転職1回目と2回目以降の違いランキング&内定を勝ち取るコツ

2回目の転職は、1回目より不利になるのでは?

そんな不安を感じ、転職を躊躇している人も多いのではないでしょうか。

当メディアが行ったアンケート調査では、約5割の人が「1回目と2回目以降の転職活動で、企業の対応に違いを感じた」と回答しました。

1回目と2回目の転職で企業の対応に違いを感じた?

そこで今回は、複数回転職した経験がある500人にアンケートを実施し、「2回目以降の転職で感じたデメリットとメリット」を聞きました。

また、記事の最後では、2回目以降の転職で内定を勝ち取るコツについても紹介していきます。

「2回目以降の転職を検討している」「転職をしたいが躊躇している」という方は、ぜひ参考にしてください。

【調査概要】

  • 調査対象:2回以上転職経験がある人
  • 調査日:2021年4月3日~17日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:500人(女性299人/男性201人)

属性

2回目以降の転職のデメリット1位は「退職理由を考えるのが大変」

続いて「2回目以降の転職ならではのデメリット」を聞いたところ、結果は以下のようになりました。

回答数が多かった順に7位までをランキング形式で紹介します。

2回目以降の転職のデメリット
1位「退職理由を考えるのが大変」と2位「長続きしないと思われる」が突出して多くなりました。

全体を見ると「長続きしないと思われる」「転職への悪いイメージが根強い」、そして11位「一貫性がないと思われる」や16位「協調性がないと思われる」など、複数回転職する人に対する「マイナスイメージ」にデメリットを感じた人が多いようです。

そもそも採用担当者が転職に対して良くないイメージを持っている場合、応募した時点でマイナスからのスタート。

その評価を覆すために、採用担当者を納得させられるだけの「退職理由・転職理由」をきちんと準備する必要があるというわけですね。

なお「デメリットは感じなかった」と答えた人は45人でした。

では具体的な回答をご紹介します。

1位 退職・転職理由を考えるのが大変

  • 1回目の転職より転職理由が重要になる。「なんとなく」やふわっとした理由だとかなり不利にはたらく(20代男性、2回転職)
  • 1回目以上に筋の通った転職理由がないと面接に受からないと感じました(30代女性、2回転職)
  • 前回の転職の理由を聞かれて、2回目の面接官を納得させるのは難しいと感じた(40代女性、4回転職)

1位は「退職・転職理由を考えるのが大変」でした。

2回目以降の転職では、1回目以上に退職・転職理由を聞きたがる採用担当者が多いです。

中には「1回目は退職理由を聞かれなかったが、2回目は細かく聞かれた」という人も。

採用担当者の納得する理由がないと不利になるため、転職理由・退職理由をきちんと説明できるよう準備するのが大変なんですね。

また「以前の転職理由も聞かれた」「これまでのすべての転職理由を用意しておく必要があるので大変」という人も複数人いました。

2位 長続きしないと思われる

  • 短期間での2回目の転職だったので「続けられない人」という印象を持たれやすかった(20代女性、2回転職)
  • 長期間同じ会社に留まれないタイプと思われてしまうため、採用が難しくなったと思う(30代男性、5回転職)
  • 継続できないというイメージを持たれているところからのスタート(40代男性、2回転職)

1位と僅差の2位は「長続きしないと思われる」でした。

採用担当者から「採用してもすぐ辞めてしまうのでは」「辞めグセがあるのでは」と警戒されている雰囲気を感じたという人が多数。

「まだまだ日本では、転職回数が多いと不真面目で続かないと思われる」「田舎だからか一つの会社に長く勤めることを良しとする会社が多い」など、国や地域についての意見もありました。

また8位以下には「協調性がないと思われる」「仕事ができないと思われる」など、「複数回転職する人への悪いイメージ」が他にもいくつかランクインしました。

3位 待遇が悪くなる

  • 転職回数が多いと正規社員として採用されづらくなり、紹介予定派遣や派遣として選ばれることが多くなりました(30代女性、4回転職)
  • 転職回数が増えるほど、給与面が下がりがち(40代男性、4回転職)

3位は「待遇が悪くなる」でした。

短期間で経験・スキルをあまり身につけないまま転職したり、未経験の業種・職種への転職を繰り返したりすると、そのたびに「給与が1からのスタート」になる可能性が高いです。

