あなたはどんなときに「転職したいな」「転職しようかな」と考えますか。
転職を考える理由・きっかけは人それぞれです。
今回は男女405人を対象に「転職を考えたきっかけ」についてのアンケート調査を実施。
- 調査対象:転職を考えたことがある人
- 調査日:2121年10月7日~21日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:405人(女性257人/男性148人)
「転職を考えたきっかけ」や「実際に転職したか」について質問、回答いただきました。
また、転職するかどうか迷っている方が押さえておきたいポイントについても解説。
405人が転職を考えたきっかけ
男女405人に「転職を考えたきっかけはなんですか」と質問したところ、回答は以下の結果となりました。
回答数の多かった上位8位の理由をランキング形式で紹介します。
転職を考えたきっかけランキング、ダントツ1位になったのは「職場の人間関係問題(134人)」。
2位「収入への不満(89人)」、3位「仕事内容への不満(80人)」、4位「勤務時間への不満(43人)」と続きます。
以降、5位「休日への不満(29人)」、6位「キャリアアップした(23人)」、7位「会社の将来性に不安(22人)」、8位「体力面での不安(20人)」の結果となりました。
中には「キャリアアップしたい」という前向きなきっかけもランクインしていますが、全体的に会社や将来への不満が目立つ結果となりました。
9位以下には「異動がきっかけ」「周りが辞めたから」などの回答も寄せられています。
では各ランキングの解説とあわせて具体的な回答を紹介します。
1位 職場の人間関係問題をきっかけに転職を考えた
転職を考えたきっかけランキング1位は、405人中134人が回答した「職場の人間関係問題」でした。
「人間関係に疲れた」「上司と合わなかった」などの回答が寄せられています。
人間関係に疲れ、「このまま精神を消耗するよりも、違うところでスキルを磨いた方が自分のためになると思った」と転職を考えはじめた人も。
「人間関係が原因で体調が悪くなってしまったので」という回答もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 所属部署内での人間関係が悪化したため(女性、転職検討時25歳)
- 人間関係の悪化です。同僚とコミュニケーションが上手くいかず、会社に相談するも解決に向かわなかったのがきっかけです(男性、転職検討時35歳)
- 上司と意見が合わなかった(女性、転職検討時37歳)
職場の人間関係で問題が生じたことで、つい感情的になってしまう方も多いと思いますが、突発的に転職を選ばないよう注意しましょう。
なぜなら、上司に相談したり、相手と距離を取ったりするなど、関係改善のために動いてみることで、問題が解決する可能性もあるからですね。
例えば、モメている二人の間を上司が仲介することで、誤解やスレ違いがまとまるケースも少なくありません。
また、苦手な人であっても、近いうちに相手に異動の辞令が出ることも考えられます。
様子見して、それでも解決しないなら、転職を目指してみてはいかがでしょうか。
ただしハラスメントを受けていたり、体調を崩すほど人間関係が悪化している場合は、我慢して職場に残ろうとせず、転職を考えることもおすすめします。
2位 収入への不満から転職を考えるようになった
転職を考えたきっかけランキング2位は、405人中89人が回答した「収入への不満」です。
「仕事と収入が見合っていないと感じた」「ボーナスが少ない、支給されない」「昇給が見込めない」などの回答がありました。
「友人と話していて、自分の収入が少ないと感じた」という人も。
「昇給されるべきときに、きちんと評価してもらえず適切な昇給がされなかった」「実績と評価に乖離を感じた」など、実績が収入・評価に反映されないことに不満を感じて転職を検討したという回答もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 年収が低く、今後の昇給も少額しか見込めなかった(男性、転職検討時23歳)
- 営業実績が伸びたのに、二期続けてボーナスなしだったから(女性、転職検討時27歳)
- 一人暮らしになり、給料が多く欲しかったから(女性、転職検討時37歳)
社会情勢や業績の影響で、一時的に昇給やボーナスの支給が行われない場合は、もう少し様子を見てから転職を検討してみてください。
状況によっては近いうちに改善するケースもあるからですね。
また、転職で収入アップ出来る人は、高いスキルや専門性を有している人など一部であることも理解しておきましょう。
