【年収400万円台の職業ランキング】316人アンケート調査

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令和元年の国税庁「民間給与実態調査」によると、給与所得者のうち年収400万円~500万円以下の人は、給与所得者全体の14.6%にのぼりました。

また、男性に限ると17.5%を占めます。

「年収400万円を目指している」という人も多いかもしれませんね。

一方で「生活はできるけど、贅沢はできない」「家を買うのはためらう」といった声が多いのも年収400万円台。

そこで今回は年収400万円台の人にアンケートを実施し、具体的な職業や年収への満足度を聞きました。

【調査概要】

  • 調査対象:年収400万円台の人
  • 調査日:2021年4月20日~5月4日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:316人(男性193人/女性123人)

年収400万円代 属性

年収400万円台の職業ランキング

年収400万円台の人に「具体的な職業」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

ランキング形式で同率8位まで紹介します。

年収400万円台の職業

1位は「事務・管理部門」で働く人でした。

2位以下は「営業職」「医療系専門職」と続きます。

全体を見ると「技能工」「クリエイティブ職」「ITエンジニア」「技術・開発職」など、「手に職がある」と言われる職種が多くなりました。

同率11位には介護職などの「福祉系専門職」と保育士や教員などの「保育・教育・公務員」も入っています。

ではアンケート結果をもとに、具体的な職種を紹介します。

1位 事務・管理部門

  • メーカーの貿易事務(20代男性)
  • 切削工具を取り扱う商社の営業事務(30代女性)
  • 電線製造機器メーカーの生産管理系事務(40代男性)

「年収400万円台の職業」第1位は「事務・管理部門」となりました。

営業事務、貿易事務、経理事務、総務人事、受付事務、生産管理事務、購買など、さまざまな業務を担当している人から回答が寄せられています。

勤務先もメーカー、商社、医療機関、金融サービスなどさまざまでした。

なお事務・管理部門で働く人のうち57.4%が、年収に「満足」「まあ満足」と答えています。

満足している人からは「残業がない」「事務職でこのくらいもらえたらいい方」といった意見が複数寄せられました。

2位 営業職

  • 旅行会社営業(20代女性)
  • システム開発を行うIT企業の営業(30代女性)
  • 不動産賃貸仲介の営業(40代男性)

2位は営業職。

勤務先企業はIT、不動産、銀行、メーカー、商社などです。

インセンティブにより年収が上がりやすい職種だけに「結果によって昇給の可能性が十分にある」という意見も。

一方で「会社の業績がさがると、収入も一気にさがる」とか「実績を評価してもらえない」という回答もありました。

3位 医療系専門職

  • 大学病院の看護師(20代女性)
  • 老人保健施設勤務の理学療法士(30代男性)
  • クリニックの看護師(40代女性)

3位は看護師や理学療法士などの「医療系専門職」です。

放射線技師、言語聴覚士、薬剤師、管理栄養士のほか、柔道整復師、鍼灸師、獣医の方からの回答もありました。

国家資格や専門知識が必要な職種だけに、収入も高くなりそうですね。

ただ同じ看護師でも「時短かつ夜勤少なめで400万円台」の人もいれば「残業が多くて年収400万円台」の人もいたりと、勤務先などによってかなり待遇に差がありそうです。

4位 技能工

  • 自動車製造工場の現場作業員(20代女性)
  • 携帯基地局の建設工事(30代男性)
  • 化学メーカーの製造工程作業員(40代男性)

現場作業員や製造職、職人などの「技能工」が4位。

ウデが良ければ年収アップにつながりそうな職種です。

実際「同年代よりも稼げている(建設作業員)」「月収はそこまでないが、ボーナスがいい(自動車工場勤務)」という声が寄せられています。

一方で「私の個人の技術で1日に1000万円以上利益を出しているのに、給料が安い(電気製品メーカー勤務)」「作業がハードな割に手当が少ない(化学メーカー勤務)」といった不満をもつ人も。

年収400万円台の技能工のうち、今の年収に「満足」「まあ満足」と答えた人は合計8人で、30.8%でした。

5位 飲食・販売・サービス関連職

  • ラグジュアリーブランドの販売職(20代男性)
  • 化粧品会社で接客、サービス、販売(30代女性)
  • 清掃業(40代男性)

