48名の経験者に聞いた!医療事務の派遣社員が行う仕事内容・メリット・おすすめの派遣会社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医療事務の経験者48名へ聞いた
  • 未経験でも医療事務になれるの?
  • 医療事務になるには資格が必要?
  • 医療事務って毎日どんな仕事をするの?

昔から変わらず人気の高い医療事務ですが、「具体的にどんな仕事をするのか」「経験や資格が必要なのか」など、気になることも多いのではないでしょうか。

この記事では、医療事務の仕事内容や、医療事務として働くうえでのメリット・デメリット、就業するにあたって役立つ資格などについて、医療事務の経験者48名のアンケート結果を元に解説していきます。

医療事務についての疑問がスッキリ解決できる内容となっているので、医療事務の仕事に興味のある人や医療事務の実情を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【医療事務におすすめの派遣会社3社はこちら】

  1. スタッフサービス
  2. テンプスタッフ
  3. ヒューマンリソシア

医療事務の派遣社員が行う仕事内容

まずは、医療事務の具体的な仕事内容を見ていきましょう。

「医療事務」の仕事は大きく2つに分けられます。

  1. 毎日行う「受付業務」
  2. 毎月決まった時期に行う「レセプト業務」

1.毎日行う「受付業務」

医療事務の仕事の一つが、毎日行う「受付業務」です。

来院した患者さんをお迎えし、診察券や保険証の確認をしたり、診察が終わった患者さんの会計をしたり、といった私たちが病院でよく見かける仕事です。

他にも、医療事務には毎日たくさんの受付業務があります。

医療事務の「受付業務」の一例

  • 問診票を元にカルテを作成
  • 診察券の確認・発行
  • 保険証の種類や期限の確認
  • 診察室や検査室への案内
  • 小さなお子さんやお年寄りの介助
  • レセコン(※)に診療内容の入力
  • 診療費の会計
  • 再診・予防接種・健康診断の予約管理
  • 各種書類の手続き
  • カルテの整理
  • 電話応対
  • 院内の清掃
レセコンとは?

診療情報を入力するコンピュータのこと。「レセプトコンピュータ」の略

さらに、入院施設がある病棟に勤務する場合は、

  • 入退院の事務手続き
  • 病室の手配や案内
  • 患者さんへの入院に関する説明
  • 手術や検査のスケジュール管理

といった業務もあります。

以下は、患者さんが来院してから帰るまでに行う医療事務の一般的な仕事の流れです。

医療事務の仕事の流れ

2.月末月初に行う「レセプト業務」

医療事務のもう一つの大切な仕事が、毎月の月末から月初にかけて行う「レセプト業務」です。

レセプト業務とは、レセプト(診療報酬明細書)を作成して保険機関に提出する業務のことですね。

私たちが病院で支払うお金は、保険の種類によって負担額は違いますが、実際にかかった診療費の一部となります。

患者さんの負担額

では、残りの7割はというと、病院が保険機関(国保なら「国民健康保険団体連合会」、健保なら「社会保険診療報酬支払基金」)へ請求して受け取ります。

この残りの診療費を保険機関に請求する手続きが「レセプト業務」です。

レセプトは毎月10日までに、前の月に来院した患者さん全員分を作成し、まとめて保険機関に提出しなければなりません。

レセプトの内容に不備があると、診療報酬(診療費)が受け取れなかったり、受取額が減ったりすることから、病院の収入に多大な影響を及ぼします。

そのため、レセプト業務は医療事務のなかでも特に重要な仕事となりますね。

医療事務は未経験者OKだけど資格はあった方がいい

「医療事務の仕事に興味があるけど、経験も資格もない私には無理?」

と心配な人も多いと思います。

結論から言えば、未経験者でも医療事務の派遣社員として働けますが、資格はもっているに越したことはありません。

理由は2つあります。

  • 経験がなくても資格があれば、即戦力になることをアピールできる
  • 資格取得のための勉強が、実際の仕事で役立つ

資格があると即戦力になることをアピールできる

資格があった方が良い一つ目の理由は、医療事務の資格をもっていることで、即戦力になれることを採用担当者にアピールできるからです。

医療事務の資格試験は数十種類ありますが、その多くが

「医療機関でスムーズに仕事を行える知識や能力」

をチェックする内容となっています。

つまり、資格があれば「医療事務として必要な知識や能力」を客観的に証明できるということですね。

また、医療事務の仕事は女性人気が高いことから、「未経験者歓迎」の求人に経験者が応募するケースも多々あります。

同じ職場を希望するライバルが多数いるなかで「経験も資格もない」では、資格を持つ希望者に比べて採用に不利になる可能性があります。

【医療事務が女性に人気の理由】

  • 専門性の高い仕事なので、経験者は結婚・出産などのブランクがあっても仕事復帰しやすい
  • 医療機関は全国どこにでもあるため、居住場所に関わらず仕事ができる
  • 将来的にもニーズが続く仕事である