専門性やマネジメント経験を持って転職するのでなければ、転職回数が増えるほど待遇が悪くなる結果に。

また「転職回数が多くなると、受かる企業の規模や知名度が目に見えて下がった」という人もいました。

4位 年齢が高くなる

  • 1回目よりも自分の年齢が上がっていることが少しデメリット。やはり若い人の方が採用されやすい(30代女性、3回転職)
  • 年齢が上がってくるので、希望する業種に就職するのが難しいと感じるようになる(40代男性、3回転職)

「年齢が高くなる」ことが不利、という回答が4位でした。

2回目以降の転職は、当然のことながら1回目よりも年齢があがります。

企業によっては応募に年齢制限を設けていたり、明記はしていなくても年齢で落とされることも。

年齢とともに深まってきた経験や専門性を武器にして転職するのでないかぎり「若い人材のほうが有利」と感じる人が多いようです。

「同じ専門職なら、将来性や柔軟性を見込まれて若い人のほうが有利になる」ということもあるかもしれませんね。

5位 求められる経験・スキルが高い

  • 中途採用、かつ、転職回数が増えるので、社会人としての基礎力や即戦力を必ず求められる(30代女性、3回転職)
  • 2回目のほうが年齢が上がっているので、求められる経験やスキルが高くなる(40代男性、3回転職)

5位は「求められる経験・スキルが高い」です。

2回目以降の転職では、年齢があがり「即戦力」「スペシャリスト」として期待されることも多くなるため、選考がシビアになるのですね。

「期待を感じてプレッシャーになった」という人もいました。

また採用後についても「即戦力を求められるので、役に立たないと思われたら試用期間で解雇」という厳しい回答が寄せられています。

6位 転職への悪いイメージが根強い

  • 理由がどうであれ、「退職した」という事実をネガティブに捉える企業が多かったと感じました(30代男性、5回転職)
  • 履歴書が長くなるので、ぱっと見の印象が良くない(40代女性、5回転職)

6位は「転職への悪いイメージが根強い」でした。

「退職・転職の理由をきちんと説明しても敬遠された」という経験をした人も。

企業や担当者によっては、複数回転職することへのネガティブなイメージが強いのかもしれません。

とくに「短期間での離職」「転職回数が多い」「異業種からの転職」について、悪いイメージを持たれたと感じた人が多くなりました。

7位 採用されにくい

  • 1回目と比べて内定をもらいにくい(20代女性、2回転職)
  • 書類審査の通過率が下がり、面接に進めることが少なくなった(50代男性、6回転職)

7位は「採用されにくい」でした。

長続きしないと思われたり、年齢で不利になったりして、採用されにくくなっていると考えられます。

目立ったのは「書類選考で落とされる」という回答でした。

一方で「書類選考通過率は下がったが、面接までこぎつければ不利に思う点はなかった」という回答も。

転職回数が多い場合、採用担当者の警戒心を解いて、かつ興味を持ってもらえる書類の書き方がポイントになりそうです。

2回目以降の転職のメリット1位は「アピールポイントが増える」

「2回目以降の転職ならではのメリット」も聞きました。

回答数が多かった順に、7位までをランキング形式で紹介します。

2回目以降の転職 メリット

ダントツの1位は「アピールポイントが増える」でした。

2位以下は「企業選びのポイントがわかる」「好条件で転職できる」と続きます。

経験・スキル・資格を上手にアピールして企業のニーズとマッチしたら、好条件の職場に転職できそうですよね。

また「企業選びのポイントがわかる」「希望条件が明確になる」がランクインしていることから、ミスマッチを防ぎやすくなるというメリットもありそうです。

なお「メリットはない」と答えた人は15人でした。

では具体的な回答を紹介します。

1位 アピールポイントが増える

  • 面接で言える内容や履歴書に書ける内容が増える(20代女性、2回転職)
  • 複数の企業に在籍していた場合「色々な業界を見てきた」とアピールができる(40代男性、2回転職)
  • 経験値が上がっているため転職しやすかった。とくに人材が必要な職種は有利だと思う(50代女性、5回転職)