5位にランクインしたのは「飲食・販売・サービス関連職」です。

業種や職種は幅広く、小売業界での販売職、カスタマーサポートやコールセンター勤務、美容師、清掃業など。

「仕事内容が好きで、やりがいがある」「生活には困らない」という意見がある一方、「業績に対するインセンティブがない」「残業ありきの収入額」などの不満も見られました。

また最前線で顧客のクレームや質問対応を担う立場であることから「お客様からの電話対応をしていない人と給料の差がない」ことへの不満も寄せられています。

6位 管理職・役員

  • 携帯電話代理店ショップの店長(30代女性)
  • 物品賃貸業の支店長(40代男性)
  • ドキュメント制作会社の役員(60代以上男性)

6位は各業界の「管理職・役員」クラスの人たちでした。

飲食小売業界の店長・マネージャーや、福祉事業所の責任者、建設業や制作会社の管理職・役員クラスの人たちから回答が寄せられました。

管理職の中でも年収に「不満」「やや不満」と答えた人は半数近くの9人にのぼります。

不満の理由としては「給与が月数万上がったとしても、厚生年金や税金などが多く引かれ、手取りは結局微々たる金額しか上がっていない。しかも管理職なので休日出勤手当てがない」などが挙げられました。

7位 クリエイティブ職

  • 番組製作会社(20代女性)
  • IT企業のデザイナー(30代女性)
  • 婚礼カメラマン(40代男性)

7位は「クリエイティブ職」です。

カメラマン、デザイナー、編集者、ライター、DTPオペレーターなどが含まれます。

クリエイティブ職に対して「仕事内容は楽しそうだけど、残業が多いイメージ」をもつ人もいるかもしれません。

しかし今回のアンケートでは、「残業がほとんどない」「定時で帰れる」と答えた人も目立ちました。

また「入社4年目でこの年収」と答えた20代女性(番組制作会社勤務)もいて、スキルや待遇によってははやい時点で400万円台に到達できそうです。

「小さい会社で就業規則もなく、有給・残業手当・交通費なども曖昧(カメラマン)」という回答もありましたが、少数でした。

収入に「満足」「まあ満足」している人は14人中9人で、64.3%と高めでした。

同率8位 IT系エンジニア

  • 人材紹介サービス業のシステムエンジニア(20代男性)
  • IT企業のシステムエンジニア(40代男性)

同率8位に入ったのはシステムエンジニア(SE)などの「IT系エンジニア」です。

比較的高収入が得られることから目指す人が多く、同時に企業からのニーズが高い職種でもありますね。

IT系エンジニアでは、20代で年収400万円台に乗っている人が半数の6人もいました。

仕事内容についても「業務からいろいろなことを学べ、それなりに満足」「責任とやりがいがある」と答えた人が複数。

ただ年収には不満を持っている人が多く「年収は低くないものの、昇給額が低い。エンジニアが手っ取り早く年収を上げるには転職が一番だと思う(ゲームメーカーのエンジニア)」という意見も。

年収に「満足」「まあ満足」を回答したのは12人中4人にとどまりました。

同率8位 技術・開発職

  • スポーツ用品メーカーの開発(20代女性)
  • ゴム工場での化学系技術職(40代男性)

「技術・開発職」も12人で同率8位になりました。

医薬品、スポーツ用品、素材、精密機器メーカーなどの技術開発および研究職の方から回答をいただいています。

「技術系・理系は高収入」というイメージの通り、20代で年収400万円を達成している人も3人いました。

しかし収入に不満を持っている人も多くいて、「成果を出しても給料に反映されない」「労力に見合っていない」という意見が目立ちました。

年収に「満足」「まあ満足」を回答したのは12人中4人でした。

同率8位 自営業・フリーランス

  • アパート経営(20代男性)
  • フリーランスのグラフィックデザイナー(30代女性)

