【円満退職のコツランキング】男女500人アンケート調査

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会社を辞めるとき「どうせ辞めるんだし、これまでの不満を全部ぶつけて辞めてやる!」と考える人もいるかもしれません。

しかし感情的になってしまうと、退職日までの人間関係で嫌な思いをしたり、退職の手続きがスムーズに進まなかったりする可能性も。

一方で円満退職しておけば、「退職後も前勤務先から仕事がもらえる」「前同僚たちが相談相手になってくれる」などのメリットが。

今回は転職経験者500人にアンケートを実施。

「円満退職できたか」や「円満退職のコツ」について聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:転職経験者
  • 調査日:2021年7月28日~8月2日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:500人(女性321人/男性179人)

円満退職ができた人は71.4%

はじめに「転職する際、前職を円満退職できましたか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。

円満退職できたか

71.4%の人が「円満退職できた」と回答。

「円満退職できなかった」を大きく上回りました。

「円満退職って難しそう」と思っている人もいるかもしれませんが、実際には多くの人が円満に退職・転職できていることがわかります。

では具体的な回答を元に「円満退職できたと思う理由」「できなかったと思う理由」を紹介します。

円満退職できた人の理由

  • 製造業だったが、仕事量が減っていた時期だったためか、とくに何も言われずに退職できた(女性、22歳で転職)
  • 資格を活かしたかったから、みんな応援してくれた(女性、25歳で転職)
  • 会社側がしっかりと話しを聞いてくれ、有休消化まですべてこちらの要求通りになったから(男性、38歳で転職)

円満退職できたと感じている人からは「退職理由に納得してもらえた」「会社・上司が話をしっかり聞いてくれた」などの意見が寄せられました。

「タイミングがよかった」「外資系だからわりと自由だった」という理由を挙げた人も。

円満退職できたことにより「退職後も元同僚に会っている」「退職後、前勤務先の経営者から仕事のオファーをもらった」という人もいました。

円満退職できなかった人の理由

  • 他にやりたいことができて「とにかく早くやめたい」と思っていて、急に辞めるかたちになったため(女性、23歳で転職)
  • 規定である3ヶ月前に退職を申し出てから、実際の退職まで2年かかった。「有給を消化したい」というと「人がいないのに非常識」と罵られた。残業代も払われなかった(女性、38歳で転職)
  • パワハラを受けて退職したから(男性、45歳で転職)

円満退職できなかった人からは「退職理由がいじめやパワハラだったから」「退職したいと伝えてから、職場で無視されるようになった」などの体験談が寄せられました。

また「急に退職したので、反感を買ったと思う」という人がいた一方で、「なかなか辞めさせてもらえなかった」という人も。

「有給消化できなかった」「退職金がなかった」「離職票の発行が遅かった」「契約満了による退職だったのに、離職票には自己都合による退職と記載されており、労働局で訂正してもらった」など、手続き関係への不満も寄せられました。

円満退職のコツ1位は「早めに伝える」こと

続いて円満退職する方法・コツについて聞いたところ、回答は以下のようになりました。

回答数上位10位までをランキング形式で紹介します。

円満退職のコツ

1位は「早めに伝える」です。

退職する旨を早めに伝えることで、円満退職につなげられるという回答が多くなりました。

2位以下は「日頃の人間関係」「納得できる退職理由を用意」と続きます。

11位以下には「就業規則や法律を確認しておく」「感情的にならない」などが入りました。

また「企業風土や上司によっては、円満退社がムリな場合もある」という回答も複数ありました。

では具体的な回答を紹介します。

1位 早めに伝える

  • 投げやりに突然伝えるのではなく、余裕を持って前もって退職を伝えるべきだと思います(女性、27歳で転職)
  • 退職する1年ほど前から、退職予定と転職について事前に伝えて、了解を得たこと(男性、34歳で転職)
  • 退職の報告から退職日まで充分な日数を設ける(女性、47歳で転職)