資格があれば現場で即戦力になれることを採用担当者にアピールできるため、「経験がない」というマイナスポイントをカバーできるわけですね。

資格取得のための勉強が現場で役立つ

資格があった方が良いもう一つの理由は、資格取得のために学んだことが、実際に働くことになった現場でも役立つためです。

医療事務の資格試験は、

  • 患者さんに対する応対方法
  • 医療保険制度
  • 診療報酬請求書の作成方法

のような実務に直結する内容なので、資格試験の勉強をすれば、実際の現場で必要な知識や心構えが一通り学べます。

医療事務の仕事は、先輩の仕事を見たり、患者さんの応対をしたりしながら診療時間内に覚えていかなければいけません。

一般企業の正社員のように、社内研修や先輩からあなた一人にじっくりと時間をかけて仕事を教えてもらえる機会は少ないため、医療事務の知識がない状態で仕事を始めると苦労することが考えられます。

【口コミ】

  • 少ない医療点数知識しかなく、分厚い本で調べたり先輩に聞いたりしながら会計を出すのが本当に大変だった
  • 見て慣れろ・覚えろという空気で忙しさのあまり新人は教わる時間がなかなかない
  • 知識が少ないと白い目で見られるところがあった

当社が医療事務の経験者に行ったアンケートでも、「知識や経験がないことで大変な思いをした」という人は多く、事前に資格取得のための勉強をすることは、就業後苦労しないために有効な手段であるとわかります。

医療事務の資格おすすめ3選

医療事務には数十種類の民間資格があります。

看護師のように資格がなければ仕事に就けないわけではないですが、資格をもつことで採用に有利になり、実際の仕事でも役立ちます。

この章では、数ある医療事務資格のなかから、おすすめの資格を難易度別に3つ紹介します。

【難易度★☆☆】医療事務認定実務者

医療事務の仕事を始める前に、基本的な仕事内容や心構え・仕事の流れを知りたい人におすすめなのが、「医療事務認定実務者試験」です。

試験は毎月行っており、在宅でテキストを見ながら受験できます。

合格率60~80%と難易度も低いため、「医療事務に応募する際に何か履歴書に記載する実績がほしい」という人にもおすすめですね。

合格率 60~80%
試験日 年12回(毎月)
試験場所 在宅
受験料 5,000円

【難易度★★☆】医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」は、40年以上の歴史がある、最もメジャーな医療事務の資格試験です。

過去4年の合格率は63.7%と難易度はそれほど高くありません。

しかし、「レセプト業務」や「患者さんの応対方法」といった実務に直結する試験内容となっているため、メディカルクラークに合格すれば医療事務の基礎スキルがあることを証明できます。

