【中途採用はつらいと思うときランキング】男女500人アンケート調査

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転職後、新しい職場でストレス感じる人は少なくありません。

中には「ツライ。もう仕事を辞めたい」と思いつめる人も。

そこで今回は中途採用での入社経験がある男女500人にアンケートを実施。

転職直後にはどのような「つらさ」を感じやすいのかや、「つらさのピーク」「つらさを解消する方法」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:中途採用で入社した経験のある方
  • 調査日:2021年10月9日~17日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:500人(女性277人/男性223人)

中途採用はつらいと思うとき1位は「人間関係に馴染むまで」

まず「中途採用はつらいと思うのは、どんなときですか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

上位7位までをランキング形式で紹介します。

中途採用がつらいと思うときランキング

「中途採用はつらいと思うとき」第1位は「人間関係に馴染むまで」でした。

2位以下は「期待が大きい」「先輩・上司が年下」と続きます。

「人間関係に馴染むまで」「先輩・上司が年下」「同期がいない」など、人間関係についての回答が多くなりました。

8位以下には「待遇面で生え抜き社員より不利だと感じるとき」「相談相手がいないとき」などが入っています。

では具体的な回答を紹介します。

1位 人間関係に馴染むまで

  • 人間関係と信頼関係をイチから構築するときは本当に辛いです(男性、転職時26歳)
  • 人間関係ができあがっていて、輪に入りづらかったとき(女性、転職時33歳)
  • 職場の雰囲気に馴染むまでは、孤立してしまい、精神的に疲れてしまいました(男性、転職時37歳)

「人間関係に馴染むまで」が1位でした。

「すでにある人間関係の中に入ることがしんどかった」「溶け込むのに勇気がいる」「仕事上のグループでの人間関係に苦しみます」などの回答が寄せられています。

「仕事自体で中途採用がつらいと思ったことはありませんでしたが、人間関係でなかなか馴染めなかった」という人も。

「お昼を一緒に食べる人がいない」「休憩中や暇なときがつらかった」という回答も複数ありました。

2位 期待が大きい

  • 同業界からの転職で中途採用となったときに、即戦力としての期待が大きくプレッシャーを感じた(男性、転職時25歳)
  • 即戦力として期待されるので、追いつけないときはつらいと感じます(女性、転職時31歳)
  • 周囲からは「経験がある人」と見られるので、新しい環境になれるまでは人の2~3倍の働きをしなければならないのが一番大変なときです(男性、転職時40歳)

2位は「期待が大きい」です。

「期待されるが、わからないことも多い」「高い期待を寄せられてプレッシャーを感じる」などの回答がありました。

「仕事が出来て当たり前な雰囲気があるので、根本的なミスが重なったときは周りの視線が冷たく感じてつらかったです」という体験談も。

「期待の大きさにプレッシャーを感じる瞬間」は、中途採用ならではの「つらい瞬間」といえそうですね。

3位 先輩・上司が年下

  • 先輩がいかにも自分より若いとき(女性、転職時24歳)
  • とくにミスをしたときには「年下に仕事ができない人間だと思われながら働くのがつらい」と感じる(女性、転職時26歳)
  • 年齢が下の先輩などが仕事を教えにくそうにしているとき(男性転職時35歳)

3位に入ったのは「先輩・上司が年下」です。

「自分より若く経験の浅い人に偉そうにされるとムカッとくる」「自分より年下の上司から感情的に怒りをぶつけられるときはつらい」などの回答がありました。

また「指導者が自分より年下だと、相手も自分も気を遣ってしまう」と、お互いに仕事がやりにくいという意見も。

「同期も上司も全員年下で、職場で浮いている気がする」「年下の先輩社員との距離感に困る」など、年下の先輩・上司との人間関係に悩んでいる人が多いとわかります。

4位 同期がいない

  • 同期がいないので「同期でキャンプや旅行に行った」「同期会での飲み会をした」といった話をされていると寂しく感じる(女性、転職時22歳)
  • 同期社員がいないので、会社の新年会等の行事があったときに寂しかったです(男性、転職時27歳)
  • 新卒入社なら同期がいるが、中途だと同期がおらずつらく感じる時がある(男性、転職時34歳)