収入については、異業種・異業界で働く友人などとは比べず、自身の業界の平均的な年収をチェックして判断するのも大切です。
dodaの「年収査定」や、パソナキャリアの「年収査定シュミレーション」などを使って確認してみてください。
仕事と収入が見合わない場合は、上司に再評価の実施や給料の見直しを求めてみてはいかがでしょうか。
3位 仕事内容への不満から転職を考えるようになった
転職を考えたきっかけランキング3位に入ったのは、405人中80人が回答した「仕事内容への不満」です。
「仕事が自分に合っていない」「やりがいがない」「仕事内容がマンネリ化して、おもしろいと感じられなくなった」などの回答が寄せられました。
異動がきっかけで仕事内容が変わり、転職を考えるようになったという人も。
また「保育士です。経験・年数を重ねるにつれ難しい保護者対応や事務的な仕事に追われるようになり、子どもと関わることに力を注げなくなってしまったので転職を検討しました」という体験談もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 仕事にやりがいを感じられなくなった(男性、転職検討時22歳)
- 身の丈に合わない役割を与えられて仕事で疲弊する日々を送っていたので「現状から抜け出したい」と思った(女性、転職検討時29歳)
- 今の仕事が自分に合っていないと思ったとき(男性、転職検討時50歳)
まずは転職を考える前に、現在の仕事に対する不満を解消する方法がないか徹底的に考えてみてはいかがでしょうか。
自分ひとりで考えていても答えが出ない場合、信頼のおける上司や同僚に相談することで転職せずとも問題解決に至る場合もあります。
仕事の幅が広がったり、適性に合った部署へ異動できたりですね。
実力やスキルが伴っていないのに、高望みしているだけかもしれません。
たとえば、マネジメント能力や人望がないのにリーダーのポジションに就けなくて仕事が不満というケースですね。
自分が何をやりたいのか、今のスキルや経験で転職して目標を実現できるのかをよく考えた上で、転職活動を始めてください。
4位 勤務時間への不満から転職を考えるようになった
転職を考えたきっかけランキング4位に入ったのは、405人中43人が回答した「勤務時間への不満」です。
「残業が続いていた」「勤務時間が長かった」「シフト制や夜勤がつらかった」などの回答が寄せられています。
「将来的に会社だけの生活で幸福な人生が送れるとは思えなくなった」という人も。
「プライベートの時間を確保したい」という思いで転職を検討した人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- ほぼ毎日終電で帰宅する日々が続いたためです(女性、転職検討時24歳)
- 日勤・早出・遅出・夜勤のあるシフト制の仕事で、ずっとできる仕事ではないだろうなと思ったため(女性、転職検討時27歳)
- 残業が多く家に帰っても寝るだけの日々にうんざりしていたので(男性、転職検討時34歳)
勤務時間に不満があれば、働き方を変えてもらえないか会社に相談してみましょう。
残業時間が改善されたり、理由によっては勤務時間を変更してもらえる可能性もあります。
ただし、「シフト勤務で夜勤だけをはずしてもらう」「就業開始が9時なのに一人だけ10時にしてもらう」などは、ほかの人に負担がかかったり、業務上不可能だったりで対応してもらえないことも。
また、「定時で帰りづらい雰囲気」「残業が当たり前」といった企業風土だと、改善には時間がかかります。
改善しそうにない場合や、体調に影響が出てきている人は、あなたに合った勤務時間で働ける職場への転職を目指しましょう。
5位 休日がうまく取れないことへの不満から転職を考えるようになった
転職を考えたきっかけランキング5位は、405人中29人が回答した「休日への不満」が入りました。
「土日に休みたくて」「有給休暇がとりにくい雰囲気だった」「連続休暇がとりにくい」「休みが不定期だったから」などの回答が寄せられています。
結婚などを機に「家族と休日を合わせたくて」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 「休日が急に出勤になる」「休日が少ない」「有給休暇がとりにくい」という職場だったので転職を考えました(女性、転職検討時26歳)
- 土日祝休みの仕事がしたかった(女性、転職検討時28歳)
- 子どもが小学校にあがったときに「土日に休みたい」と思ったのがきっかけ(女性、転職検討時42歳)
「平日休みの業界だけど土日に休みたい」という場合は、希望の休日に合った業界や企業への転職がおすすめです。