ダントツの1位は「アピールポイントが増える」です。

複数の企業で経験を積むと企業にアピールできる経験・スキル・能力が増え、アピールポイントが企業にマッチすれば「即戦力」と評価されることも多くなります。

ちなみに経験・スキルがアピールできるのは、同業種・職種への転職だけに限りません。

「異業種であっても、社内の環境整備等は他の企業を参考にできる部分がある」「異業種ならなおさら、応用できる幅が広がる」という意見も寄せられています。

2位 企業選びのポイントがわかる

  • 複数の会社での勤務を経験していると、転職の際、多角的な視点で企業を見る事ができる(20代女性、2回転職)
  • 企業を見る目が肥えてくること(40代男性、2回転職)
  • 「今度転職する際はここに注意すべき」とわかる(50代男性、3回転職)

2位は「企業選びのポイントがわかる」です。

いくつかの企業を経験することで、企業を比較できるようになり、視野も広がります。

そのため2回目は募集要項や面接時の雰囲気などから「より自分に合う企業」「よりよい条件の企業」を見極め、比較検討しながら転職活動できたという人が多数。

1回目の転職で「失敗した」と感じ、その失敗と反省を生かして企業研究したという人もいました。

3位 好条件で転職できる

  • 同業種・職種への転職なら経験者採用になるので、給与がアップする傾向がある(20代男性、4回転職)
  • 賃金面で考慮してもらいやすい(40代男性、5回転職)
  • 同職種での転職でしたので、経験をお給料に反映していただきました(50代女性、4回転職)

「好条件で転職できる」が3位。

とくに同業種・職種への転職で「経験者採用」された人たちからの回答が目立ちました。

経験者であれば高い給与を提示されたり、金額についての交渉もしやすくなったりします。

「経験豊富なベテラン」と呼べる年齢層の人だけではなく、20代の若手からも「収入があがった」「待遇がよくなった」という回答が寄せられています。

また「2回目以降は転職者が多い業界に行きやすくなるため、希望条件の交渉がしやすい」という意見もありました。

4位 転職の準備がスムーズ

  • 前回の経験があるので、転職準備をするのもそこまで手間取りませんでした(20代女性、2回転職)
  • 初めての時はどう動いていいかが手探りだったが、流れとかもわかっているので戸惑わずにスムーズに動くことができました(30代女性、4回転職)
  • 履歴書・職務経歴書を書くのがとてもスムーズだった(40代男性、4回転職)

4位には「転職の準備がスムーズ」がランクイン。

一度転職を経験しているため、転職活動の段取りがうまくなったという人が多数いました。

「全体の流れがわかっている」とか「前回の履歴書や職務経歴書を活かせる」という意見が多く寄せられています。

また転職活動だけではなく「退職手続きがスムーズだった」という人もいました。

5位 面接慣れする

  • 面接がどんな雰囲気かを1回目で把握しているため、落ち着いて対応できる(30代女性、3回転職)
  • 面接官が採用したいと思っているかが、面接中にわかるようになった。採用されなさそうな時はこちらも早めに面接を終わらせることにした(40代女性、6回転職)

5位は「面接慣れする」でした。

面接であまり緊張しなくなったり、面接で聞かれることが事前に予想できて回答の準備がスムーズになったりという回答が多数。

落ち着いて面接に臨めれば、印象もよくなりそうですね。

また「面接で聞きたいことを聞けるようになった」という人も複数人いました。

6位 入社後の仕事開始がスムーズ

  • 色々な職場を経験しているため、その職場ごとに適応する能力が高くなっている(20代女性、3回転職)
  • 「どのように会社に馴染んでいくか」という点で、1回目の転職の経験が活かせる(50代男性、3回転職)

入社後のメリットである「入社後の仕事開始がスムーズ」が6位に入りました。

同業種・職種への転職で経験が活かせるのはもちろん、異業種・職種への転職でも「適応能力が高くなっている」というメリットがあるようです。

また複数回転職するうちに電話応対やビジネスマナーなど社会人としての基礎力も身につく点も、転職先でスムーズに仕事開始できることにつながるでしょう。

面接でその点をアピールできれば、採用にも有利になりそうですね。

7位 希望条件が明確になる

  • 給料などの条件がより明白になっている(20代男性)
  • 初めての転職の時と比較して、「自分が重視したいポイント」について具体的に理由付けができるようになった(30代女性、3回転職)