4位に入ったのは「同期がいない」です。

「気軽に相談したり愚痴を言ったりする相手がいない」「同期入社の人がいないので休憩なども話す相手がいない」といった回答が寄せられました。

「同期がおらず、いても皆年下で疎外感を覚える時がつらい」という人も。

同年代の同期がいない・少ないというのも、中途入社ならではのつらさですね。

5位 教育が不十分

  • 未経験の職種なのに「新卒の年齢ではないから」と教えてもらう内容が雑だったとき(女性、転職時24歳)
  • 教えてもらうとき、丁寧ではない(男性、転職時29歳)
  • 新入社員には研修制度がしっかりあるのに、中途採用は研修がなく、自力で覚えるしか方法がなかった(女性、転職時35歳)

「教育が不十分」が5位に入りました。

「研修などが新卒採用と比べて格段に少ない」「新卒入社は研修期間3ヶ月、中途入社は2週間」など、新卒と比べて教育体制が不十分だという意見が多数。

「あまり教えなくても仕事ができると思うのか、積極的に教えてくれない」「中途採用者には仕事をあまり教えてくれません」という回答も。

「中途入社は3日で研修が終了するので、浅い知識で実務を任せられるのがつらかった」「研修なしでいきなり業務開始という、衝撃の初日だった」という体験談もありました。

6位 仕事を覚えるまで

  • 覚える仕事が多くて追いつかないとき(男性、転職時25歳)
  • 知識が乏しく、理解するまでに時間がかかったとき(女性、転職時26歳)
  • 仕事を覚えることが難しく、他のスタッフに追い付けないとき(女性、転職時55歳)

「仕事を覚えるまで」がつらいという人が6位。

「仕事を新しく覚えるのがつらい」「短期間で仕事を覚えなければいけないときがつらい」などの意見が挙がりました。

「未経験だったのでつらかった」という人がいた一方で、「同業種での転職でも会社が変わるとわからないことだらけなので、仕事を覚えるまではつらい」という声もありました。

7位 社風・ルールに戸惑う

  • 社内の業務ルールなど、これまでの常識が通用しないとき(男性、転職時24歳)
  • これまでのやり方と違うやり方が当たり前のこととして話がすすんで、ついていけなかったとき(女性、転職時27歳)
  • 会社独自の仕事のやり方が分からず、自分の能力を活かせないとき(男性、転職時35歳)

7位は「社風・ルールに戸惑う」でした。

「すぐに社風に馴染めなかった」「社内の常識や暗黙のルールが分からないし馴染めない」「転職先企業の常識を理解できないとき」といった回答が寄せられています。

「会社独自のルールを、当たり前のものとして押し付けられるとき」がつらいという人も。

前職の社風やルールとの違いに戸惑い、ストレスを感じる人も多いようです。

中途採用のつらさのピークは入社1~3ヶ月

続いて「中途採用のつらさのピークはいつでしたか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

中途採用のつらさのピーク

つらさのピークで最も多かったのは、「入社1~3ヶ月」の間。

次いで、「初日~1ヶ月」まででした。

「仕事を覚えたり、人間関係に慣れるまでの1ヶ月がつらかった」「研修期間が終わり、ひとりで仕事をし始めた入社2ヶ月後がつらかった」などの意見が寄せられています。

「入社して2ヶ月ほど経つと、失敗への叱責が厳しくなってきた」という人も。

なお、「2年後」「3年後」につらさのピークを迎えたという人からは、「勤続年数がものをいう会社なので、生え抜き社員との待遇差を感じてつらい」といった回答がありました。

中途採用のつらさを乗り越える方法1位は「人間関係を築く」

最後に「中途採用のつらさを乗り越える方法・コツはなんですか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

上位10位までをランキング形式で紹介します。

中途採用のつらさを乗り越える方法

1位はダントツで「人間関係を築く」。

2位以下は「仕事を覚える」「積極的に質問する」と続きます。

11位以下には「結果を出す」「年齢を気にしない」「明るく振る舞う」などが入りました。

「我慢する」と似た「時間が解決するのを待つ」も16位(12人)に入っています。

では具体的な回答を紹介します。

1位 人間関係を築く

  • 自分以外の一番直近で入社した人と仲良くなることで、仕事の上での不安や人間関係の構築において相談でき、やりやすくなると思います(男性、転職時25歳)
  • 入社から1ヶ月くらいは、社内の人間関係の構築に力を入れることです。多くの人と良好な人間関係を築いておくことで、後の業務のスムーズさが違います(女性、転職時28歳)
  • 人間関係に早く慣れること。こちらが変に気を使って意識すると向こうも委縮してしまうみたいなので、馴れ馴れしくない程度にフランクに接すること(男性、転職時38歳)