同率8位に入ったのは「自営業・フリーランス」です。

仕事内容は不動産業、飲食店経営、配送請負、職人、クリエイティブ系、事務アウトソーシングなどさまざまでした。

中には20代の学生でありながら、アパート経営で年収400万円台を達成している人もいました。

自営業・フリーランスのアンケートで特徴的だったのは、年収への満足度が高いこと。

12人中10人が年収に「満足」「まあ満足」と答えています。

一方で「自営なので、稼ぎが多くても確定申告で税金をもっていかれてしまう」という意見もありました。

年収400万円台の47.2%が「年収に満足している」

続いて「今の年収に満足しているか」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

年収400万円への満足度

年収に満足している人は47.2%で、「満足」「不満足」がほぼ半数ずつという結果に。

また年代ごとに比較してみると、おおむね若いほど満足度が高くなることもわかりました。

では具体的な回答を紹介します。

年収400万円台に満足している人の理由

  • 自分の結果に対して、十分なインセンティブを払ってくれること(20代男性、医療機関の営業職)
  • 給与、仕事内容のバランスが取れておりストレスなく勤務できているため(30代男性、看護師)
  • 同年代の同性より貰えていると思うから(40代女性、金融サービス会社の受付事務)

年収に満足している人からの回答は「生活するには十分」「仕事と収入のバランスがいい」といった意見が目立ちました。

「保育士にしては高い水準の給与」「同年代・同じ地域では高年収のほう」など、周囲と比較してより満足している人も。

現在の収入を「多くはない」とか「正直もっと欲しい」としながらも、「生活できる金額だし、副業して稼げばいい」「仕事内容を考慮するとちょうどいい」と納得している人もいました。

「共働きなので、これくらいでいい」という回答も寄せられています。

年収400万円台に満足していない人の理由

  • 国家資格にしては少ない給料。看護師は高給取りと思われがちだが、勤める病院によって大きな違いがある(20代男性、看護師)
  • 業務も時間外労働も多いのに給料が少ない(30代女性)
  • 貯金を切り崩して何とかやっている状況で、小さい子どもがいる中で妻もアルバイトせざるを得なかったから(40代男性、旅行会社の営業職)

年収に満足していない人からは「仕事量と収入が見合わない」「家族を養ったり住宅ローンを払うには足りない」などの意見がありました。

生活・消費スタイルによりますが、ボーナスや残業代込みで年収400万円台の場合、ボーナス・残業が減ると「養育費や教育費の捻出」「老後への備え」「住宅ローンの支払い」が難しくなってしまうことも考えられます。

そのため「共働きしている」という回答も。

また「頑張っても評価に反映されない」「自分よりラクをしている人が、高い給料をもらっている」など、職場の評価制度への不満も多数寄せられています。

「同職種・年代の相場に比べて低い」など、周りと比べて不満に思っている人も目立ちました。

年収400万円台の半数以上が転職を考えている

最後に「転職を考えているか」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

年収400万円台 転職を考えているか?

半数以上の52.5%の人が「転職活動中」「考えている」「少し考えている」と回答しています。

収入に不満があり転職を考えている人も多かったですが、年収に満足しているのに転職を検討している人もいました。

転職を考えている人からは「ボーナスの評価に店の評価が含まれるため、自分は頑張っていても他がダメならどんどん評価は下がる」「長く勤めていても全然給与が全然変わらない」といった意見が寄せられています。

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まとめ

年収400万円台の316人を対象にアンケートを行った結果、「年収400万円台の職業ランキング」第1位は「事務・管理部門」でした。

2位以下には「医療系専門職」「技能工」など、「手に職のある職業」が多くランクイン。

年収への満足度は47.2%で半数に届かず、「業務量のわりに年収が低い」「周囲に比べて低い」「昇給額が少ない」などと不満を持っている人も多いとわかりました。

転職を考えている人は半数を超え、年収に不満な人のみならず、現在の年収に満足しつつ転職を考えている人も多数いました。

「はやく給料を上げたい」という希望がある方は、転職を考えるのもいいでしょう。

転職活動の中で自分の市場価値や適正年収がわかるかもしれません。

「年収アップ率を叶えた利用者が多い」転職エージェントもありますので、登録や相談を検討してみてはいかがでしょうか。

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