年12回の在宅試験です。

合格率 平均63.7%
試験日 年12回(毎月)
試験場所 在宅
受験料 7,500円

【難易度★★★】診療報酬請求事務能力認定試験

「診療報酬請求事務能力認定試験」は、医療事務資格の最高峰と呼ばれ、実際に働く医療機関において、最も評価が高いと言われている資格試験です。

というのも、平均合格率が30.2%という、数ある医療事務関連の試験のなかで最も難易度の高い資格試験だからです。

しかし、難関試験なだけに、合格すれば医療事務としての高い知識が証明できるため、実務経験がなくても採用時に有利となります。

合格率 平均30.2%
試験日 年2回(7月・12月)
試験場所 全国17ヶ所の会場
受験料 9,000円

医療事務として働く派遣社員の一日

医療事務として働く派遣社員は、毎日どのようなスケジュールで働いているのか、一日の流れを見ていきましょう。

【都内の総合診療科クリニックで働く派遣社員Aさんの一日】

8:30 出勤
診療開始の30分前に出勤。制服に着替え、院内の清掃をする。レジの準備をし、レセコンを立ち上げ、受付まわりを整理する。
9:00 午前の受付開始
入り口を開け、患者さんを迎え入れる。受付直後は一日のうちで最も忙しい時間帯。受付順に診察券の確認、カルテの準備、診察後の会計の業務を繰り返す。
12:00 午前の受付終了
「午前の受付終了」は12時だが、忙しい時期は患者さんの診療や治療がすべて終わるのが12時半~13時頃になることも。コンビニでお昼を買ってきて1時間休憩。
14:00 午後の受付開始
午前中と同じく、受付・カルテの準備・会計の業務を行う。
18:00 午後の受付終了
受付時間ギリギリに来院する患者さんが多いと、全ての診察が終了するのは18時半~19時頃になることも。できるだけ残業にならないよう、受付を終了した後は徐々にレジ閉めや受付まわりの整頓をする。
19:30 帰宅

※レセプト業務がある月末~月初の1週間ほどは、診療終了後に残業があるケースが多い

経験者に聞いた医療事務の大変なところ

医療事務の仕事をしたいけれども、「はたして自分にできるのか心配」という人は多いと思います。

そこで、医療事務の派遣社員として働いたことのある48名の経験者に、「医療事務の大変なところ」を教えてもらいました。

忙しく残業の多い時期がある(17名)

忙しくて残業の多い時期があることが大変と答えた人が48名中17名いました。

なかでも多かったのが、レセプト業務がある時期の忙しさを挙げる人です。

レセプトは毎月10日が保険機関に提出する期限なので、月末から月初にかけ、通常業務にレセプト業務が加わることで仕事量が増えるからです。

受付では、患者さんが来院するたびにレセコンへ診療情報(傷病名、治療内容、使用した薬など)を入力しますが、保険機関に提出する前に間違いがないかどうか、1ヶ月間に来院した患者さん全員分を確認しなければなりません。

レセプト業務は、通常の受付業務と並行して行うことが難しいため、診療時間が終わった後に残業することになります。

患者数や医療事務スタッフの人数にもよりますが、レセプト業務は1週間ほどかかることが多く、この間は忙しく残業も増えてしまいます。

レセプト時期以外にも、扱っている診療科目によって病院には繁忙期があります。

  • 内科・小児科:風邪やインフルエンザが流行する11月~3月
  • 耳鼻咽喉科:花粉症患者が多い春
  • 皮膚科:湿疹や感染性皮膚炎が流行する夏/乾燥による皮膚炎が多い冬
【口コミ】

  • 月に1週間ほど残業があり、何があっても帰れない雰囲気の時がある
  • レセプトの時期は特に忙しく、残業が続く
  • 月末が締め日の関係で忙しく、時間外労働が多い
  • 月末月初は忙しいので、絶対休めないところが辛い
  • インフルエンザの時期は忙しくて休みがとれない
  • 冬の時期や花粉の時期などは患者さんが増え仕事が忙しく大変になる

職場での人間関係に悩んでいる(12名)

48名中12名が職場での人間関係に何らかの悩みがあると回答しました。

特に女性スタッフや看護師との関係に悩む人が多く、女性が多い職場ならではの人間関係の難しさが原因となっているようですね。

また、医療事務は「忙しさ」が人間関係を悪化させる一因になっている面もあります。

なぜなら、医療事務スタッフは、次々に来院する患者さんに対応し、

カルテの準備⇒正確なレセプト入力⇒会計

という業務をスピーディーに行う必要があるため、スムーズに業務がこなせないうちは、先輩スタッフに「イライラ」とされて、キツく当たられることがあるからです。

【口コミ】

  • 事務職員は女性が圧倒的に多く人間関係が悪い
  • 女性が9割の職場なので気を遣う
  • 女性看護師、介護士はきつい人が多く新しい人には必ずいじわるする人もいる
  • 知識が少ないと白い目で見られる
  • 心を許せる仕事仲間ができにくい

患者さんの応対に苦労する(9名)

