30代のUターン転職理由とメリット・デメリット【44人の経験者へ口コミ調査】

実家の事情や都会が合わないなどの理由から、Uターン転職を考えている人もいるでしょう。

一方で、周りにUターン転職を経験した人がいないため、

  • 実際のところ、Uターン転職ってどうなんだろう
  • 満足のいく転職ができるのかな…

と不安を感じるかもしれませんね。

そこで今回は、30代でUターン転職をした男女44人に口コミアンケート調査を実施。

  • Uターン転職をした理由
  • Uターン転職で感じたメリット・デメリット
  • Uターン転職して後悔・失敗したこと

について、リアルな実情を聞きました。

現在、Uターン転職を検討している人はぜひ参考にしてください。

【調査概要】

  • 調査対象:30代でUターン転職を経験した人
  • 調査期間:2020年12月3日~15日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:44人(男性32人/女性12人)

30代でUターン転職をした理由1位は「実家の事情」

30代 Uターン転職した理由

30代でUターン転職をした44人に「なぜUターン転職をしたのか」聞き、上位4位までをランキングにしました。

その結果、「実家の事情」が最も多く、30代Uターン転職理由の約3割を占めました。

次いで、「解雇・退職」「都会に疲れた」と続きます。

1位 実家の事情

  • 父親が他界し母親一人では心配だった(35歳 男性)
  • 母親の介護が必要になったから(37歳 女性)
  • 父親が体調を崩したり、実家を継ぐはずだった兄弟が継がずに結婚したため。自分自身も都会の生活に少し疲れていたので環境を変えたいと思った(30歳 男性)

「実家の事情」でUターン転職を決意する人が1位で、全体の約3割。

なかでも、「親の介護のため」「病気の親が心配」など、親の年齡や病気をきっかけにUターン転職する人が多いとわかりました。

また、「家業を継がなければいけない」「長男なので実家に戻らなければならない」といった理由でUターン転職をする人も。

30代のUターン転職は、本人の希望でないケースも多いことが伺えます。

2位 解雇・退職

  • 正社員で勤めていた会社を辞めてしばらくフリーターをしていたが、収入が少なく、貯えも尽きてきたため(30歳 男性)
  • 体調を崩し仕事を辞めて無職になったため、実家に帰ろうと思った(35歳 男性)

30代のUターン転職理由2位は、「解雇・退職」でした。

仕事を辞めて生活が苦しくなったり、新しい仕事が見つからなかったりしたため、「地元に戻ろう」と決断する人も多いようです。

また、体調不良や病気が理由で仕事を続けられなくなり、やむなく実家に帰った人もいました。

3位 都会に疲れた

  • 都会での仕事や生活に疲れたためと、失恋したため(32歳 女性)
  • 都会の仕事や、家族・親・友人と離れて過ごすことに疲れた(35歳 男性)
  • 窓のない狭い部屋に住んでいた。人間が住むような環境じゃなかった。自然が近くにないと無理(36歳 男性)

「都会に疲れてUターン転職をした」が3位。

都会の暮らしが合わない、仕事や人間関係に疲れたなどの理由があがりました。

都会は、満員電車や渋滞、狭い住宅など、地方に比べてストレスの多い環境です。

そのため、地方や田舎のゆったりした暮らしがすきな人にとっては、息苦しく感じるかもしれませんね。

また仕事面でも、地方に比べて労働人口が多いぶん、「競争が激しい」「能力の高い人が多い」といった面でストレスやプレッシャーを感じやすいと言えるでしょう。

30代でUターン転職して成功だった人は79%

30代Uターン転職成功

続いて、Uターン転職をしてよかったかを聞いたところ、「してよかった(43%)」「どちらかといえばよかった(36%)」を合わせ、79%が成功と回答しました。

「やむを得ない理由」や「不本意」でUターン転職をした人が多い一方で、結果的には転職してよかったと感じている人が大半であるとわかります。

30代でUターン転職して感じたメリットは「家族の近くにいられる」

30代Uターン転職をしてよかったこと

30代でUターン転職をしてよかったと回答した35人に「どんなメリットがあったのか」聞き、上位5位までをランキングにしました。

最も多かったのは「家族の近くにいられる」、2位は「よい仕事(職場)に出会えた」でした。

1位 家族の近くにいられる

  • 親の面倒を近くで見ることができる(32歳 男性)
  • 故郷に戻って精神的に楽になった。両親の近くにいられることでお互いに頼れるようになりよかった(32歳 女性)
  • ストレスがあっても地元の友人や家族に支えてもらえる(33歳 女性)