「円満退職の方法・コツ」第1位は「早めに伝える」でした。

具体的に退職を伝える時期としては「辞めようと思ったらすぐ」「1年前」「1ヶ月前」など、さまざまな回答が挙がりました。

雇用期間の定めがない正社員でも、法律上は2週間前までに予告すれば退職できます(民法627条)。

ただ人員の補充や引き継ぎを考慮し「より早めに知らせたほうがいい」と考える人が多いとわかりました。

「直前に退職の旨を伝えると、だいたいモメると思う」という回答もありました。

2位 日頃の人間関係

  • 元々の人間関係だと思います。人間関係をよくしようと努めていた甲斐もあり、退職を悪く言われたことは一度もありません(女性、23歳で転職)
  • 日頃から上司と密にコミュニケーションをとっておくことに尽きます(女性、39歳で転職)
  • 退職した後も遊びに行けるぐらいの関係性をもつこと(男性、42歳で転職)

2位になったのは「日頃の人間関係」でした。

「日頃からニコニコと愛想よく過ごし、年上のスタッフに可愛がっていただいていたのがよかったと思います」「どんなに嫌いな上司でも、最後まで愛想よく接すれば、だいたいは円満に退職できると思います」などの回答が寄せられています。

「突発的な辞職の場合も、常日頃の上司との関係性により捉えられ方が異なると思います」という回答もありました。

3位 納得できる退職理由を用意

  • 本当の理由は言わずに、差しさわりのない、やむを得ない事情で退職すると伝えるといいと思います(女性、25歳で転職)
  • ライフステージの変化(結婚・出産)に合わせて退職する場合は、円満に送り出してくれる(女性、30歳で転職)
  • 前向きな理由で辞めることだと思います(男性、32歳で転職)

3位は「納得できる退職理由を用意」です。

「やむを得ない事情で転職するしかないと思わせる」「自分にとってプラスになる転職だと伝える」などの回答がありました。

「ポジティブな退職理由でないと、ダラダラ引き止められる」「退職理由について、本音で話す必要はない」というアドバイスも。

「人間関係だと退職はなかなか言い出しづらいが、仕事内容との相性を理由にすればなんとかなる」「毎回、家庭の事情だと伝えている」などの具体例が寄せられています。

4位 しっかり引継ぎする

  • できるだけ後任の方に迷惑がかからないように引継ぎをすること(女性、25歳で転職)
  • 事前に仕事を少しずつ引き継ぐこと。経営陣に「自分がやめても変わらないこと」を認識してもらうとよいと思います(男性、36歳で転職)
  • 引き継ぎをスムーズにするため、業務のマニュアル化を行い、できるだけ不備をなくすこと(女性、55歳で転職)

4位には「しっかり引継ぎする」がランクイン。

後任に直接教えるだけではなく「引継ぎ書をつくる」「マニュアルをつくる」「仕事の割り振りを改めた」などの工夫も寄せられています。

「退職までの間は通常業務+引継ぎがあるため、仕事がスムーズにいかないことがほとんど。だからこそ余裕ある引継ぎ期間が必要」という声もありました。

5位 会社の不満や愚痴を言わない

  • 実際の退職理由は「会社や人間関係への不満」だったが、トラブルが面倒なので言わなかった(女性、21歳で転職)
  • 退職意向を伝える際、決して会社の悪口やネガティブな理由を言わない(男性、25歳で転職)
  • 実際、仕事や対人関係には何も不満はありませんでした。それを上司に伝えていたので、円満退社できたのかなと感じます(女性、30歳で転職)

5位にライクインしたのは「会社の不満や愚痴を言わない」です。

「最後に不満のひとつでも言いたい」と考える人は多いと思いますが、不満の伝え方によっては、上司や同僚に悪い印象を与えてしまうこともあります。

そのため「不満を伝えるべきときもあるが、円満退職を目指すなら、割り切ってお礼だけ言って去っていくのがベスト」などの回答が寄せられています。

「会社や人間関係に不満はないが、キャリアのために辞める」と伝えることで、「悪印象を与えず、退職の意思の強さも伝わる」という人もいました。

6位 最後まで仕事の手を抜かない

  • 担当業務でやり残しのないように、最後まで責任を持って職務を全うすることだと思います(女性、30歳で転職)
  • 最後までキチンとした態度・対応で仕事をこなす。辞めるからといって適当なことはしない(女性、35歳で転職)
  • 最後の最後まで笑顔でテキパキこなして気を抜かないこと(男性、40歳で転職)