職場内での人間関係のほかに、「患者さんへの応対に苦労している」という人が48名中9名いました。

特に多かったのは、待ち時間が長いことに対する苛立ちや、病院に対する不満をぶつけてくる患者さんへの応対でした。

病院に来る患者さんのほとんどは「痛い」「辛い」「苦しい」などの症状や不安な気持ちを抱えています。

一刻も早く診察や治療を受け、「安心したい」「楽になりたい」と思っているときに、

  • 長時間待たされる
  • 医師や看護師の対応が悪い

といったことが起こると、怒りや不満の矛先が、患者さんの目の前にいて話しかけやすい医療事務スタッフに向いてしまうためですね。

ほかにも、話をなかなか理解してくれない患者さんや、耳の遠い高齢者の応対が大変という意見もありました。

【口コミ】

  • 待ち時間による高齢者からのクレーム応対は日常茶飯事
  • 混雑していると患者さんがいらいらしている
  • 患者さんにとって病院の窓口的存在なので、自分の業務に関係のないことでクレーム対応することが多い
  • 派遣でも、患者さんから見ると病院の職員なので、自分では解決のしようがない病院に対する苦情を言われ謝罪させられることがある

風邪をひきやすい/体調管理が大変(8名)

医療事務ならではの悩みとして、48名中8名が「風邪やインフルエンザになりやすい」「体調管理が大変」と回答しました。

特に内科や小児科は、日常的に風邪やインフルエンザの患者さんと接触しているため、他の科よりも病気が感染りやすいです。

「手洗いやうがいが大事」とわかっていても、患者さんへ応対する度に、手洗いやうがいをするわけにはいかないので、一般的な事務職に比べて感染症にかかる確率は高いと言えます。

【口コミ】

  • 気を付けていても風邪やインフルエンザなどの病気をもらいやすい
  • 風邪や病気の患者さんと接する機会が多いため、予防や対策が欠かせないのが大変
  • 常に菌の中にいるため仕方がないのですが、予防接種をしていても、流行り風邪には必ずかかります。

経験者に聞いた医療事務のやりがいやメリット

「忙しい」「人間関係が難しい」といったデメリットがあるにも関わらず、医療事務は人気が高い職種です。

この章では、経験者が感じている「医療事務のやりがいやメリット」を見ていきます。

患者さんに感謝される/人の役に立てる(22名)

医療事務のやりがいとして、48名中、半数近い22名が「患者さんに感謝されること」「人の役にたてること」と回答しました。

スタッフの応対に対して「ありがとう」と言ってくれたり、治療後や退院時、患者さんが元気になって感謝されたりすることに大きなやりがいを感じる、という声が多く聞かれました。

また、医師や看護師を陰で支え、医療現場で命を守る仕事のお手伝いをしていることで、「人の役に立っていると実感できる」という人もいました。

「誰かの役に立つ仕事がしたい人」「医療の現場を支えたい人」に医療事務はぴったりの仕事です。

【口コミ】

  • 帰り際、患者さんに「ありがとう」と言ってもらえるので嬉しい
  • 退院手続きをしている時に感謝されるので凄くやりがいを感じる
  • 患者さんが元気になっていく姿を見られるのが仕事の励みになっている
  • 患者様、患者様のご家族のために働ける。人の役に立てる
  • 医師や看護婦さんの縁の下の力持ち的存在になれた時やりがいを感じる
  • 命を守る現場がスムーズに運営できるよう手伝える

医療・薬・保険制度などの知識が身につく(15名)

48名中15名が、「医療や薬、保険制度、病気に対しての対処法などの知識が身につく」ことを医療事務のメリットとして挙げました。

医療事務は、医師がカルテに書いた傷病名や処置内容、処方される薬などを、毎日何十件、何百件とレセプトに入力することから、

「この症状にはこの処置」
「この症状ならこの薬」

といった医療や薬に関する知識が自然と身につくからです。

また、医療費や医療保険制度の仕組みについても理解が深まるため、自分や家族が病院にかかる際に役立つ知識が得られるのも、医療事務の大きなメリットと言えます。

【口コミ】

  • 病院の仕組みが分かる。病名や、症状に詳しくなる
  • 医療点数の知識がつくので、自分が病院にかかった時に間違いがないか分かる
  • 病気に対しての対処の仕方や、薬剤についての知識が付く
  • 薬の種類や健康保険について詳しくわかり、自身にも役立つ情報が多い
  • 医療保険や各種自治体の福祉制度がわかるようになる

いろいろな人と関われる(9名)

