から、1社目の派遣会社としては申し分なしです。

事務職で働きたい場合

事務職を希望している方は、上記の大手派遣会社から2社登録するのが良いでしょう。

重複しますが、以下に改めて掲載しておきます。

大手派遣会社はいずれも、あらゆる職種のなかで事務職の扱いが最も多いため、事務職に特化した中小の派遣会社よりも良い案件に出会う確率が高いからです。

ただし、地元で働きたい方は、大手+地域密着型の派遣会社に登録することで、お仕事が見つかる可能性が高くなります。

その他の職種で働きたい場合

事務職以外では、以下の派遣会社がそれぞれの職種に特化、または求人の大半を占めています。

前述の大手派遣会社と組み合わせて登録するのがおすすめです。

職種 派遣会社名 派遣会社名
医療・介護職 ウィルオブ(旧セントメディア) スタッフサービスメディカル
製造業・軽作業 ランスタッド テクノ・サービス 働くナビ
アパレル・販売系 シーエーセールススタッフ リンクスタッフィング
テレフォンオペレーター 上から(旧セントメディア) ベルシステム24
IT・エンジニア系 パーソルテクノロジースタッフ パソナテック

まとめ

複数登録には、「メールや電話がたくさんくる」「スケジュール管理が大変」といったデメリットもありますが、それ以上にメリットが多い登録方法です。

複数の派遣会社の案件を見ることで、仕事や職種の選択肢が増え、高い時給を得ることも可能です。

また、「この案件がダメでも他がある」と思えることで焦りもなくなり、余裕をもって就職活動ができるようになります。

これから派遣のお仕事を始めようと思っている方は、ぜひ1つに絞らず、複数の派遣会社に登録してみてくださいね。


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