アンケートでも目立ったのが「土日祝日に休みたい」という回答。
ただ、販売職やサービス業などは土日祝日に休みを取るのは難しいですよね。
土日祝日に休みたい人は、カレンダーどおりに働けるオフィスワークへの転職を検討してみてはいかがでしょうか。
また、「有給休暇を取らせてもらえない」「無理やり休日出勤させられる」「休日が極端に少なく労働基準法に違反している」などに当てはまる会社はブラックの可能性もあるので、早急に転職を検討したほうがいいでしょう。
6位 キャリアアップしたくて転職を考えるようになった
転職を考えたきっかけランキング6位は、405人中23人が回答した「キャリアアップしたい」でした。
「スキルアップの可能性がないと思った」「長く同じ会社にいたので慣れてしまい自分の成長にならないと思った」「昇進の可能性がなかった」などの回答が寄せられています。
「契約社員から正社員へのキャリアアップのため。社内で雇用形態を変更するのは簡単でなかったので、正社員採用で転職したほうが早いと思った」という人もいました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 「この会社で働いていてもスキルアップできないな」と思った(男性、転職検討時24歳)
- 資格を取得したので、資格を活用できる職種に転職しようと考えました(女性、転職検討時29歳)
- 勤続年数10年を超え、尊敬できる先輩がおらず技術を高めあう仲間もいない。ここにいてもこれ以上成長できないと気付いたとき(女性、転職検討時37歳)
キャリアアップのために努力してきた人は、たしかに転職はひとつの選択肢として考える価値は高いと言えます。
目標を持って必要なスキルや経験を積んできた人なら、転職も成功へと結びつきやすいと考えられます。
このまま会社にいても「昇進は難しい」「ポジションが埋まっていて上を目指せない」という人にも転職はおすすめです。
あなたのスキルや経験を必要としてくれる企業で、希望のポジションや職務につける可能性があります。
また、バイトや派遣から正社員を目指すキャリアアップもアリですよ。
向上心のある人は、ぜひ転職も前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
7位 会社の将来性への不安から転職を考えるようになった
転職を考えたきっかけランキング7位は、405人中22人が回答した「会社の将来性に不安」でした。
「会社の業績が悪くなった」「業界全体の先行きが暗かった」などの意見が挙がっています。
「将来設計を考えていたときに、会社が倒産するかもしれないと上司に言われた」のがきっかけだという人も。
「係長になって会社の財務などを見られる立場になったときに、不安を覚えた」という体験談もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- 会社の業績が低迷していたので不安に思い、転職を考えるようになりました(女性、転職検討時28歳)
- 希望退職者を募る動きが出始め、会社の先行きに不安を覚えた(女性、転職検討時32歳)
- 会社の売り上げが悪くなったので(男性、転職検討時43歳)
会社の将来性に不安を覚えたら、いつでも転職できるように準備だけはしておきましょう。
単なる噂で実際の経営は安泰の場合もあれば、水面下で経営陣が廃業を検討していたり、突然倒産する可能性もあるからですね。
次のような状況が複数確認できたら、倒産の予兆かもしれないのでチェックしてみてください。
- 業績が下がり続けている
- 退職率が高い
- 役員が辞める
- 慢性的な人手不足
- 事業の撤退・縮小がある
- 希望退職者の募集が開始された
- 給与の支払いが遅れる
該当する項目が多ければ、転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
8位 体力面での不安から転職を考えるようになった
転職を考えたきっかけランキング8位は、405人中20人が回答した「体力面での不安」でした。
交代制勤務や立ち仕事をしていた人から「ずっと続けていくのは体力的に難しいと思った」という回答が多く寄せられました。
「変形性膝関節症になった」など、病気がきっかけという人も。
「事故を起こし長期入院しました。復帰後に今まで通り仕事できなくなったのがきっかけです」など、事故がきっかけだという回答もありました。
以下、実際に寄せられた回答を紹介します。
- ずっと立ち仕事は体力的に難しいと思ったから(女性、転職検討時29歳)