48名中9名が、いろいろな人と関われることを医療事務のメリットと回答しました。

医療事務は、医師や看護師のほか、大きな病院であれば検査技師、整形外科であれば鍼灸師など、さまざまな職種や立場の人と交流があります。

また、医療事務は患者さんにとって医師よりも身近な存在なので、定期的に通っている患者さんが顔を覚えてくれたり、話しかけてくれたりと親しくなることもあります。

「人と接するのが好き」「いろいろな人と交流をもちたい」という人にはぴったりの仕事と言えます。

【口コミ】

  • 医師、看護師始め様々な職種の人と関われる
  • 医療関係者や患者さんとの交流がもてること
  • 患者さんとお話をして親しくなっていくことにやりがいを感じます。
  • お医者さんと知り合えいろいろな話を聞ける

【番外編】医療事務のメリット

ほかに、医療事務ならではのメリットを集めてみました。

待ち時間なしで診察してもらえる

風邪をひいたとき、患者さんの診察の合間や、休憩時間を活かして待ち時間なしで診察と薬の処方をしてもらえた、という回答がありました。

待ち時間なしで並ばずに診察を受けられるのは、医療事務の特権ですね。

予防接種が病院負担で受けられる

インフルエンザや風疹の予防接種を会社負担で受けられるケースもあります。

医療機関は感染症にかかるリスクが高いため、予防接種が無料で受けられるのは嬉しいですね。

白衣が着られる

事務なのに白衣が着られることが嬉しいという人もいました。

クリニックや比較的小規模の病院では、医療事務の制服が白衣の場合も多いです。

食堂でランチが安く食べられる

病院の食堂でランチが安く食べられるのが嬉しいという意見もありました。

医療センターのような大きな病院は食堂が備わっていることが多いため、ランチを200~300円といった格安料金で食べられます。

お弁当を作る手間もなく、外食やコンビニよりも安くランチを済ませられるのは嬉しいですね。

医療事務の正社員・パート・アルバイトとの違いからわかる派遣社員のメリット

  • 派遣社員とほかの雇用形態の違いってなに?
  • ほかの雇用形態ではなく、派遣で働くことにメリットはあるの?

医療事務は、派遣のほかに正社員、契約社員、パート、アルバイトと雇用形態の選択肢が広い職業なので、上記のような疑問をもつ人もいるでしょう。

結論から言うと、医療事務として働くうえで他の雇用形態とは違った派遣社員ならではのメリットがあります。

この章では、派遣社員と正社員・パート・アルバイトとの違いや、派遣社員として医療事務で働くことのメリットについて解説していきたいと思います。

派遣は病院の規模が選べる

派遣の場合、総合病院や大学病院で働けることはもちろん、街のクリニックや診療所といった個人病院で働くこともできます。

派遣社員だけでなく、社員やパート・アルバイトでも病院の規模は選べますが、働き先をすべて自分で探さなければなりません。

派遣なら、

  • 仕事内容が分業化されている医療センターや大学病院で働きたい
  • 事務員が多く勤務時間が選べる総合病院が良い
  • 地域密着型の小規模なクリニックに勤務したい