Uターン転職して感じたメリット1位は「家族の近くにいられる」でした。

Uターン転職の理由が「実家の事情」だった場合、親の面倒をみれたり、親に喜んでもらえたりすることで転職の目的を果たせ、満足度につながっていると思われます。

一方で、「家族に頼れる」「家族がそばにいると助かる」など、自分自身が実家の家族に支えられていると回答した人も多くいました。

2位 よい仕事(職場)に出会えた

  • タイミングよく求人があり、条件(給与面など)に妥協しなくてもよい会社に転職できた(33歳 男性)
  • よりやりがいのある仕事に就くことができた(34歳 男性)
  • 大学時代にバイトしていた会社から強烈に誘ってもらった。大切に扱ってもらえ、かつ、仕事も全国展開しているため、地元と全国とバランスを取りながら生活できている(30歳 男性)

2位は「よい仕事(職場)に出会えた」でした。

「以前よりも自分に合った仕事に就けた」「職場環境がよかった」という人は、Uターン転職をしてよかったと感じています。

また、一般的に地方の賃金は都市部に比べて低いですが、Uターン転職前後で給与が変わらなかった人は、転職の満足度が高い傾向にあるようです。

3位 精神的にラク/地元の友人に会える

  • 通勤面で身も心も楽になった(35歳 男性)
  • 都会が合わなかったし、やはり地元が心地よい(31歳 男性)
  • 地元ということで周りの人と話も合うし、仕事に行くにも遊びに行くにも動きやすい。精神的な安定につながった(30歳 女性)
  • やっぱり地元の方が実家から通勤できるし、友人もいるので落ち着いて仕事ができる(32歳 男性)

Uターン転職をしてよかったこと3位は「精神的にラク」「地元の友人に会える」でした。

地元での生活は都会に比べてストレスが少ないため、精神的にラクになったとの声が目立ちました。

また、気心の知れた友人といつでも会えることや、土地勘があることで私生活が充実し、精神の安定につながっている人も多いようです。

30代のUターン転職で後悔・失敗したこと

30代でUターン転職をしてよかった人が8割近くを占めたものの、2割の人は「後悔した」「失敗した」と感じています。

そして、後悔・失敗したと感じる理由の大半は、

  1. 地方は仕事の選択肢が少ない
  2. 地方は給料が安い

上記2つに起因しています。

1.仕事の選択肢が少ない

  • 東京で携わっていた仕事が地元にはなかった(35歳 女性)
  • 都内で働いていた時よりも給料が安く、仕事の選択肢も少なく、意欲的になれない(31歳 男性)

地方は、都市部に比べて企業の数が圧倒的に少ないため、「求人数が少ない」「職種が限定される」という現実は否めません。

東京から地方に拠点を移した場合、「これまで携わってきた職種自体がなかった」というケースも多いようです。そのため、

  • これまでのスキルや経験が生かせない
  • 新しい分野でゼロからのスタートになる
  • 興味のない仕事に就かざるを得ない

といったことが仕事への意欲低下につながり、「Uターン転職は失敗だった」と感じる要因となっています。

2.給料が安い

  • 収入は下がるし、親は世話するのが当たり前という態度で感謝どころかこき使われるハメになったから(31歳 女性)
  • 理想の給料ではなかった(30歳 男性)