- 病気になって今の仕事が続けられなくなるかもしれないと思ったため(女性、転職検討時36歳)
- 体力的に3交代勤務がきつくなってきたから(女性、転職検討時42歳)
「年齢的に体を使う仕事はもう厳しい」「体力がついていかない」など不安を覚える方が、体力を使わない職場への転職を考えるのは仕方ありません。
業務中の事故を誘発しやすくなったり、体調を崩して働けなくなってしまうことへの恐怖感もつきまといますしね。
体を使わず仕事できる「事務職」や「社内SE」、通勤の必要がない「在宅ワーク」などを検討してみてはいかがでしょうか。
転職を考えた結果、実際に転職した人は74.8%
次に、転職を検討した結果、実際に転職した人がどれくらいいるのかを調査したところ、回答は以下のようになりました。
転職を検討した結果、実際に転職した人が74.8%で多数となりました。
「転職したい」と思って、実際に行動に移している人が多いのですね。
では「転職した理由」「しなかった理由」について、実際の回答をもとに紹介します。
転職を考えた結果、実際に転職した人の理由
実際に転職した人からは「人間関係・収入などに限界を感じたから」「他分野への関心が高まったから」などの回答が寄せられました。
「年齢が35歳となり、ここで転職しないと今後は難しくなると思った」など、年齢が理由で踏み切ったという人も。
「エージェントに相談したら背中を後押しされた」「転職エージェントを利用したところ、運良く良さそうなところを見つけた」という体験談も寄せられています。
一方で「もともとやりがいも感じていない仕事だったので、決断を下すのに大きな勇気はいりませんでした」という声もありました。
転職を考えた結果、実際に転職した人の回答を紹介します。
- 10年在籍という区切りがきたので(女性、転職検討時33歳)
- ちょうど知人が希望職種の事業所を紹介してくれたため(男性、転職検討時39歳)
- 我慢しても上に相談しても改善されないとわかったから(男性、転職検討時45歳)
転職を考えた結果、転職しなかった人の理由
転職しなかった人からは、「勇気が出なかった」「よい求人がなかった」「転職したとしても、新しい会社でうまくやっていけるかわからないから」などの回答が寄せられました。
「転職したい旨を上司に伝えた結果、待遇改善につながった」など、状況が好転したために転職を思いとどまったという例も。
まだ転職していないものの「転職に向けて準備をしている」「貯金が足りないなどの事情でまだ転職していませんが、将来的には転職する予定」という人もいました。
転職を考えた結果、転職しなかった人の回答を紹介します。
- 上司に話した結果、より良い条件を提示されたから(女性、転職検討時23歳)
- 採用してくれる企業が少なかった。また転職活動で提示された給与も現職の方が良かった(男性、転職検討時40歳)
- 得意な分野も資格もないので諦めている(女性、転職検討時54歳)
アンケート結果では、74.8%と多数の人が転職を検討した結果、実際に転職していました。
しかし、25.2%の人は転職しておらず、一歩を踏み出せなかったという人も。
そこでおすすめしたいのが「転職エージェント」や「キャリアコーチング」です。
仕事の紹介や応募書類の作成アドバイスなど、転職活動のサポートはもちろん、「転職しようか悩んでいる」という相談だけでも無料で利用できる「転職エージェント」。
転職したいと思ったら、そのまま仕事を紹介してもらうことも可能ですよ。
一方の「キャリアコーチング」は、求人紹介は行っておらず、「転職するべきか」「どんな仕事が向いているのか」など、キャリアについての悩みを相談できます。
転職エージェントなら『パソナキャリア』『doda』、キャリアコーチングなら『マジキャリ』『キャリアアップコーチング』をチェックしてみてください。
自己分析や市場価値を把握できるほか、客観的なアドバイスがもらえるので、迷っている人は活用するといいでしょう。
転職を迷っている方が押さえておきたいポイント3つ
転職するかどうか判断できずに迷っている人は、次の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 希望する業界や職種の転職市場の動向をチェックする
- 自身の市場価値を知る
- 前向きな転職動機を明確化する
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
1.希望する業界や職種の転職市場の動向をチェックする
転職するかどうか悩んだら、まずは希望する業界や職種の転職市場の動向をチェックしましょう。
いざ転職活動を始めたものの、求人数が少ない状態だと、失敗してしまう可能性が高まるからです。