のように病院の規模に合わせた希望を出せるので、あなたのライフスタイルや好みに合わせた働き方ができます。

派遣は多くの経験が積める

派遣の場合、1箇所で長期間働く正社員やパート・アルバイトよりも数多くの経験を積めます。

なぜなら、派遣には契約期間があるため、数ヶ月~数年ごと異なる病院で働くことになるからですね。

医療事務の仕事は、働きはじめは覚えることが多くて大変ですが、慣れてしまえば基本的にルーティンワークです。

長く同じ職場にいれば、仕事内容はワンパターン化してしまいます。

その点、派遣社員は契約期間が終了するたびに、さまざまな診療科目や規模の病院に配属されるため、多くの経験を積み、幅広い知識を得ることができます。

派遣は人間関係や職場環境が悪い場合に辞めやすい

契約期間が決まっている派遣のもう一つのメリットは、人間関係や職場環境が悪い場合、何のしがらみもなくて辞めやすいことです。

医療事務は女性の職場であることから、人間関係に悩む人も少なくありません。

また、働き始めたら「当初言われていたよりも残業が多かった」「思ったよりも忙しかった」といった理由から仕事を辞めたいと思う人もいます。

正社員の場合は、簡単に辞めることはできませんが、派遣であれば合わないと思ったら更新をせず、契約期間満了を理由に円満に辞められます。

派遣社員/パート・アルバイト/正社員の時給・月給の違い

東京都における医療事務の派遣社員、パート・アルバイト、正社員の時給・月給は以下の通りです。

派遣社員 パート・アルバイト 正社員
時給1,386円 時給1,130円 月給19万4,000円

派遣社員の時給は、パート・アルバイトよりも250円ほど高くなっています。

1日8時間、月に22日間のフルタイム勤務をした場合、

  • 派遣社員:24万5000円
  • パート・アルバイト:19万9000円

となり、月給は派遣社員の方が、パート・アルバイトよりも4万5,000円も高くなりますね。

さらには、アルバイトだけでなく正社員と比較しても、派遣社員の方が平均月給5万1,000円も高いことがわかります。

ただし、気をつけたいのは派遣社員の時給には交通費が含まれるケースがほとんどであること。

つまり、月給から定期代・ガソリン代などの交通費を差し引いた金額が、派遣社員の手元に残るお金となります。

徒歩や自転車通勤ができれば、月給はまるまる手取り月収になるので、派遣社員にとって勤務先の場所は収入を左右する重要なポイントとなります。

また、医療機関はゴールデンウイーク、お盆、年末年始が休院となるため、長期休みがある月は月給が少なくなる点にも注意が必要です。

派遣社員の時給・月収まとめ

月収に換算すると・・・

  • 派遣:24万5000円
  • パート・アルバイト:19万9000円
  • 正社員:19万4000円

と派遣社員が最も高い。ただし、派遣社員は交通費が自腹で、長期休みがあると月給が減る。

※記載の時給は、以下を元に算出しています。

・大手派遣会社3社の東京都における派遣社員平均時給(当社算出)
タウンワークの東京都における正社員・契約社員の給与(当社算出)
タウンワーク「東京都のアルバイト・パートの平均時給」

医療事務の派遣社員として働くのにおすすめの派遣会社登録先

医療事務は派遣会社によって求人数に大きな差があります。

「求人があるのは東京・大阪・名古屋のような都市部だけ」という派遣会社も少なくありません。

結論から言うと、医療事務の求人数が圧倒的に多くおすすめなのが「スタッフサービス」で、2019年7月時点の求人数は5,200件です。

次いで「ヒューマンリソシア」の320件、テンプスタッフの170件となっていますが、両者とも東京、大阪、名古屋などの都市部が求人の中心です。

ほかの派遣会社は、大手でも医療事務の求人は数十件~100件程度なので、医療事務の派遣社員の仕事を探すなら、以下の3社がおすすめです。

【医療事務におすすめの派遣会社3社はこちら】

  1. スタッフサービス
  2. テンプスタッフ
  3. ヒューマンリソシア

【スタッフサービス】医療事務の求人数ダントツNo.1

大手派遣会社のなかでも、医療事務の求人数が5,300件とダントツに多いのがスタッフサービスです。

東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県の求人が、全体の約65%を占めますが、大阪・兵庫・奈良の関西地方、愛知・静岡・三重の東海地方でも、各県100~300件ほどの求人があります。