給与が下がることも、Uターン転職を失敗と感じる大きな要因となっています。

特定の業種や職種を除き、地方は都市部より低賃金なのが現状。

地方は家賃が安く、人によっては都心よりも娯楽費が減ることもありますが、年収ダウンに納得できない人は不満が大きくなるようです。

30代Uターン転職で感じたデメリット1位は「選択肢・求人数が少ない」

Uターン転職するうえで感じたデメリット

最後に、30代でUターン転職をする際に感じたデメリットを聞き、回答数が多かった上位3位までをランキングにしました。

1位 仕事の選択肢・求人数が少ない

  • 地元は田舎なので、専門学校で身に着けた技術を発揮できる職場がなかった。それゆえ、やりがいをもってできる仕事を探すのに苦労した(35歳 男性)
  • 仕事があまりない、選択肢が非常に少ない(35歳 女性)
  • 都会とくらべて求人の量と質が乏しいのを実感した(32歳 女性)

「Uターン転職で後悔・失敗したとこと」の口コミでも挙がったように、仕事の選択肢や求人数が少ないのは、Uターン転職の大きな懸念材料となっています。

あらゆる職種・業種の仕事がある東京都内と違い、地方は仕事が限られてしまうからです。

また、企業自体の数が少ないため、募集している求人の絶対数も少ないです。

そのため、転職活動をしていて、

  • 自分のスキルを発揮できる仕事がない
  • やりたいと思う仕事がない
  • 求人数が少なく選ぶ余地がない

と感じる人が多いようですね。

転職活動がうまくいかない方は、リクルートエージェントdodaのような転職エージェントを利用するのも一つの方法です。

転職エージェントでは、「Uターンに絞った求人紹介」や「Uターン転職イベント」があるほか、「Uターン転職ならではのノウハウ」も教えてもらえます。

自力で探すよりも効率よく転職活動ができ、納得のいく転職先に出会える可能性も高くなりますよ。

2位 面接の日程調整

  • 仕事を進めながらの転職活動であり面接で現地に行くことが出来る回数も限られていた(34歳 男性)
  • 面接の日程を相手に調整してもらわないといけなくなる(37歳 女性)

Uターン転職では、面接の日程調整が大変だったとの声も挙がりました。

ただでさえ、現職との兼ね合いが大変な「働きながらの転職活動」。

Uターン転職となれば、距離の問題もあってより大変になります。

たとえば、東京都内の人が北海道や九州で面接を受けるとなると、連休を取る必要も出てきます。

会社に内緒で転職活動をしている場合、日程調整はもちろん、有給取得の口実づくりも難しくなりそうですね。

3位 面接の交通費

  • 面接のために数往復したので、交通費が痛手だった(33歳 男性)
  • 離れているので交通費が高く、何社も受けられなかった(31歳 男性)
  • 面接のたびに新幹線で移動するのが大変だった。日程調整もさることながら、交通費がかさんだ(34歳 女性)

日程調整と合わせ、面接時の交通費出費がツライとの声も聞かれました。

新幹線や飛行機での移動が必要な距離だと、1回につき数千円~数万円の交通費がかかってしまうからです。

面接が複数回あったり、1社で決まらなかったりした場合は、かなり痛い出費になってしまいますね。

複数社受ける場合は、できる限り面接日をまとめましょう。

また、転職エージェントでは「WEB面接ができる企業」「面接が1回のみの企業」なども紹介してもらえますので、相談してみてください。

あなたに最適な転職エージェントや転職サイトは以下でも検索できますので、ぜひご活用下さい。

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まとめ

30代でUターン転職をするきっかけは、「実家の事情」や「解雇・退職」といった本人にとって不本意な理由が多め。

しかし、「家族や友人と過ごせる安心感」や「都会に比べて精神的にラク」といったメリットも大きいことから、転職した人の約8割は結果的に「転職してよかった」と回答しています。

一方、地方は仕事の選択肢や求人数の少ないことが、Uターン転職の大きなデメリットとなっています。

  • よいUターン先が見つからない
  • Uターン転職のやり方がよくわからない
  • 自力での転職活動が難しい

と感じている方は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。