7位には「希望条件が明確になる」がランクイン。

1回目の転職を経て、「収入」「働きやすさ」「やりがい」など、「自分が仕事に求める条件」が見えてきたという人が多数。

2回目以降の転職では「転職の目的・転職先に求めること」がよりはっきりするため、企業研究や面接・職場見学で確認すべきことも明確になりますね。

条件に照らし合わせて「この会社は違うな」という見極めがしやすくなるので、ミスマッチや失敗を繰り返す可能性が少なくなるでしょう。

「1回目は収入を重視したが、2回目はやりがいや長く勤務できるかを大切にした」と、転職1回目と2回目で希望条件を大きく変更した人もいました。

2回目以降の転職で内定を勝ち取るコツ

2回目以降の転職者と新卒者とでは、企業が求めているものや見ているポイントが違ってきます。

この章では、2回目以降の転職で内定を勝ち取るコツを紹介します。

1.書類の作り込みと面接対策をする

2回目以降の転職で内定を勝ち取るコツは、

  • 退職理由
  • 志望動機
  • 転職の明確な目的

をしっかりと整理し、履歴書・職務経歴書の作り込みと、面接対策をしておくことです。

今は転職が珍しい時代ではないため、転職2回目というだけで企業に敬遠されることはまずありません。

しかし、退職理由や志望動機、転職の目的があいまいだと、

  • また、すぐに辞めるのでは
  • 安易に転職を繰り返しているのでは

と思われ、採用に至らない理由になってしまいます。

せっかく採用して育てた人材に短期離職されては困るため、書類でも面接でも必ずチェックされます。

しっかり準備してのぞみましょう。

履歴書の作成や面接に自信がない方は、転職エージェントを活用してください。

■模擬面接を受けられる転職エージェント

2.経験やスキルを活かせる転職先を選ぶ

前職での経験やスキルを活かせる転職先であれば、採用に有利になります。

経験のある職種や業種出身であれば、「即戦力になる」「企業への貢献が期待できる」と思ってもらえるからです。

とはいえ、全く畑違いの仕事への転職を目指していて「活かせるスキルがない」という人もいるでしょう。

その場合は、前職と目指す仕事の共通点を見つけ、「前職のスキルをどのように活かせるか」をアピールしてください。

たとえば、美容師の仕事で身についた「傾聴力」や、エステサロンのカウンセリングで身についた「プレゼンテーション能力」などは、『営業職』でも重宝されるスキルです。

前職で身につけたこと、できること、得意なことを一つひとつ棚卸しして、活かせるスキルや経験をアピールしましょう。

2回目以降の転職なら転職エージェントを活用しよう

2回目以降の転職をするなら、ぜひ転職エージェントを活用してください。

転職エージェントは、単に求人を紹介してくれるだけでなく、転職活動をあらゆる方面からサポートしてくれるからです。

【転職エージェントがしてくれること】

  1. 経験やスキルの棚卸し
  2. 転職の方向性の明確化
  3. 履歴書・職務経歴書の添削
  4. 面接対策(模擬面接・面接対策セミナーなど)
  5. 応募先企業の選別・応募

とくに、「書類作成の添削・アドバイス」と「面接対策」は、転職エージェントを利用する大きなメリット。

『魅力的な自己PR』や『納得感のある退職理由・志望動機』を自分ひとりで準備することは、簡単でないからです。

転職エージェントでは、企業目線でのアドバイスがもらえるため、「書類選考や面接の通過率が上がった」という声も多く寄せられています。

すべてのサービスを無料で受けられますので、ぜひ活用してみてください。

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まとめ

複数回の転職経験がある500人にアンケート行ったところ、「2回目以降の転職ならではのデメリット」第1位は「退職・転職理由を考えるのが大変」でした。

退職理由の内容や伝え方によっては不利になってしまうため、採用担当者が納得する理由を用意しようと苦労する人が多いようです。

複数回の転職に対して警戒感やマイナスイメージをもつ採用担当者もいるため、長続きしないと思われて不利だと感じた人もいました。

反対に2回目以降の転職ならではのメリットでは「アピールポイントが増える」が1位に。

異業種・職種への転職であっても、異なる業界で身につけた経験・スキルが評価されるという回答もありました。

退職理由をきちんと準備して、企業が欲しがる経験・スキルをアピールできれば、2回目以降の転職でも不利にならずにすすめられるのではないでしょうか。