「人間関係を築く」が1位でした。

「中途入社仲間と仲良くなる」「相談しやすい人を早く見つける」などの回答が寄せられました。

人間関係を築く方法としては「挨拶」「積極的に話しかける」「笑顔を意識し、気さくな雰囲気を出す」などが挙げられました。

人間関係を築くことで、相談や質問がしやすくなったり、愚痴が言えたりして、中途採用のつらさが改善されそうですね。

2位 仕事を覚える

  • 「早く仕事を覚えて、一人でできるようになればストレスも減る!」と思って頑張った(女性、転職時21歳)
  • 仕事を覚えて自分のやり方を見つけたら、楽になりました(女性、転職時26歳)
  • とにかく仕事を覚えて周りに認めてもらうことです(男性、転職時34歳)

2位は「仕事を覚える」です。

「とにかく身につけていくことが最短で乗り越えるコツ」「仕事を覚え評価されることで自信をつけ、研修期間の短さの不安を払拭しました」などの回答が寄せられました。

「仕事を覚えて頑張っている姿を見て、周囲の人も認めてくれる」「頑張っていれば見てくれる人はいる」という意見も。

早く仕事を覚えるために「メモをとる」「毎朝マニュアルを読む」などの工夫をしたという人もいました。

3位 積極的に質問する

  • 変なプライドは捨てて、わからないことは素直に質問する(女性、転職時28歳)
  • 悩んでもしょうがないので、積極的に聞きに行きました(男性、転職時35歳)
  • 迷惑をかけると思ったが、わからないことはどんどん周囲の職員に聞いた(男性、転職時61歳)

3位に入ったのは「積極的に質問する」です。

中途入社だと「仕事をよく知っている」「仕事ができる」といった目で見られることもあるため、「わからないことや知らないことがあっても質問しにくい」と感じる人も多いです。

しかしわからないままにしておくと、ミスにつながることも。

そのため「わからないことは些細な事でも質問して確認する」「恥を忍んで積極的に質問する」という人も多くなりました。

「自分の中で、3回までは同じ質問をしてOKというルールをつくっていた」という人もいました。

4位 仕事に集中する

  • 何も考えずにひたすら毎日をこなす。休みたい気持ちを抑えてとにかく会社へ行く(女性、転職時22歳)
  • めげずに目の前のことをコツコツすることです(女性、転職時26歳)
  • とにかく目の前の仕事を頑張って取り組むこと(男性、転職時33歳)

4位に入ったのは「仕事に集中する」です。

人間関係に馴染みにくくてつらくても、とにかく仕事に真面目に取り組むことでつらさを乗り越えた人も多いようです。

「誠実に、目の前のタスクを精いっぱいこなしたことがよかったと思います」「とにかく仕事をすれば実績がつき、自分の発言に耳を傾けてくれる人が増える」などの回答も。

「仕事をとにかく集中してこなして、周りから認められることで、人間関係が築きやすくなりました」という体験談もありました。

5位 誰かに相談する

  • 話違う業務を担当してるい先輩に相談したり話を聞いたりしてもらうだけでも、気持ちが落ち着いた(女性、転職時24歳)
  • 同じ中途採用の人からアドバイスを受けるのが一番効果的だと思います(男性、転職時32歳)
  • 仲間を見つけてお互いの悩みを打ち明け合うことで、乗り越えられると思います(女性、転職時42歳)

「誰かに相談する」が5位に入りました。

相談する相手は「家族」「友人」「同僚」「社外の人」など。

具体的なアドバイスを求めず「愚痴を言う」「つらさを吐き出す」だけでも、かなり楽になるものですよね。

一方「同僚・上司への相談をきっかけに仕事内容を自分の得意分野にあったものに変更してもらい、つらさを乗り越えた」という人もいました。

6位 考えすぎない

  • 意地悪な態度や悪口を言われても、ひたすらにスルーです。心を無にします(女性、転職時22歳)
  • あえて何も考えないようにすること。考えるとやはり嫌になってくるので(男性、転職時29歳)
  • つらいと思ってしまうと嫌になるので、あまり考えないで言われたことをしていました(女性、転職時35歳)