上記エリアで医療事務の派遣社員として働きたい人や、たくさんの求人を見比べながら勤務先を探したい人は、登録しておきたい派遣会社です。

スタッフサービスの派遣登録はこちら

【テンプスタッフ】東京・名古屋に好条件の案件多数

テンプスタッフは、医療事務の求人170件のうち、50%にあたる80件が東京都内と名古屋の求人です。

他の地域は多くても1県につき数件~10件ほどの求人しかありません。

ただし、東京と名古屋で医療事務の仕事を探しているなら、都市部ならではの好条件求人が多いテンプスタッフがおすすめです。

【テンプスタッフの求人例】

  • 社員食堂が利用できる大学病院
  • 事務の人数が多く、シフト勤務が可能な総合病院
  • 予約患者のみで残業が発生しにくい検診センター

テンプスタッフの派遣登録はこちら

【ヒューマンリソシア】東京と大阪が求人の中心

ヒューマンリソシアは、医療事務全体の求人数320件のうち、半数以上を東京都内と大阪で占めています。

テンプスタッフと同様に都市部が求人の中心であることから、大学病院、医療センター、総合病院、健診センターなどの案件も多く扱っています。

また、東京都内では「病棟クラーク」の求人が他社に比べて多いのも特徴。

病棟クラークは、入院施設のある病院で入退院に関わる業務、たとえば「病室手配」「入退院の書類手続き」「患者さんへの入院に関する説明」などを行います。

入院病棟勤務の場合、終業時間がクリニックや街の診療所よりも早く、またかけこみの患者さんがいないため、残業が少なめの傾向があります。

東京・大阪で医療事務の仕事を探している人や、残業少なめで働きたい人は、「ヒューマンリソシア」がおすすめです。

ヒューマンリソシアの派遣登録はこちら

医療事務の派遣社員におすすめの人

明るく感じの良い対応と気配りができる人

医療事務には、いつでも明るく感じの良い対応ができる人、そして細やかな気配りができる人が向いています。

患者さんの多くは、体の不調や精神的な不安を抱えています。

受付にいる医療事務スタッフが患者さんの気持ちに寄り添った対応をすることで、患者さんの不安や辛さを和らげることができます。

  • 不安そうにしている患者さんがいたら「どうされましたか?」と声をかける
  • 荷物の多い小さなお子さん連れのお母さんがいたらドアを開けてあげる
  • 耳の遠い高齢者には、はっきり、ゆっくりと話しかける

患者さんが困っていること、してほしいことを察して手を貸せる細やかな気配りができる人は、医療事務の適正があると言えるでしょう。

女性が多い職場環境でも気にならない人

女性が多い職場でも気にならない人は、医療事務に向いています。

医療事務の職場は、圧倒的に女性比率が高いからですね。

病院に行くとわかる通り、受付で男性スタッフを見かけることはないと思いますし、看護師もほぼ女性です。

かろうじて医師が男性だったとしても、医療事務が仕事上で関わりが多いのは、同僚である医療事務スタッフか看護師です。

そのため、女性が多い職場独特の雰囲気が苦手となると、医療事務の仕事をしていくのは難しいでしょう。

月末月初の残業に対応できる人

医療事務の仕事をするなら、残業に対応できることが必須条件と言っても過言ではありません。

レセプト業務を行う月末月初の1週間ほどは、どの病院でも残業は避けられないためです。

レセプト期間以外でも、診療科目によっては風邪やインフルエンザ、花粉症などが流行する時期は忙しいため定時に帰れない、または帰りにくい雰囲気があります。

お子さんのお迎え、介護その他の事情があって残業することが難しいなら、勤務時間が選べるシフト制の医療機関を選びましょう。

ただ、シフト制の場合でも、必ずしも希望通りの時間で勤務できるわけではないので、「毎月残業がどれくらいあるのか」を必ず派遣会社の担当者に確認してもらいましょう。

他の事務職と比べて医療事務の派遣社員の時給は低い

医療事務の派遣社員の時給は、他の事務職と比較して低い傾向にあります。

下記は、大手派遣会社3社の東京都内における「医療事務」「一般事務」「経理事務」の時給比較です。

医療事務の時給は3つの事務職のなかで最も低く、一般事務と比較しても100~300円の差があることがわかります。

スタッフサービス ヒューマンリソシア テンプスタッフ
医療事務 1,308円 1,409円 1,442円
一般事務 1,610円 1,618円 1,555円
経理事務 1,710円 1,692円 1,723円
※記載の時給は、大手派遣会社3社の東京都内における新着求人50件を元に算出しています。(2019年7月現在)

また、2018年に東洋経済オンラインが発表した、関東・東海・関西の最大都市における「職種別派遣時給ランキング」では、67の職種のうち64位という結果が出ています。

上記の結果から見ても、医療事務の時給は、事務職だけでなく、職種全体から見ても低いことがわかります。

医療事務の時給が安い理由としては、

  • 資格がなくてもできる
  • 採用が学歴に左右されない
  • 経験があれば子育てが一段落したブランクのある人でも採用されやすい
  • 他の事務職に比べて中高年でも採用されやすい

など、時給が低くても人員が集まることが理由の一つと考えられます。

まとめ

医療事務は、忙しさや体調管理で大変な面もありますが、患者さんに感謝され、病院の運営を支えることができるやりがいの大きい仕事です。

「誰かの役に立つ仕事がしたい」「医療の仕事に携わりたい」「医療の現場を支えたい」という人は、ぜひ挑戦してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

派遣会社を探す

地域
職種
 
 
 
特長