6位は「最後まで仕事の手を抜かない」でした。

退職すると決めてから急に勤務態度が悪くなるようでは、周りからの印象はよくありませんよね。

「最終日の退社時刻まで、在籍する会社に貢献できるように努力する」「退職までの自分の仕事を今まで以上にしっかりこなす」などの意見が出ました。

担当業務について「与えられた仕事は必ず退職までに完結させる」「自分がメインでしていた仕事は一区切りつけてから退職する」などの回答も寄せられています。

7位 正直に話す

  • 退職理由を誤魔化さず、きちんと伝えること(女性、24歳)
  • 小規模な職場でしたので、とにかく包み隠さず、なんでも正直にお話しました(女性、33歳で転職)
  • なぜ辞めたいのかを上司に正直に話すことだと思います(男性、50歳で転職)

7位は「正直に話す」でした。

3位「納得できる退職理由を用意」では「退職理由は建前でもいい」「本音を話す必要はない」という人も複数いましたが、「正直に話すのがいい」という人も多いとわかります。

「理由をはっきり言わないと、引き止めの余地があると思われる」という回答も。

また正直に話せた前提として「普段から築けていた関係があったからこそ」と回答した人もいました。

8位 会社の都合を考慮する

  • 会社の業務に支障が出ないよう、最大限考慮する姿勢を見せること(女性、24歳で退職)
  • 退職による会社・業務への影響をできるだけ抑えるよう考えて、退職スケジュールを立てる(男性、26歳で退職)
  • 自分の都合ばかり訴えるのではなく、都度細やかな相談を職場と重ねていくこと(女性、33歳で転職)

8位は「会社の都合を考慮する」でした。

具体的には「業務に支障が出ない退職時期や方法を考える」など、退職のタイミングに関する回答が目立ちます。

「なるべく早く退職したいとは伝えず、引継ぎにかかる時間などを考慮した上で、日程について相談する」という人もいました。

9位 普段の勤務態度

  • 「日頃の仕事っぷりがいい加減だとうまくいかないのかな」と想像しています(男性、29歳で転職)
  • 日々の仕事に手を抜かないこと(女性、39歳で転職)
  • 信頼されることが重要だと思うので、勤務態度に普段から気をつけること(女性、49歳で転職)

9位は「普段の勤務態度」でした。

「勤務中に大きな問題を起こさない」「信用を失うような行動はしない」「仕事への誠実さのアピール」などの回答が寄せられています。

「普段からまじめに仕事をしていればおのずと円満退職になると思う」「日頃から仕事を頑張ることが、次の会社につながる」という意見もありました。

10位 退職の挨拶をする

  • すべての関係者の方に感謝の言葉を伝えた(男性、36歳で転職)
  • 共に働いた方、雇っていただいた社長への感謝を伝える(女性、48歳で転職)
  • 引継ぎの相手には「ごめんなさい」ではなく「ありがとう」と言うようにする(女性、55歳で転職)

10位は同僚や取引先に「退職の挨拶をする」でした。

「気まずくても挨拶回りはしっかり行う」「上司、同僚、部下に感謝を伝える」などの回答が寄せられています。

挨拶として「感謝の気持ちを伝える」と答えた人が目立ち、「お礼としてプレゼントを渡す」と答えた人もいました。

まとめ

転職経験者500人を対象に「円満退職についてのアンケート」を行ったところ、転職時に円満退職できた人は全体の71.4%でした。

多くの人が円満退職できているとわかります。

円満退職のコツを聞いたところ、第1位は「早めに伝える」となりました。

後任人事や引継ぎを考慮して「早めに伝えるほうがいい」と考える人が多いとわかります。

「日頃の人間関係」「普段から真面目に働く」など、日々の積み重ねが円満退職につながるという人も。

また退職理由の伝え方については「前向きな内容を伝えたほうがいい」というアドバイスが多く見られました。

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