たとえば、以下の失敗リスクが考えられます。
- 競争率も高くなる
- 転職に時間がかかる
- 希望条件を満たした会社が見つからない
逆に業績が好調な業界や人材不足の職種などは、積極的に採用を行っているので転職のチャンスです。
転職市場の動向をチェックするには、以下の方法がありますよ。
- 転職サイトで希望の業界や職種の求人状況を検索する
- 転職サイトや転職エージェントが発表しているレポートをチェックする
- 転職エージェントのキャリアアドバイザーから話を聞く
転職市場をチェックする場合、複数の転職サイトや転職エージェントへの登録がおすすめです。
一方から観るだけでなく、多角的に観ることで、偏りのない情報が得られるからですね。
2.自身の市場価値を知る
転職するかどうか悩んだら、『自身の市場価値』を知ることも大切です。
好条件で転職できる可能性を秘めていることに気づけたり、現在の会社の待遇が適正かどうかもわかるからです。
たとえば今回のアンケートでは、「収入に対する不満」が上位にランクインしています。
- ウチの会社は給料が少ないと思っていたのに、実は悪くなかったんだ・・・
市場価値を知ることで、意外と収入高いことが判明するケースも多々あります。
会社に対しての不満が収入面だけだった場合、不満が解消されて、転職を考え直すキッカケとなるかもしれません。
また、次のように自身の市場価値を知るキッカケが掴めたりします。
- 転職市場で求められているスキルや経験がわかる
- 現在の自分が転職する場合に不足している部分が浮き彫りになる
市場価値を知るためには、以下の方法があります。
ただし、市場価値は変動します。
現在の市場価値は低かったのが、転職市場の動向によって価値が高まることも少なくありません。
市場価値を定期的にチェックしておくことで、転職のタイミングを見極められるでしょう。
3.前向きな転職動機を明確化する
転職するか悩んでいるなら、前向きな転職動機を明確化しましょう。
目指すべき目標やキャリアプランがあれば、実現のために努力もできますし、結果や評価もついてきやすいです。
しかし、転職後の明確なイメージができていないと、漠然とした動機や些細な不満がきっかけで、再転職を考え兼ねません。
結果、何度も転職を繰り返すという悪循環へとつながります。
例えば以下のような動機は、前向きな転職動機とは言いづらいでしょう。
- 周りが転職しているから
- イケてる職場で働きたい
- 仕事がつまらない
・・・ただ、中には何度考えてもネガティヴなイメージしか出てこない、もしくは何も思い浮かばない方もいるのではないでしょうか。
- 何度考えても、頭の中真っ白…
- いまの会社よりマシだったらどこでもいいよ…
- とにかく疲れた、早く辞めたい…
上記のような場合、『転職エージェント』や『キャリアカウンセラー』といったプロの第三者への相談がおすすめです。
前向きな転職動機を相談者と一緒に作っていくのも、転職エージェントやキャリアカウンセラーの仕事の一部だからです。
まずは、キャリアアドバイザーのサポートが充実している転職エージェントへ『無料登録』&『無料相談』からはじめてみてはいかがでしょうか。
キャリアコンサルタントの国家資格保有者が多数在籍。
【公式】https://doda.jp/
さまざまな業種・職種に精通。
【公式】https://mynavi-agent.jp/
丁寧なヒアリングときめ細やかなサポートあり。
【公式】https://pasonacareer.jp/
(※興味のある転職エージェントが2~3社と複数ある場合は、掛け持ち登録も可能です。)
転職を考えたきっかけのアンケート調査結果まとめ
男女405人に「転職を考えたきっかけ」を聞いたところ、ランキング第1位は「職場の人間関係問題」でした。
上位4項目は、主に職場への不満が占める結果となりました。
転職を考えて実際に転職した人は74.8%で、多くの人が実際に転職していることがわかります。
転職した理由としては「しばらく我慢したものの限界だった」「いいタイミングで内定をもらえた」などが挙がりました。
一方で「転職したいと上司に伝えたら待遇が改善されたので、転職を思いとどまった」という体験談も。
改善が見込める可能性もあるので、感情的に転職を決めてしまうのではなく、まずは上司や信頼できる同僚に相談してみましょう。
もし転職に悩んだ場合は「転職エージェント」や「キャリアコーチング」を活用するのもおすすめです。
転職を決断した場合、希望通りの転職が実現できそうか、転職市場の動向や自身の市場価値をチェックした上で転職活動を開始しましょう。