6位は「考えすぎない」です。

「人脈や社内ルールについては時間が経てばわかるようになるので、あまりクヨクヨしない」「周囲の期待はあまり気にせず、頑張っている姿勢を見せる」などの回答がありました。

「あまり考えず、とにかく周りに合わせてやってみる」というアドバイスも。

「無理に会社や同僚に馴染もうとはせずに、一日一日を乗り越えればいいんだと思って、自分の心の負担をとにかく減らすこと」という意見も寄せられています。

7位 プライベートの充実

  • 趣味のスポーツでしっかり息抜きをすること(男性、転職時29歳)
  • 終業後や休日は仕事のことをなるべく忘れる(女性、転職時32歳)
  • プライベートで発散する(女性、転職時46歳)

「プライベートの充実」が7位にランクイン。

「趣味に没頭する」「ストレス発散として運動をする」「休日はしっかり休む」などの回答が寄せられました。

「ジムで運動するとストレス発散でき、会社にフラットな気持ちで行けるようになりました」という人も。

「仕事終わりに素敵なカフェを探しに歩き回ったりして、勤務先へ行く楽しみを見つけること」という意見もありました。

8位 感情にとらわれない

  • とにかくすべてについて「仕事」と割り切る。仕事内容も人間関係もドライに考える(男性、転職時33歳)
  • ひたすら「お金を稼ぐための手段だ」と割り切って仕事に取り組む(女性、転職時36歳)

8位は「感情にとらわれない」でした。

「仲良くならなくても仕事はできると割り切る」「とにかく仕事だと割り切って人間関係はドライに対応するように心がけました」などの回答が寄せられています。

「考えすぎない」とも似ていますね。

「自分は経験が浅いからまだわからないことが多いだけだと割り切る」「なかなか給与がベースアップしないのも、そういうものだと割り切る」という人もいました。

9位 我慢する

  • 我慢です。最初の1ヶ月を乗り越えればなんとかなると思います(女性、転職時19歳)
  • 我慢して慣れていこうと思っていました。慣れてくると一人前に扱ってもらえるようになりました(男性、転職時32歳)
  • 人間関係・仕事ともに、慣れるまではとにかく耐えるしかない(男性、転職時37歳)

9位は「我慢する」でした。

「とにかく半年間は我慢すると、自分に言い聞かせる」「お給料のために我慢するしかないと踏ん張る」などの意見がありました。

「今を乗り切ればあとは楽になると思って頑張る」「初年度はひたすら耐える。翌年以降は後輩が入ってくる可能性もあるので、少しずつ楽になってくる」という人も。

「1年経ってもダメなら辞めようと心の中で唱えていた」という回答もありました。

10位 できないことは言う

  • できないことは「できない」、わからないことは「わからない」と恥ずかしがらずにはっきり言う(女性、転職時21歳)
  • 依頼されたことを安請け合いせず、できないことは「できない」とはっきり言うこと(男性、転職時39歳)
  • 自分のできることや実力を伝えて、現実と期待のギャップを埋めることが大切です(男性、転職時40歳)

「できないことは言う」が10位に入りました。

中途採用者の中には「周囲の期待に応えたい」「年下の先輩に馬鹿にされたくない」などの思いから、「それはわかりません、できません」と言いにくいと感じる人もいます。

しかし知識や経験がないことを安請け合いすると、業務に支障が出かねません。

「わからないことは、恥ずかしがったり変に気を遣ったりせずに、教えてもらうのがいい」というアドバイスが目立ちました。

まとめ

転職して中途採用で入社した経験のある500人を対象にアンケートを行ったところ、「中途採用はつらいと思うとき」第1位は「人間関係に馴染むまで」でした。

中途採用で入社すると、すでにできあがっている人間関係の中に入っていく必要があったり、上司や先輩が年下だったりして、人間関係の構築に苦労を感じる人が多いようです。

「つらさのピークはいつですか」という質問には、「入社3ヶ月目までがつらい」と回答した人が多数。

つらさを乗り越えるコツとしては「人間関係を築く」「仕事を覚える」「積極的に質問する」などが挙げられました。

また「できないことは言う」という回答も。

中途採用者は「期待が大きすぎる」「質問しにくい」「丁寧に仕事を教えてもらえない」と悩むこともあります。

期待に応えようとして過度に無理するのではなく、素直に「教えて下さい」と頼むことで、同僚とのコミュニケーションもはかれて、中途採用のつらさを乗り越える助けになるかも知れませんね。

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